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キャッシュカード、クレジットカード、プリペイドカード、交通機関のチャージ型ICカード、デビットカード、……、
私たちの周りには多種多様なカードが急増し、あふれています。
そして、これらは一口にカードといっても、みなそれぞれ異なった役割を> もっています。

プリペイドカードは、ある金額のカードを買い、そのカードを使って代金分だけのサービスを利用するというものですので、カードを使うことによって、新たに借金が発生するものではありません。
最近、急速に普及してきているものにチャージ型カード(ICカード)があります。交通機関だけでなくコンビニエンスストアなどで利用できるもので、チャージ分が不足すれば、そのカードにいつでも追加(チャージ)が可能です。

 

 

これに対して、クレジットカードというのは、
①購入代金を一定期間猶予できる
②分割払いが可能なクレジット機能
③現金を借りることができるキャッシング機能
④個人を識別する身分証明機能
などの機能を持っています。

 

最近では、公共料金の引き落としから、スーパー、コンビニ、ドラッグストアでの支払いなど、クレジットカードが身近に使われるようになってきました。
クレジットカードは、その利便性から発行カードの種類が急増し、多種多様なカードが利用されています。※1

 

このクレジットカードの一番の特徴は、利益を先に受け、それにともなう支払いをあとにする、ということです。
「クレジット」が「信用」を意味するように、利用者の社会的な信用に基づいて、利用者とクレジットカード会社の間に契約が結ばれ、クレジットカード会社が利用者に代わって代金の支払いを行います。
したがって、利用者はクレジットカード会社に借金をしたことになります。
このように、安易な利用やリボルビング払いの利用によって、カード利用代金がかさみ、返済が滞り、多重債務となるなどの社会問題も発生しています。

 

ところで、近年、カードについての犯罪が増えています。※2
犯罪の種類の主なものに、以下の3つがあります。

 

①カードの盗難・偽造 
盗難したカードを使用する、偽の情報(住所、勤務先、使用目的等)で作ったカードを使用することです。
②スキミング 
スキマーと呼ばれる、読み取り装置などにカードを通すことでカードの情報(磁気データ)のみを一瞬にして盗み出す手口です。
盗んだカードの磁気データをもとに偽造カードを作成し、不正に利用する被害が発生しています。
スキミング被害は、盗難被害とはちがって、カード自体は手元にあるため、被害に気付きにくい巧妙な手口です。
③フィッシング 
フィッシングとは、金融機関などからの正規のメールやWebサイトを装い、暗証番号やクレジットカード番号などを詐取する詐欺です。

 

また、平成28年5月中旬、南アフリカの銀行から流出したカード番号を元に偽造したカードを使用して、20都道府県のコンビニに設置されたATMより、わずか2時間半の間に約20億円の現金が引き出される事件が発生しました。
わが国のキャッシュカードのIC化の遅れに目をつけて、国際的犯罪組織に狙われたと言えるでしょう。

 

このように、カードの管理は重要な問題です。

 

「消費者金融で借入したいけど、契約できないから名義を貸してほしい。必ず返済する迷惑はかけない。」と恋人や夫に頼まれて、自分の名義のカードを貸してしまうケースをご相談者からよく耳にします。
返済できているうちは問題なくても、もし、返済が滞ったら、債務が当然ながら、カードの名義人にかかってきます。
そもそも、こういった「名義貸し」は違法です。ご注意ください

また、架空取引の被害に遭われたご相談者もいらっしゃいます。
カードの取引履歴に、身に覚えがない取引がある、と初めて気づきました。
カード情報が漏洩しないよう、十分に自己管理をしましょう。

 

「多重債務」「名義貸し」「架空取引」が原因で債務整理をお考えでしたら、弁護士にご相談されることをお勧めいたします。

 

※1 平成27年3月末のクレジットカード発行枚数(調査回答社数261社)は、2億5,890万枚。成人人口比では、1人当たり 2.5 枚所有していることとなる(一般社団法人日本クレジット協会調べによる)。
※2 平成28年4月~6月分の不正使用被害額は、35.7億円、不正使用被害額に占める偽造被害額は、7.3億円、番号盗用被害額は、22.9億円、またその他不正使用被害額は、5.5億円(同上)。
 

 


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