久々のアジング考察
今回のテーマは・・・
【アジングロッドにおけるチタンティップ】
1年半前からチタンティップ(形状記憶合金)のアジングロッドを試作、組み上げて発信してきたが日本各地でチタンティップのアジングロッドビルダーが激増!
ブロガーのみならず色んな方から質問を受けたり、自分なりに独学でビルドされてる方も多い。
過去記事に【チタンティップの特性】みたいな記事を書いたけど・・・
今となってはチョッと自分の認識が変わったり・・・
ビルダーの方の認識が間違ってたり・・・
なので、これまでに感じた事、誤った認識等、
【アジングロッドにおけるチタンティップの特性】
をまとめてみたいと思う。
テーパー付チタンティップの種類は4種類
● 先径φ1.5-0.7×300㎜(先端より200㎜テーパー)
● 先径φ1.5-0.7×250㎜(先端より170㎜テーパー)
● 先径φ1.2-0.7×210㎜(先端より140㎜テーパー)
● 先径φ1.0-0.7×200㎜(先端より110㎜テーパー)
全て使ってみた結果
ブランクとの相性も有るが、青字のモノが一番汎用性が高い。
【チタンティップの特性】
◎振動の減衰率が低い=反響感度が高い
◎カーボンソリッドの約1.8倍の比重=重い
◎超弾性である=良く曲がる
◎低温域で性能低下?
等々色々あるが、アジングロッドに搭載するにあたり1番のメリットになるのが
これまで何回も書いたけど・・・
【曲がるのに反響感度が高い】
という事。
何故?これが最大のメリットなのか?
軽量リグの微テンションの変化や潮流の変化、抜けのバイト(食い上げバイト)
これを感じる為の性能はパッツン系は×
しなやかなティップが絶対条件である。
チタンティップならではの性能と勘違いされているのもが↑これ
この性能はチタンティップでなくてもOKなのである。
というか、以前にも書いたがスカスカの磯竿のカーボンソリッドの方がこの性能のみを求めるならば上な訳で。
じゃあ何故?チタンなの?
ここが問題。
こんなに曲がるチタンティップ
この曲がりと同じようにカーボンソリッドでティップを作れば、微テンションや潮流の変化、抜けバイト等、チタンティップよりも性能は出しやすい
それは軽いから。
しかし!
それをカーボンソリッドティップでやってしまうと
反響感度が激的に低下する。
明確なバイトは出ずらく、面白くないロッドになってしまうのである。
要するに、チタンティップだからこそ
【微テンションや潮流の変化、抜けバイトを感じる性能】
でありながら
【明確な反響系バイト感知性能も高い】
これが【アジングロッドにおけるチタンティップ】の最大のメリットであり、今のところ他の素材では絶対に出せない性能。
これまで同じ事を数回書いてきたけど?
了解?しましたでしょうか???
【抜けバイト】がチタンだと感じ難い。とか言われる方。
それは・・・
ぬるいロッドならば【テンション抜け】だけしか伝わらなかったバイトが、チタンティップロッドだと【反響感度】としても伝わっているから。
反響感度の低いロッドは【抜けバイト】において反響は伝わらず、正に【抜ける】だけ。
ボトムにあるリグを上から持ち上げるようなバイト、若しくは水中に有るリグを食い上げるバイト
そんなバイトでも物理的に【反響】として伝わっているハズなのだが、軟らかいソリッドティップだと全く感じることなく【抜け】しか伝わってこないという事である。
ここまでOK??
さて、特性の中のデメリットである【重さ】
カーボンソリッドの約1.8倍の重量だが、アジングロッドのソリッド部の平均的な長さは30㎝
チタンティップは平均して16㎝前後
という事で、重さのデメリットは少ない。というか最近は殆んど重いデメリットは感じた事は無い。
【低温域の性能低下】について・・・
実際に5℃以下で使用したが、特に不具合は感じる事は無かった。
それでもと思い・・・
チタンティップを自宅の冷凍庫に30分放置
取り出して即、曲げたり、弾いてみたりしてみたけど特に変化は感じなかった。
後、【飛距離が出る】という事も書いたことは有ったが・・・
今となっては検証不足でした!
同じブランクで比べた場合特に変わり無い。
ティップが硬い分、ブランクによってはソリッドが飛距離が出る事も。
【ガイド接着強度】について・・・
チタン部に足付け無しで瞬間接着材で固定
スレッド糸を巻いてその上からまた瞬間接着剤を塗り
その後普通にエポキシコーティングすれば、かなり強度は出る。
しかしながら、通常の強度までは至っていないので、誰か良い方法が有れば情報交換宜しくお願いします。
長くなってきたので・・・
【チタンティップロッド】を使用して誰でも感じる事が出来るのが
【反響感度】
これは、【カレーライス】と【ハヤシライス】くらい誰でも解るほど大きく違いを感じる事が出来る。
ただ、それだけならばチタンティップでなくてもパッツン系でも遜色無いバイトは得られるハズ。
重要なのは他の素材では出せない性能、反比例する性能【反響感度】と【テンション感度】を融合させたロッドであること。
【反響感度】はチタンティップを使うだけでOK!
【テンション感度】を出す為には・・・
これが厄介であり・・・
ティップが軟らかければ良いというものではなく、ある程度ベリー~バッド部までが柔軟でなければ
【テンション感度】が出ないのでは?
そうなると『ダルいロッド』となりイマイチ気持ち良くないロッドになるのだが、どれだけ作っても・・・
『ベリー部の柔軟性』が無いと【テンション感度】が出ないのが今の答えである。
という事で・・・
まだまだ可能性を秘めている【チタンティップロッド】
アジングロッドに限らず、ティップランエギングロッド、タイラバロッド、トラウトロッド等、チタンティップが活きてくるジャンルのロッドも多々あると感じる。
一端ハマると抜け出せなくなるほど楽しい【ロッドビルド】
自分の求める性能を鮮明に描いた上で色々と考えながら其々の【俺のアジングロッド】を作ってみては??
オマケ
【至高のプロト】がプロトではなく、【本チャンロッド】へ。
そのパーツが届いたので2本同時進行中!!
今日の【名言】
独創的な新製品をつくるヒントを得ようとしたら、
市場調査の効力はゼロとなる。
大衆の知恵は決して創意などはもっていないのである。
大衆は作家ではなく、批評家なのである。
- 本田宗一郎 -
実業家、技術者、本田技研工業の創業者 / 1906~1991
おしまい


