箕山瀑布の絵で話が広がる。<文化想造塾/煎茶> | なごみカルチャー

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「この絵の滝は、どこの滝でしょ?」と先生の問いに、
みんなう~ん、と首が次第に傾いていく。
もしかすると「箕面の滝ですか?」と、一人が尋ねるかのごとく答えた。
「確か、箕面の滝は右側にもみじがあり、この掛け軸に描かれている絵とよく似ていますが・・・」と付け加えた。
注)箕面は大阪府箕面市

先生曰く、「確かに」。

よく似ているような気がするが、箕面の滝が掛け軸の絵の題材になるのだろうか。そんなことはないだろう、と思いながらももしかして・・・。

この絵のモチーフになっているのは中国河南省中西部の山、箕山(きざん)の滝、箕山瀑布である。瀑布は滝のこと。よく水墨画でかかれる滝は箕山瀑布が多いという。

今回の煎茶の稽古は「雁がね」と「煎茶」を楽しんだ。それぞれの味の特徴や違いを賞味しながら、掛け軸の絵や写真で見る煎茶の道具の話で盛り上がった。