なんできちんとしないの！
ちゃんとしてよ！
こんにちは。なかまきひさえです。
私の口ぐせのひとつ。
「ちゃんとしてよ」
何故、そんなに主人に
ちゃんと、きちんとを…求めるんだろう。
自分のことなのに、求めるその理由が…分からない。
理由なんてあるの？
ただ単に、ちゃんとして欲しいって思ってるだけ。
…だと思っていた。
でも、実は…
気付かなかったけど、私にはずっと恐怖がつきまとっていた？
それは、父の影。
私の父は、典型的なダメンズ。
そのせいもあり、両親は上手く行かず、家庭崩壊。
そして…ついに離婚。
人は心の奥に怖さにつながるものがあると、
無意識にそれを避ける行動を取る。
なぜそんなにも主人に、ちゃんとして欲しいと思うんだろうね。
普通はちゃんとして欲しいって、思うでしょ？
時間を守ってよ。
ちゃんと片付けてよ。
言ったことは実行してよ。
返事はちゃんとして。
それが出来ない主人をどうにか自分の思うようにしたくて、
グチグチ言ってました。
グチグチ言って喧嘩になる。
それはそれでイヤだから、
そのうち…
片付けてよ…と言いたいのに、
揉めるのが嫌で言えなくなった。
言えないけれど、私は態度で不機嫌丸出しでした。
こんな毎日が居心地いいはずない。
私が我慢していれば、ケンカにはならない。
でも我慢には限界が来る。
イライラの日々。
私の我慢でどうにか夫婦生活が成り立ってる。
そんな辛い心境。
この状況って、だれがどう見たって、
ちゃんとしてない主人が悪いでしょ。
ねっ？そうでしょ。
でも実は…これがしくじり妻の思考
この思考を持ったままだったら、今頃、夫婦崩壊だっただろうね。
それは避けたい、
だから自分と向き合うのです。
主人がちゃんとしてくれないと…どうなるんだろう？
主人がちゃんとしないと、私はどうされたと感じるんだろう？
自問自答です。
そうすることで、だんだん見えてきます。
主人に…父を重ねようとしていた。
重ねていたんですね。
きちんとしてなきゃ、ちゃんとしてなきゃ、
幼少期のめちゃくちゃな父との生活が思い出されて、
家庭が壊れるんじゃないかと、怖かった。
子供のころは父に
「ちゃんとしてよ！」 なんて言えない。
そんなこと言って、父の機嫌を損ねたら、私は捨てられる。
実際はそんな事なんてないのに、その恐怖が常にあって、
子供のころの私は、怯えていた。
嫌われる事の怖さ。孤独になる怖さ。
イヤだけど我慢することで、私の居場所は確保される。
そんな過去と向き合う事で
わかったこと。気付いたこと。
過去の出来事は変えられない事実。
その事実をどう捉えていたのか、
そしてその捉え方は真実だったのか…？
それを丁寧に掘り下げる。
そして、自分と向き合う事で、解放されていく感情がある。
そして、思考が変換されていく。
夫婦関係をぎくしゃくさせてしまっていた、私の思考のクセが、
幼少期の父との関係でつくられていた。
まさか…ですね。
潜在意識の中にはそれが隠されています。
気付けて良かった。そう思います。
では。
また。