日本語を教えていると生徒からいろいろな質問がきます。
今回の生徒からの相談(質問)は、
「私は動詞2つの言葉が苦手です、、、」
「友達(外国人)はそれをよく話すので、日本語が上手に聞こえます」
ーとのこと。
この説明を日本語で話してくるレベルなので、
「あなたは充分上手よ!」と思うのですが、
(現在N2勉強中)
この生徒はいつも良いところに気がつくので、こちらも細かく教えます。
生徒のいう「動詞2つの言葉」とは、『複合動詞』と呼ばれる品詞。
複合動詞には種類があるのですが、例えば、、、
・形容詞+動詞 (高過ぎる、長引く)
・名詞+動詞 (旅立つ、手放す)
・副詞+動詞 (ぼんやりする、にこにこする)
・動詞+動詞 (振り回す、動き始める)
こんな感じに「動詞」の前に別に言葉(品詞)がついて一つの言葉になるものです。
生徒は「動詞+動詞」のことを言っていて、
例にあるような「振り回す」「振り切る」「振る舞う」など
最初の動詞が同じだとさらに混乱するようです。
特に「振る舞う」は「振る舞い」と「舞う」が「舞い」と名詞に変わることもあるので、
さらに「???」となるようです。
意味が増えますね。
私もなるべく理解しやすいように説明するのですが、
生徒も私も『動詞にヌマっている』という話でした。
日本語は覚えるだけの勉強ではなく、調べ始めると底なし沼です。
「雨」も、「小雨(こさめ)」「雨音(あまおと)」「雨女(あめおんな)」と、
音が変わる法則(理由)もあるのですが、
それを「暗記しなさい」と教えるのか、理由を説明するのか、また違う方法で説明するのか、、、
外国人だとそもそも音が変わる理由があると気がつくのか。
そこまで興味が持てないといこともあるので、教え方の何が正しいとかでなないのですが、
まぁ、、、、日本語は底なし沼ですね(汗)
くみ
ミャンマー語も底なしです(汗)