動詞にヌマる | 『ドラマチック★ヤンゴン』ミャンマーリアルライフ

『ドラマチック★ヤンゴン』ミャンマーリアルライフ

ミャンマーのヤンゴンに在住9年目。

日本語を教えていると生徒からいろいろな質問がきます。

 


今回の生徒からの相談(質問)は、

私は動詞2つの言葉が苦手です、、、」

「友達(外国人)はそれをよく話すので、日本語が上手に聞こえます」

ーとのこと。

 

この説明を日本語で話してくるレベルなので、

「あなたは充分上手よ!」と思うのですが、

(現在N2勉強中)

この生徒はいつも良いところに気がつくので、こちらも細かく教えます。



 

生徒のいう「動詞2つの言葉」とは、『複合動詞』と呼ばれる品詞。

 

複合動詞には種類があるのですが、例えば、、、

 

・形容詞+動詞 (高過ぎる、長引く)

・名詞+動詞  (旅立つ、手放す)

・副詞+動詞  (ぼんやりする、にこにこする)

・動詞+動詞  (振り回す、動き始める)

 

こんな感じに「動詞」の前に別に言葉(品詞)がついて一つの言葉になるものです。

 

生徒は「動詞+動詞」のことを言っていて、

例にあるような「振り回す」「振り切る」「振る舞う」など

最初の動詞が同じだとさらに混乱するようです。

 

特に「振る舞う」は「振る舞い」と「舞う」が「舞い」と名詞に変わることもあるので、

さらに「???」となるようです。

意味が増えますね。

 

 

私もなるべく理解しやすいように説明するのですが、

生徒も私も『動詞にヌマっている』という話でした。

 

日本語は覚えるだけの勉強ではなく、調べ始めると底なし沼です。

 

「雨」も、「小雨(こさめ)」「雨音(あまおと)」「雨女(あめおんな)」と、

音が変わる法則(理由)もあるのですが、

それを「暗記しなさい」と教えるのか、理由を説明するのか、また違う方法で説明するのか、、、

 


外国人だとそもそも音が変わる理由があると気がつくのか。

そこまで興味が持てないといこともあるので、教え方の何が正しいとかでなないのですが、

まぁ、、、、日本語は底なし沼ですね(汗)

 

 

くみ

ミャンマー語も底なしです(汗)