なごみカルチャー
  • 20Oct
    • 路面にお茶の花が咲く。

      前回の稽古は、蓋・扉をはめこむために溝がひいてある箱もの「倹飩(けんどん)」に収められたお道具を取り出すことから始まった。お茶は雁が音で、淹れ方は掌(たなごころ)。雁が音のまろやかさを味わいながら三煎まで淹れ味の変化を楽しんだ。今回のお軸は、写真にあるように木の枝に美しい鳥が留まっているもの。木には白の花が咲いている。いつも通り、"これはなんという木ですか"と宗匠が尋ねた。うぅ〜、唸る声がもれるだけ。"白い花が咲く木ですよ"といわれても想像がつかない。唸り声に業を煮やされあっさりと「お茶の木」と解答された。お茶の木に花が咲くの?と疑問が湧いた。茶畑からでは想像がつかないが、美しい花がお軸の中で咲いていた。枝に留まる青色鮮やかな鳥は「瑠璃鳥」だということらしい。さて、このお軸の画のモチーフは、中国 楚の文人、陳璵義(チンヨギ)の詩なのだろう。伊軋籃輿不受催,湖南秋色更佳哉。青裙玉面初相識,九月茶花滿路開。籠から眺める湖南の秋は美しい。道沿いにさくお茶の花は満開、地元の青いスカートを履く女の子と楽しい会話もはずむ。という意味になる。女の子を瑠璃鳥にたとえ描いているようだ。湖南のお茶はいまも有名である。雁が音のまろやかさが湖南の秋を膨らませてくれた。

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  • 18Oct
    • その界を彷徨う

      建仁寺の方丈には海北友松(かいほうゆうしょう)の襖絵が50面ほどある。この襖絵も見応えがある。依鉢の間「琴棋書画図」、檀那の間「山水図」、室中「竹林七賢図」、書院の間「花鳥図」、礼の間「雲龍図」などなど。(すべて高精細複製/和紙に印刷)ずっと眺めていると、その界を彷徨っているような錯覚になる。それもまた楽しい。

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  • 16Oct
    • 風神雷神図屏風の妙景

      建仁寺。好きなお寺の一つである。気が向いたときに気軽に参拝できる場所にある。四条通り花見小路を南に下ったところ。花街を散策しながらだから楽しい。建仁寺は臨済宗の禅寺である。1202年将軍源頼家が寺域を寄進し栄西禅師が開山したお寺である。建仁寺の魅力は、言うまでもないが禅寺特有の静寂さに銘庭や国宝級の襖絵や屏風、そして天井双雲図が身近に楽しめる。日本文化の贅を尽くした最高の空間である。今回もまず目を引いたのが「風神雷神図屏風」。何回みても美しい。本物は京都国立博物館に寄託されているが、レプリカではあるが、俵屋宗達の最高傑作として堪能できる。特に、潮音の庭を通して眺める風神雷神屏風は妙景である。少しの間でもここに身を置けることは命の洗浄になるような気がする。

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  • 15Oct
    • 大劇場のお披露目、真近かに

      工事のフォローが取れ、化粧された京都南座の顔が見えてきた。南座発祥四百年の改装工事がほぼ終了。新開場記念の第一弾が11月から始まる「當る亥蔵 吉例顔見世興行」。側面や窓枠、取っ手など随所に伝統工芸細工が施されている。歴史と伝統を感じさせる大劇場のお披露目が間近に迫っている。

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  • 14Oct
    • 青葉と僧侶

      先日、建仁寺を訪ねた際に、たまたま遭遇した僧侶の方たちの写真を撮らせていただいた。

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  • 13Oct
    • "うつくしまつ"。ステキな響き

      庭師の方が、いままで見たことない樹を剪定されていた。足が止まりいつもの癖で声をかけた。この樹は、何ですか?松ですよ、という返事が返ってきた。え、これが!いままで見たことのない松である。赤松の一種ですよ!たしかに少ないかも。滋賀県の湖北には多いですよ、ということだった。名前を聞くと、"うつくしまつ"という返事が返ってきた。どんな字を書くのですか?返ってきた答えが「美松」。びまつ、とは読まなくて"うつくしまつ"という。ステキな響である。

