げんこつ | ★★片想い10年ロック★★

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ハッピー片想いは片想いをたしなむための作法です。

 

フィクションです。

 

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小学3年生のときの

担任のY先生は

叩く先生でした。

 

忘れものをしたら

名前の数だけ

 

げんこつで

頭を叩かれる。

 

宿題を忘れたら

名前の数だけ

 

げんこつで

頭を叩かれる。

 

女性の先生でしたが

このげんこつが痛い。

 

「先生の手も

 痛いんだよ!!」と

毎回おっしゃってました。

 

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「名前の数だけ」

というルールが

 

8歳の私には

納得できなかった。

 

ほかにも納得を

しちゃいけない

ルールだらけだけど。

 

私は名前が5文字で

叩かれるときは5回。

 

たとえば名前が

「こいずみじゅんいちろう」

だとしたら

 

叩かれる数が

11回になる。

 

おかしくない?

不公平すぎない?

 

私の場合の軽く

2倍を越えていくよ?

 

その不公平感について

先生に抗議したところ

 

ちゃんとその分でも

5回叩かれました。

 

口ごたえの罪(笑)

 

↑こういうところも

納得できなかった。

 

当時の私はそれが

正当な主張だと

信じていたし

 

私は5回で済むけど

名前で回数が違うの

どうやっても変よ?と

 

毎日毎日

納得いかなかった。

 

それがたとえば

宿題忘れは5回とか

 

忘れものは3回とか

全員共通であれば

まだ意味がわかる。

 

というかげんこつで

叩かれたからと言って

 

忘れるときは忘れるし

宿題やらない子は

やらないと思う。

 

げんこつでなんとか

なる問題ならば

 

はじめからほとんど

なんとかなっていると

思えてならない。

 

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Y先生のおかげで

げんこつで真上から

頭を叩かれると

 

これくらいの痛みを

感じるのだと

知ることができました。

 

そしてY先生は

保護者の前では

 

まったく別の声で

別の話しかたを

される先生でした。

 

そういったことも

学ばせて頂きました。

 

感謝しています。

 

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フィクションです。