直近の世論調査について(中川秀直) | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

直近の世論調査について(中川秀直)


下記の産経・FNNの合同世論調査から次のことが読み解ける。

「いま衆院選が行われるとしたら、比例代表でどの政党、政治団体に投票したいか」で、大阪維新の会が23・8%となり、自民党21・7%、民主党17・4%を抜いて、いきなり第1党に踊り出た。同調査の「橋下徹大阪市長率いる『大阪維新の会』が次の衆院選で、国政に影響力を持つような議席をとることに期待するか」で、期待する62・0%が現実化した。

国民が今後の争点として求めているのは、景気・経済対策(26・8%)である。

自民党総裁選では、まず、景気・経済対策が語られなければならない。

政権交代後の政権は、デフレ下でも消費税率の引き上げをするのか否か。

人口減少社会ではデフレは容認しなければならないのか。

来年の日銀総裁にはどのような人を据えるのか。日銀法改正は必要ないのか。

どうすれば景気は良くなるのか。

こうした問題について語る総裁選でなければならない。

(9月4日記)




(参考)産経・FNNの合同世論調査(9月1,2日)の結果(数字は%、カッコ内は前回7月14,15日調査結果)

問 野田内閣を支持するか

支持する26・6(29・1) 支持しない62・6(60・9) 他10・8(10・0)
問 どの政党を最も支持しているか

民主党12・2(13・7) 自民党17・1(16・9) 国民の生活が第一2・5(3・7) 公明党3・1(2・6) みんなの党4・2(4・4) 共産党1・9(2・5) 社民党0・9(0・7) 新党きづな0・1(0) 国民新党0・4(0・5) 新党大地・真民主0・1(0・2) たちあがれ日本0・8(0・3) 新党改革0・1(0) その他の政党3・5(2・0) 支持政党なし51・9(51・6) 他1・2(0・9) 

問 参院で野田佳彦首相の責任を問う「問責決議」が可決されたが

≪野田首相が問責を受けるのは仕方がない≫
思う67・2 思わない26・9 他5・9

≪決議には法的拘束力はないので、野田首相は特に対応を取る必要はない≫
思う49・6 思わない42・5 他7・9

≪消費税率引き上げ反対や、民主・自民・公明3党の合意を批判する問責決議案に自民党が賛成したことは適切だ≫
思う38・8 思わない52・5 他8・7

問 島根県の竹島や沖縄県の尖閣諸島などをめぐる最近の動きについて

≪韓国の李明博大統領が竹島に上陸したこと≫
容認できる8・2 容認できない88・2 他3・6

≪「天皇陛下が韓国を訪問したければ謝罪すべきだ」との趣旨の発言を李明博大統領は撤回すべきだ≫
思う90・1 思わない6・2 他3・7

≪政府は韓国に対して経済・金融面での対抗措置を取るべきだ≫
思う59・8 思わない32・2 他8・0

≪尖閣諸島に不法上陸した香港の活動家らを強制退去としたことは適切だ≫
思う57・5 思わない38・2 他4・3

≪尖閣諸島を国有化する野田政権の方針≫
賛成73・4 反対15・5 他11・1

問 9月に民主党代表選と自民党総裁選が予定されている。次のことに期待するか。

≪民主党代表選で野田首相が再選≫
期待する29・7 期待しない63・9 他6・4

≪自民党総裁選で谷垣禎一総裁が再選≫
期待する14・2 期待しない80・2 他5・6

問 野田首相と自民党の谷垣総裁を比べると

≪首相にふさわしい≫
野田首相45・2 谷垣総裁21・3 他33・5

≪政治家としての指導力がある≫
野田首相42・5 谷垣総裁24・5 他33・0

問 民主党代表は誰がふさわしいか

赤松広隆0・3 枝野幸男10・2 岡田克也13・4 玄葉光一郎3・3 仙谷由人1・0 田中真紀子7・8 野田佳彦16・1 細野豪志3・0 前原誠司18・0 その他の民主党議員11・4 他15・5

問 自民党総裁には誰がふさわしいか

安倍晋三17・3 石原伸晃14・2 石破茂20・6 小池百合子2・7 小泉進次郎9・8 河野太郎5・0 谷垣禎一6・3 林芳正0・7 町村信孝1・9 その他の自民党議員10・9 他10・6

問 年金などの社会保障の財源として、消費税率を平成26年度に8%、27年度に10%に引き上げる社会保障と税の一体改革関連法が成立したことを評価するか。

評価する48・1 評価しない47・8 他4・1

問 次の衆院選はいつ頃行うのが適切か

今国会会期中に解散し、すぐに行うべきだ19・1
秋の臨時国会で年内に行うべきだ35・9
来年前半に行うべきだ10・6
来年夏の衆参ダブル選挙として行うべきだ30・8
他3・6

問 いま衆院選が行われるとしたら、比例代表でどの政党、政治団体に投票したいか

民主党17・4(20・3) 自民党21・7(24・5) 国民の生活が第一4・4(6・5) 公明党3・3(3・5) みんなの党3・3(8・3) 共産党3・2(4・2) 社民党1・1(1・2) 新党きづな0・1(0・0) 国民新党0・3(0・6) 新党大地・真民主0・4(0・3) たちあがれ日本0・6(0・7)新党改革0・1(0・1)大阪維新の会23・8(-) その他の政党9・7(19・6) h化10・6(10・2)

問 次の衆院選の争点として最も重視するのはどれか

政権交代6・3 景気・経済対策26・8 医療・年金などの社会保障19・9 消費税率引き上げ4・8 原発政策7・4 外交・安保政策7・3 TPP1・7 無駄の削減8・6 決められる政治の実現4・4 国と地方の仕組みの抜本的な変革5・0 その他5・3 他2・5

問 橋下徹大阪市長が率いる「大阪維新の会」が次の衆院選で、国政に影響力を持つような議席をとることに期待するか

期待する62・0(60・5) 期待しない34・5(36・2) 他3・5(3・3)

問 衆院小選挙区の「一票の格差」を是正する前に衆院の解散・総選挙をすることは適切か
思う39・4 思わない47・7 他12・9