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  • 11Oct
    • コシノジュンコさんの「おもてなし」

      コシノジュンコさんの講演を学生に交じって拝聴させていただいた。約1時間半、映像を流しながら話が弾んだ。約半世紀にわたり国際舞台の第一線で活躍されてきたアーティストとして話題にはこと欠かない。パリ、ミラノ、上海、東京などでのコレクションの映像を見ながらその時の楽しかったこと、面白かったことが立て板に水のごとく溢れだした。話の中によく出てきた「おもてなし」は、コシノさんの人生哲学ともいえるワード。最近流行語として話題に上った言葉ではあるが、コシノさんの究極のテーマのようだ。「おもてなし」というと歓待ということになろうが、コシノさんにとっては、歓待は"驚き"を提供すること、という。人がびっくりし、面白い、というもの創造しつくり続けることが、コシノさんにとっての「おもてなし」である。そのためには、最大限の努力を惜しまない。人の"驚く顔"が見たいがために闘い続けるエネルギーが今でもほとばしっていた。

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  • 10Oct
    • 書と現代アートのコラボ

      昨日、紫舟さんの展覧会を観に行ってきた。。祝日で、展覧会最終日とありたくさんの人で賑わっていた。書家、現代アーティストとして作品を堪能させていただいた。

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  • 09Oct
    • 世界の陶磁器に影響を与えた「景徳鎮」

      私が数えただけでも50以上はある。世界の陶磁器に影響を与えた、中国全土に広がる「窯」の数である。中国の陶磁器の歴史は唐の時代に遡る。そして漢の時代に生産が本格化し、宋、元、明、清につながり現在に至る。中国の歴史そのものである。現在の、中国では、地図でも分かるように陶磁器の産地は全土に広がり、その中でも世界的に有名な処として「景徳鎮」が浮かぶ。地名であり陶磁器のブランド名として名を馳せている。その景徳鎮を数多く見る機会に恵まれたおかげで関心を寄せ調べてみた。特色の乏しい青磁や白磁を焼き、そして後に最高級の精作をつくりあげ、元(げん)後期の14世紀には染付磁器を開始し中国陶磁器の王座の位置を固めた。明朝初頭には中国宮廷直属の陶磁窯として官窯が設けられ、さらに不動の名声を得たようだ。日本には清代の中期からのものが多く入っている。夾彩開光粉彩という余白ができないくらい図柄を描きこみ、その中に窓のような枠を作り別の図柄を描きこむ手法がよく使われているのが特徴のようである。つづく

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  • 04Oct
    • 仏画と般若心経のコラボでアート講座

      仏画と般若心経をコラボさせた「曼荼羅アート」の講座です。どなたでもオリジナル作品が作れますのでお気軽にご参加ください。9月の下旬にららぽーと甲子園、池田のアゼリアカルチャーカレッジで体験会を行いました。そして引き続いて、10月から講座が月一回開講されます。前回ご参加できなかった方々、新たに参加したいと思っておられる方々は体験会として受講できます。その日程は下記のとおりです。■JEUGIAカルチャーららぽーと甲子園10月11日木曜日午後7時?8時30分TEL0798-81-6868■アゼリアカルチャーカレッジ(池田市)10月20日(土) 午後1時30分?3時TEL072-761-0660■神戸新聞KCCカルチャー(姫路市)10月13日(土)午後4時?5時30分TEL079-281-7566※体験は入会金不要。講座料1500円(税別)+材料費500円※通常は講座料2000円(税別)+材料費500円

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  • 02Oct
    • 回廊の奥は・・

      瑞龍山南禅寺の回廊。ここには「虎の子渡し」として作られた、小堀遠州の代表作、方丈南庭があり、そして回廊に沿って、禅僧全慶老師監修の「六道の庭」などがある。この先は禅寺特有の閉ざされた世界が広がる。

