以前こちらの記事でも紹介いたしましたが、公開延期になっていた映画「糸」が8月21日よりめでたく公開されましたので、本日鑑賞してまいりました。
自宅周辺には同作品を上映している映画館はたくさんあったのですが、今回訪れた先は名古屋市緑区にある「イオンシネマ大高」
本日は月曜日で、イオンシネマが「1,100円デー」を開催しておりましたので、それに合わせての鑑賞でした(笑)
中島みゆきさん珠玉の名曲「糸」の世界観をテーマにして、菅田将暉さんと小松菜奈さんのW主演で映画化した作品です。
ふだん滅多に映画館へは足を運ばない私ですが、中島みゆきさんを敬愛してやまない私にとっては、行かないわけにはいきませんよね。(笑)
ついついパンフレットまで購入してしまいました(笑)
絶賛公開中の作品につき、ネタバレしてはいけませんので、当たり障りのないところで…
作品的には、壮大な平成史を約2時間のストーリーに凝縮させていたので、結構詰め込み感はありましたが、豪華キャスト陣の演技力にも支えれれていて、最後は私も涙腺が緩みそうになりました。
実際、私の座席の周囲では鼻をすする音が随所で聞こえておりました。
もちろんみゆきさんファン的視点からすると、主題歌「糸」以外にも「ファイト!」や「時代」がさりげなく?流れていたのもポイントが高かったです。
そして何よりも小松菜奈さんが美しかった~!(笑)
ロケ地としては、北海道、沖縄、東京、シンガポールを舞台にしていたので、映像美も印象的で、コロナが終息した暁にはロケ地巡りをしてみたくなりました。
特に劇中、菅田将暉さん演じる主人公が勤めている「チーズ工房NEEDS」は、屋号もそのまま北海道の幕別町に実在しておりますので、訪問してみたいですね。
あとはシンガポールで小松菜奈さんが食べていた「まずいカツ丼」がどのくらいまずいのか…(爆)
(↑こんな表現してしまうと誤解を招きそうですのでフォローしておきますが、このシーンは作品中においてかなり胸がグッとくるシーンですので…。)
そういえばクランクイン前、北海道でこの映画のエキストラ募集の告知があり、参加しようか迷っていたのですが、結果的に参加しなかったことを少し後悔していた私でした…(笑)
賛否両論ありそうな作品でしたが、私としては満足できました。
余談ですが、中島みゆきさんの楽曲「糸」は元々、1992年に発売されたアルバム「EAST ASIA」に収録されていた曲のひとつに過ぎませんでした。
当時は世間的にはほとんど認知されていない曲で、私も20数年前にカラオケでその曲を歌った経験があったのですが、当然その曲を知っている人は誰もおらず、とある人に「ガーゼの曲ね」なんて言われたことを今でも強く記憶に残っております(笑)
その後、数多くのミュージシャンにカバーされるなどして国民的楽曲といえる地位にまで成長し、あれから28年が経過し、映画化までされるなんて、「ガーゼ」と揶揄した人も想像すらしていなかったでしょうね(笑)
もう一つ余談になりますが、本来でしたら、この映画の公開日は4月24日でした。
そして、ちょうどその頃には中島みゆきさんの全国「ラスト・ツアー」が開催真っ只中で、これがみゆきさんにとって最後の全国ツアーになるということもあって、マスコミ等でも大きく注目されておりました。
私も3月9日の名古屋公演のチケットをゲットしておりました。(しかも1階7列目の良席)
ところが、公演2週間前の2月26日にコロナの影響で名古屋公演の中止が決定…。
ネタバレになりますが、本来ならばそのコンサートのセットリストには「糸」が含まれていて、みゆきさんの生「糸」の余韻を残したまま、映画を鑑賞できた流れだったのですよね…。
そうなっていたら、個人的にはまた違った気持ちで映画の世界に浸れていたのだと思います。
そして、その後4月17日にはラストツアーそのものの中止が発表されてしまいました。
8月初旬にはコンサート事務局よりチケット代金返金の振替払出証書が届き、これで名実ともにチケットが失効してしまった瞬間となりました…。(涙)
以前、記事でも書いたことがありましたが、おそらく「ラスト・ツアー」を謳っておりましたが、こんな形でラストを迎えてしまうのは、みゆきさんとしても本意ではないと思っておりますので、私は必ず再演されるものと信じております。
そしてコロナ終息の暁には、改めてコンサートを安心して楽しみたいです。
ただひとつ気がかりなのは、映画「糸」効果も相まって、最近になってみゆきさんの歌がかなり注目を浴びるようになっており、ただでさえ入手困難なコンサートチケットのハードルが一層高まるのではないかと危惧しております。(汗)
みゆきさんファンとして、脚光を浴びるのは嬉しい限りなのですが、少し複雑な心境でもあります(笑)
最終的にはコンサートツアータイトルの文字通り「結果オーライ」となりますように…!
【おしまい】