無意識について | 「ココロを支援するセラピスト」

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日々の中で体験した不思議なことや、世の中の疑問に思う事など、ココロを支援することなど、気づいたことをお伝えいたしますね・・・。

来週からは11月になります。本当にあっという間に1年が経ってしまいますね。ココロに関わることについていろいろと話をお伝えしています。


前回のセラピスト・カウンセラー勉強会で「意識と無意識(もう一人の自分)」というテーマでも取り上げられていました。


人は意識(考える)することなく、無意識的な行動をとることがあります。無意識的な行動とはどんなことかというと、例えば、朝起きて歯を磨く時、どこから磨くか決まっていませんか。


また、お風呂に入って身体を洗う時、頭を先に洗うか、身体の方を先に洗うか決まっていませんか。


意識しなくても順番が決まっていると思います。


「昨日は頭から洗ったから、今日は身体から洗おう」、昨日は身体からだったから明日は足から洗おう」なんて考えている人はいませんよね。


「家の玄関を出る時、昨日は左足からだったので今日は右足からにしよう」なんて方はあまりいないと思います。


ただ、脅迫神経症の傾向がある方は物の位置や使う順番にこだわりを持っている方もいます。


この一連の動作をスムーズに行うことを担っているのが精神分析の創始者のフロイトという人が提唱した無意識というのものです。


この無意識については、人によってはオートパイロットシステム(自動操縦装置)などともいわれています。


意識は自分自身でコントロールできる範囲のものです。今このブログを読まれている方は意識してPC(パソコン)を立ち上げアメブロにアクセスされたと思います。


意識とは例えば、明日の仕事の前に、事前の準備したり、理性で考え自分自身で自分のことを管理できる部分のことです。


一方の無意識は、自分自身でコントロールをしようとしてもできない部分です。例えば、ハイキングをしている時に、目の前にヘビが突然現れたとします。この時、ヘビに対して普段から恐怖心を持っている方はパニックになってしまうかもしれません。


そして無我夢中でその場から普段にはありえないような俊敏な動作でその場から逃げてしまいます。ハイキングの仲間が冷静に見てみるとゴムで出来たおもちゃのヘビだったなどということがあります。


これが無意識の力の一面です。いまの事例から無意識は感情の影響を強く受けます。意識と無意識どちらが強いかというと間違えなく無意識です。


無意識とは、嬉しいこと、楽しいことを優先して、怖いこと、危ないことというものを瞬時に避ける役割を持っています。


ココロの病を患っている方もこの無意識とうまく付き合っていくことが重要になります。