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  • 01Oct
    • 南禅寺、「寺格五山之上」の風格

      京都の禅宗には五山之制というものがある。京都五山の寺格を表すものらしい。何をもって格付けをしているのかは一切不明である。第一位が天龍寺、第二位が相国寺、第三位が建仁寺、そして東福寺、万寿寺と続く。では臨済宗南禅寺はどの格なのかというと「寺格五山之上」ということらしい。いうならば五山之上だから最上級位である。かれこれ50年近く前に初めて南禅寺を訪れたとき、田舎育ちの若者が見たことない美しさに魅了され、寺好きのキッカケをつくってくれたのがこのお寺だ。だからいまも時間があれば足しげく通っている。何がいいのかというと、荘厳さ雄大さ静寂さなどあげればきりがない。三門をくぐれば心がただただ落ち着くのである。それだけのことなのだが、一日ずっと三門の下に座り続けられるような気がしてくる。先日久しぶりに訪ねた。やはり、全てが整い美しい。最上級位と評され由縁をしっかりと感じる一日になった。

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  • 30Sep
    • 天授庵の美しさ。

      京都 南禅寺塔頭の「天授庵」は紅葉の名所として知られている。そのもみじが池泉を覆うかのような、紅色に染まる庭と枯山水の庭のふたつを有する庵である。訪ねた折は、雨の雫が青々とした葉から滴り落ち、池泉には雨音が響いていた。

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  • 28Sep
    • 縁はいなもの味なもの。

      昨日、JEUGIAららぽーと甲子園での講座は無事終わった。参加していただいた皆様に厚く御礼を申し上げます。人との出会いは"縁は いなもの 味なもの"である。参加していただいた皆様はもちろんだか、JEUGIAカルチャースクールの企画担当の方の熱い想いが伝わってきた。以前から預けていた作品見本をお客様入口の最初の一番目立つ位置に、それも温かい手書きメッセージを添えて掲げていただいていた。これには頭が下がる思いだった。そして今回の講座企画を支えていただいた縁の下の力持ちの方や、参加者の皆様との出会い、再会に心より感謝である。明日は池田市立文化プラザのアゼリアカルチャーカレッジでの講座。また新たな出会いのなか楽しみながら講座をさせていただこうと思っている。お席がまだまだあるようです。お時間あるようでしたらぜひ。飛び入り参加大歓迎!◾️9月29日(土) 午後1時30分〜3時10月から第3土曜日(月1回) 時間は同じです。アゼリアカルチャーカレッジ(池田市立文化プラザ/池田市天神1-9-3) 阪急電車「石橋」駅下車徒歩7分TEL072-761-0660◾️10月13日(土)午後4時〜5時30分神戸新聞カルチャー姫路KCC(姫路市豊沢町78 神戸新聞姫路支社3F)JR姫路駅南徒歩6分TEL079-281-7566※共に体験会なので入会金不要。講座料1500円(税別)+材料費500円

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  • 26Sep
    • 蝉は"高潔な人"の比喩に。

      昨夜の稽古は、前回同様に"蝉一匹"のお軸だった。前回は「秋蝉(しゅうせん)」として復活を意味するストーリーだった。さて今回は、どんなテーマの秋蝉になるのか楽しみに話が進んだ。そのテーマは「高潔な人」。中国の古典には蝉は高潔な人の象徴としてよく登場しているようだ。ご存知のように、王朝時代から官僚登用試験である「科挙」がある。この試験を合格しエリートとして中国全土に官吏として赴任していく。その官吏を蝉に比喩することが多い。地方を治める苦しさや軋轢が官吏を孤独にしていくことが多い。秋に鳴く蝉は、官吏が郷里を思う心情とかさね表現されることが多いようである。今夜は雁が音を愉しんだ。魚眼まで湧いた湯に雁が音ん入れ、そしてその後また湯を注ぐ中投法で淹れた。まろやかさに少し渋さを感じながら夜長を楽しんだ。

