※ 本日の記事は、昨日の記事の続きですので、
まだ読まれていない方は、
ぜひ先に、2-31(←リンク) をご覧ください。
愛する妻 の出産準備と平行して、
僕は、育休の取得を開始するまでの2ヶ月間、
ミツカンの英国支店へ出社しました
ミツカンは、英国の食品ブランドであるサーソンズとブランストン等のオーナーとして、現地でビジネスを行っています。
※ 各ブランドの説明については2-27をご覧ください。
英国には2つ工場があり、現地法人には数百名の英国人社員がいます。
僕が赴任した当時、直属の上司は英国外への長期出張中であったため、初めてお会いしたのは、赴任からしばらくが経ってからでした。
そんなこともあり、まったく人手が足りていない様子で、僕の仕事は多くありました。
ちょうど、英国支店の事務所の移転のタイミングと一致したため、分厚い英文契約書を短期間で日本語訳しなければならず、駐在員である僕が中心となって、現地のチームのメンバーと、大急ぎで期日までに作り上げました。
実は、
これは、僕がミツカンに入社してから、研修ではない位置づけで、初めて行った担当業務でした。
短い期間でしたが、チームメンバーの方々のことはよく覚えていますし とても充実した時間であったと思います
もっとも…
後になって、
僕のこの2ヶ月間の業務について、驚愕の事実が発覚しました
これについて少しだけお話致します。
※詳しくは、追ってお話致します。
以下は、
息子が生まれて
その後すぐに、養子縁組書類に無理やりサインをさせられ
さらに、その後に起きた事件のお話です。
※4ヶ月後のお話ですので、時系列にご注意下さい。
それは…
2014年12月、愛知県のミツカングループの会議室で、
義父、●●川社長、K島常務、僕、の4名で行われた会議の場でした。
義父(ミツカンの代表取締役会長)は、ミツカンの社長と常務に対して、
”育休前の2カ月間” 大輔に仕事をさせるな、
との指示を出していたのに、なぜ、英国で、大輔を出社させていたんだ!
との趣旨で、
●●川社長 と K島常務を叱りつけました。
部下2名が指示通りに動かなかったことに、
義父が激怒したのです
●●川社長は、このような指示があったことを認めたのですが、一方の、K島常務は、指示の認識を間違えたようで、
イギリスに行った時に(大輔君が)仕事をしてはいけないという話は、認識できておりませんでした。むしろ仕事をするという認識の中で私は周囲とお話をしておりました。私自身の認識が全く間違っておりました。
と、義父に謝罪していました。
それらを聞いた、義父はさらに激昂しました。
何を言ってるんだ!!
この時の、僕を含めた出席者全員は、心の中では、
さすがに その命令はマズいのでは
と思ったはずです。
「社員に仕事をさせてはいけない」という命令は、およそ企業として非合理的な命令で、就業規則違反どころか、コンプライアンスの面でもアウトです。
オーナー 兼 代表取締役会長であればどのような命令をしても許されるのか、
僕は、大いに疑問です。
さらに言えば、本来は…
部下である 社長と 常務は、
会長!
さすがにそれはコンプラ違反ですので、
マズくないでしょうか?!
と諫言(かんげん)すべきですが、
それすら出来ず、逆に謝罪させてしまうほどの 絶対的権力なのです。
先日の例え話である、
お殿様への、
◆ 絶対服従
◆ 逆らうものは切腹
◆ 「主君に対する諫言(かんげん)は一番槍(やり)よりも値打ちがある」(徳川家康)
といったエピソードを裏付けるような事件だと言えるのではないでしょうか。
※詳しくは2-29(←リンク) をご覧ください。