※ 本日の記事は、昨日の記事の続きですので、
まだ読まれていない方は、
ぜひ先に、2-30(←リンク) をご覧ください。
ロンドンは、北緯51度にあり、札幌の42度よりもさらに北です。
実は、樺太と同じくらい北なのです
そのため、ロンドンの6月は日が長く、日の入りは午後9時過ぎです。
日が長いうえ、気候が爽やかなので、とても快適で、
さらに、
ガーデニング
が盛んなお国柄であり、街の家々のお庭には綺麗なお花が咲いていました。
食べ物も、この季節はフルーツの種類が豊富で、いちご やぶどう等が安くて美味しかったです。
僕達夫婦がロンドンに移住したのはそんな季節でした。
僕は、
とても素敵な国だな
と思いました。
今でも、ロンドンで過ごした、家族との思い出を振り返る時は、この季節です。
さて…
ロンドンに移住した僕達夫婦は、先ず、出産の病院を決めるために、色々と見て回りました。
英国には、
NHS(National Health Service)という公的医療制度があり、国民や居住する外国人に原則無償で医療を提供しています。
「ゆりかごから墓場まで」面倒を見るという、かつての大英帝国のプライドとも言うべき、高い理想のもとに作られた社会保障制度で、出産費用も無料です。
一方で、NHSとは別の、プライベートホスピタルと呼ばれる、私立病院もあります。
それぞれが長短を持っていて、使い分けられているのですが、詳しい説明は割愛致します。
NHSにはとても良い雰囲気の病院があったので、僕達はとても悩みましたが、最終的には、妻が気に入った私立病院に決めました。
決め手は、ドクターでした。
そのドクターは、英国人の女医さんで、テキパキとお話されるプロフェッショナルでありながら、僕達に安心感を与えて下さる優しい雰囲気をお持ちでした。
大変素敵な方で、
海外ドラマの女医さん役に出てきそう
といった感じでした
慣れない海外での初出産でしたので、妻が気に入った病院とドクターを見つけることが出来て、僕はホッとしました。
その後の、定期検診にも、僕は必ずと行っていいほど同行しましたが、お腹の赤ちゃんの成長は順調でした
他方で…
すでにお話したとおり、僕は、育休を1年間取得するように命じられていましたので、渡英から出産予定日までの2ヶ月間は、ミツカンの英国支店に出社しました。
ミツカンは、”出産と同時に” 育休の取得が可能 というルールがありましたので、これに従ったのです。
この2ヶ月間の仕事は、
とても忙しくて、充実していました