初心者のための能講座、開講。 | なごみカルチャー

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永年培ってきた「伝統文化の知恵と工夫をいまの暮らしにー」をテーマにしてイベントやセミナー、講習会を行っています。その内容を楽しく伝えていくブログです。


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今日は、夙川ソーシャルカレッジの12月講座「初心者のための能」を開講。神戸観世会のシテ方である上田拓司さんの稽古場「瓦照苑」で行った。瓦照苑は、夙川を窓から望める環境抜群で立派な能楽舞台がある稽古場である。


今日は10名の方たちが参加して能の謡を練習した。謡いはしっかりとした呼吸法ができてないと声が通らない。声を通すにはお腹からからとよく言われるが、能の謡いは武道などの呼吸法とは少し違うような気がした。


何度も何度も繰り返し、先生について声を出してみたもののなかなか声が通らない。コツがあるのかも知れないが初心者にはちと難しい。お腹に息を納めてから声を出すことの難しさを実感。


お稽古した謡いは紅葉狩という能の一節で、この季節によく演じられる代表的の演目である。物語が進むにつれて、状況が明らかになるという筋立てで、意外性に富んだな能のようである。まだ実際に舞台では観たことがない。


初心者ながら筋書きの謡を練習することで、実際の舞台を観てみたくなる。すぐには理解できないかも知れないが、関心を寄せる第一歩になったような気がする。