そんな中、先週は外房へGo!
高速は通行止めで山越えで3回位死にそうになったが…
18時間ぶっ通しでロッドを振った感じ
現地ではゴリさんや、まぁさんとマッタリアジング。
さて今年一発目の【海猿的アジング考察】
今回のテーマは…
【アングラーが陥りやすい勘違い】
前記事で少し触れた内容で、アジングに限った事ではないが何故かアングラーは不確定要素満載な状況での釣果や原因やメソッドを決め付けたがる習性がある。
例えば…
『今日はクリアーにしか反応しない』
『05㌘じゃないと食わない』
『リトリーブじゃないと食わない』
『フリーフォールじゃないと食わない』
『○○メソッドじゃないと食わない』
等々…
はぁ…
何故そういう風に考え、情報発信するのだろう?
正に擬似科学と自己欺瞞と自己顕示の賜物だな。
で、最近頂いた質問を例に考察してみる。
A氏
『とある方のブログで見たのですが、○○のメーカーのジグヘッドじゃないと釣れないって言うのですが?』
『本当なのですか?どうなんでしょう?』
猿
『はい???』
『結論から言えばそんな事は絶対に有り得ないですよ』
『その方は腕は確かなのですか?』
A氏
『腕は定かでは有りませんが、某アジングカップでは何時も予選敗退してるみたいです』
猿
『でしょうね…』
『その方は頭が悪いか、腕が悪いか、欲が強いのでしょう』
『そんな事を発信する事態、大した経験も実績も出した方じゃないと思いますが?』
と、こんな質問を頂いた訳だが…
これは正に【勘違い】か【自己欺瞞】もしくは【自己顕示】からこんな話になったのだろう。
とある方をC氏としよう
C氏は何故この様に感じたのか?あるいは他の何かの心理によってそんな事を発したのか?
自分が考えるに…
【知ったかぶり】をしたくなるのが自分を含め釣り師の習性。
こと雑誌や有名アングラーはパターンを決めつけ、それを発見、攻略したかの様な情報を垂れ流す。
そうすると一般アングラーは・・・
凄い!この人!!
となるのである。
これは業界を潤したり、そのジャンルの釣りを盛り上げたり、有名アングラーの立ち位置を確保するために必要不可欠な事であるのは我々一般アングラーは理解せねばなるまいかと。
しかしながら、理解しない一般アングラーは真似事をする。
有りもしないパターンやメソッドを駆使、はたまた発見した!そして釣果出した!という【知ったかぶり】を他へ発信する事で
『この人凄い!』
と思われたい心理が働くのであろうかと。
この心理は当然自分自身にも少なからずあると思うが、例えば『某メーカーのJHでしか釣れません!』とか『このカラーでないと釣れません!』などといったバカげた発信はする事は無い。
このような心理は【自己顕示欲】からなされるものだろう。
でなければ・・・
【某メーカー信者】からくる自己欺瞞と【組織的強化 】的思考からであろう。
もしくは・・・
単なる勘違いと単なる腕の無さ
あまりにもレンジの再現が出来ないアングラーは陥り易い勘違いであるし、魚が少ない場合も勘違いが起こりうる。
たかだか数匹程度の釣果を1度だけの釣行の結果で知ったかぶって判断すること自体バカげた話であるのは明白である。
以上が、C氏の発する頓珍漢理論の原因だとA氏には話してみた。
大自然の中で不確定要素が多数ある【釣り】というものを【検証】し【確証】を得てその【答え】発するには慎重でなければ胡散臭い薀蓄で終わってしまうのである。
がしかし!!
釣りの楽しみ方の1つに・・・
【仮説】をたて、【検証】し、【思い通りの釣果を出す】というものが有る。
特にゲーム性の高いルアーフィッシングでは楽しみ方の大きなウエイトしめるのかもしれない。
Bassトーナメント等では特にその能力が必要とされているし、そういった情報が耳に入る事が多いので影響も受けやすい。
ソルトフィッシングとBassフィッシングの大きな違いはフィールドである。
必ずバスはその湖なり、ダムの中に居る。
季節や水温、風、ベイト、等、状況によりある程度はバスという魚の行動パターンは発見できるかもしれないが・・・・
しかしながらソルト、特に回遊魚であるアジは居ない事も有るし、行動パターンや捕食パターンってなものを軽々しく語るのはナンセンスではなかろうか?
それを有りもしない【パターン】に無理やりあてはめ【知ったかぶる】のが今のルアーフィッシングの風潮と感じる。
だがどうだろう??
色んな釣りを眺めてみると・・・・
かつて一般アングラーを驚愕させたその【知ったかぶり理論】や【メソッド】は数年後には・・・
色んなジャンルの釣りで覆されているのである。
という事で・・・
釣りの楽しみ方は多々有るけれど、真に【釣りという行動自体を楽しむ】事が真の釣り好きだと自分は考えるのである。
お題の
【アングラーが陥り易い勘違い】
話の方向性はズレた感は有るが【検証不足】や【自己顕示】でおかしな理論をぶちまけるのは結構なのだが、これを読んでいるアングラーには是非とも真実を見極めるアングラーで在ってもらいたいし…
自分自身も【釣りという行動自体を楽しむ】事を最優先にしながら真実を求めてアジングを楽しみたいと思う。
おしまい。
オマケ
性能はさておき、おそらくブランクの硬さは日本一であろう今回のロッド
アホみたいなガチガチブランクにカーボンソリッドを52㎝使ってのあり得ないロッド
スレッド巻いたらチョッとええ感じになってきた!!

