あれはいつ頃の歌だったのか(秘書ひしょ) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

あれはいつ頃の歌だったのか(秘書ひしょ)

先週1月3日の秘書ひしょに、「助けて給れ」という歌の歌詞をのせましたが、


「この歌はいつ頃の歌か」という問い合わせメールを頂きました。


そこで、しらべてみました。


この歌を作ったのは照屋林助さんという人で、沖縄ポップカルチャーの第一人者。


ウィキペディアによると、終戦直後、難民収容所で悲しむ人々の間で、仲間とともに「生き残ったことをお祝いしよう」と歌を歌いながら呼びかけ、村々を巡って芸を演じたのだそうです。


そして、1957年には「ワタブーショー」を結成して、パロディーや歌謡、洋楽などを盛り込んだ、可笑しくも含蓄の深い漫談で長年に渡って観客を魅了したとのこと。


では、


「年とりゃ どこのどなたでも

 年金だけが頼りです

 我らが年寄りなるまでも

 ちゃんともらえるでしょうかねー」


という照屋林助さんの「助けて給れ」はいつ頃の歌なのか。


国民皆年金は1961年、基礎年金導入は1985年。


問い合わせメールの方は、80年代の歌ではないかと推論されておりました。


そこで、関係者の方に確認したところ、


事実、1980年代に歌っていた曲、25年くらい前の曲、とのことです。


ちなみに、その後、この照屋林助さんは、1990年、沖縄市で「コザ共和国」独立宣言をしたり、水虫薬のCMに出たり、晩年もユニークだったようですが、2005年にお亡くなりになっています。


そして、2007年に、あの年金記録問題が明らかになるのですが、


代議士が会長の「生活安心保障研究会」などを通じて、


「社会保障カード」「社会保障番号」をしっかりと制度設計することで、


今度こそ、80年代の林助さんの問いかけに応えたいものです。


その上で、 「時代を元気にするのは、スマイルとジンブン( 知恵)です!」 と言い切れる、


明るい社会にしていきたいものです。


というわけで、1月3日の記事には、80年代の歌であることを、明記させていただきました(なお、照屋林助さんの「助けて給れ」は1998年に「平成ワタブーショー3 スマイル~沖縄の笑い」というタイトルでリリースされましたが、既に廃盤とのことです。現在は、「御花米」の「助けて給れ」がCD化されています)。