WASAI ハーフラックが家に到着して1ヶ月が立ちました。
私はパワーラックがずっと欲しかったのですが、価格も高く、また設置スペースもかなり必要なので、転勤族には無理と、ほぼ諦めておりました。
WASAIのハーフラックは、ハーフラックという、新しい概念により、低価格、かつ省スペースでパワーラックの機能を実現しています。これにより、パワーラックは私の中で完全に不要になってしまいました。
使い始めて1ヶ月たったところでのレビューをしたいと思います。
まず、アイコンではそこまでの存在感はありませんが、実物の存在感はかなりあります。6畳の部屋ですと、ベンチも含めると、完全に部屋を専有してしまいます。
ただし、ベンチを折りたたみ式にすれば、そこまでのスペースを専有しません。そもそも、この部屋にパワーラックの設置は絶対に無理です。
まず、懸垂ですが、この写真のセッティングで懸垂をやると、ベンチプレスのシャフトと体が干渉してしまうので、一旦、シャフトをセイフティーバーに移動させる必要がありました。
ウェートを含めると総重量70kgのシャフトをラックの高さからセイフティーバーに下ろすだけの筋力はないため、一旦、ウェートを外す必要があります。これが地味に面倒くさいです。
そこで、この構造なら単に懸垂バーの位置を逆につければいいのではと思い、つけ直しました。
この状態であれば、後ろにまわって懸垂をすることで、ベンチプレスのシャフトをそのままにしても懸垂ができます。懸垂をしても、振動などはそれほどなく、安定して懸垂ができます。
ただし、懸垂バーにスポンジがついていないので、結構手が痛いです。このため、私は手袋をして懸垂をしております。
次にベンチプレスです。私はファイティングロードの180cmのシャフトを使っています。寸法的にはバッチリです。ただし、バッチリすぎるのです。
写真のように、プレートとラックのクリアランスが30~40mmしかありません。このため、ラックに戻す時は微調整が要求されるので、あまり限界まで追い込む重量はセイフティーバーがあるとはいえ、チャレンジできません。
180cmの長さは問題ないのですが、プレートとラックとのクリアランスがもう少しあるシャフトを購入したほうが良いと思います。
また、ハーフラックの内側の幅が98cmですが、これは170cmの私に取っては少し狭いです。ラックに戻す時に手を挟んでしまうので、ラックからのグリップの距離も5cmは空ける必要があります。
よって、ハーフラックの幅98cmから、グリップのマージン5cm×両手分を引くとベンチプレスのシャフトを掴むスタンスは88cmがほぼ最大となります。これは人によっては結構ナローなグリップになるので、重要なポイントかと思います。
私はギリギリ大丈夫ですが、重量を重くしてチャレンジする場合は、ワイドスタンスを取りたいのですが、これ以上は無理です。これは、結構盲点でした。
次はスクワット。まず、作業場を確保するために、ベンチをどかします。その後で、ベンチプレスポジションのラックの高さを変えるため、ベンチプレスのシャフトをセイフティーバーに移動させます。
そのまま移動できれば良いのですが、私の筋力ですと危ないので、30kgまでウェートを落してから移動させています。

移動させたあとで、ラックの位置をスクワットポジションに移動させ、そこにシャフトを移動させて準備完了です。ちなみにスクワットパットは100均で自作しました。

スクワットを行うこと自体は全く問題ありません。問題はベンチプレス同様にラックに戻すときです。
ウェートとラックのクリアランスがほとんどないので、結構ぶつけてしまいます。かみさんにうるさいと怒られています。
ディップスはベンチプレスのシャフトを付けたままでできます。ディップスはかなり安定していて、ラックの揺れはあまりありません。最近ではディップス10回3セットを筋トレの仕上げにやるようにしています。
ちなみに、ベンチもWASAIさんのMK035を使っています。ハーフラックとの相性は中々です。
こちらは思いの他大きいのですが、レッグエクステンションやローイングができるのが良いです。かみさんもちょこちょこ使っています。
コロナによってスポーツジムや公共施設の筋トレ設備も使用することが難しくなり、しかも、この状況は長期に渡ると考えています。
このため、今回ご紹介した筋トレセットは、「WITH コロナ」を見据えると、筋トレ愛好家にとっては標準になっていくと思います。
また、通常のパワーラックは安くても5万円以上はしますので、その半額以下でこれだけの設備を揃えられたことに満足しております。
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