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  • 25Sep
    • 今週から"空の世界をアートに"講座始まる。

      今週は"空の世界をアートに"と出してカルチャー講座が下記のスケジュールで始まります。まだ空きがあります。お時間が合うようであれば、是非ご参加ください。 昨日、新たな作品を制作。大日如来像の周りに八仏を描き、その枠として般若心経を書いています。◾️9月27日(木) 午後7時〜8時半 10月から第3木曜日(月1回) 時間は同じです。JEUGIAカルチャーセンターららぽーと甲子園2階(阪神電車「甲子園」駅下車徒歩5分TEL 0798-81-6868◾️9月29日(土) 午後1時30分〜3時10月から第3土曜日(月1回) 時間は同じです。アゼリアカルチャーカレッジ(池田市立カルチャープラザ/池田市天神1-9-3) 阪急電車「石橋」駅下車徒歩7分TEL072-761-0660◾️10月13日(土)午後4時〜5時30分神戸新聞カルチャー姫路KCC(姫路市豊沢町78 神戸新聞姫路支社3F)JR姫路駅南徒歩6分TEL079-281-7566※共に体験会なので入会金不要。講座料1500円(税別)+材料費500円

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  • 23Sep
    • 調心、調息に最適空間

      和顔愛語(わげんあいご)。西本願寺の門表の看板にこの言葉が掲示してあった。和顔愛語とは、「大無量寿経」にある言葉で、おだやかな笑顔と思いやりのある話し方で人に接すること、ということのようだ。この言葉を肝に銘じ人に接するようにと思っているが、なかなかどうして。ご存知ように、西本願寺は、国宝である阿弥陀堂と御影堂を核に数々の国宝や重要文化財の建物が多い。西本願寺は、浄土真宗の本願寺派の大本山である。私の家も浄土真宗の宗派の末席に属している。そのためか、西本願寺さんにはよく参拝させていただく。しかしいまは、無宗派のようにいろんなお寺さんに出向くのが好きである。その中でもとくに、この西本願寺さんへよく出かけるのはのんびりできるからだ。ひろ〜い広い空間の堂内でくつろげるのである。行かれた人はお分かりいただけると思うが、空気の違いを感じ清々しさを感じることができる。そこでただくつろいでいる時間が素晴らしい、と思っている。私なりに"調心""調息"の時間を楽しませていただいている。

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  • 22Sep
    • 調心の場。

      秋分の日の前日に、京都 西本願寺さんに参拝させていただいた。たまたま「秋季彼岸会」が行われ参列させてもらった。無量寿経作法を拝聴し本堂内に響きわたり心地よい時間を過ごすことができた。#お彼岸 #西本願寺 #彼岸会

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  • 21Sep
    • 写仏・写経の前に。

      "空"の世界をアートに!の講座情報-1心と体のバランスをとるのに欠かせない調整法の一つに「呼吸法」がある。呼吸は日ごろ意識をすることは少ない。意識して呼吸する習慣を身につけることで、心と体のより良い変化を感じるよになる。日ごろ意識していない呼吸は比較的に浅いが、波長の長い大きい呼吸、つまり深い呼吸をすることで心のリラックス、体の温もりを感じ相互のバランスが保たれるようになる。その呼吸法を写仏・写経をする前に約10分行う。9月から始める講座でも実践。血流を促進させ集中力、持続力を高めために。ご参加いただいた皆さまと楽しい時間を共有できればと思っている。一緒に楽しみましょう!座禅の写真はイメージです。

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  • 18Sep
    • 有りそうで無い、そんな境地。

      般若心境を書いていていつも思うことがある。経典の意味を理解しながら書ければより充足感が味わえるのではないか、と。しかしながら、書けば書くほどそんなことを考えることが無駄なような気がしてくる。ただ、一文字一文字が重なってくると不思議に力が湧いてくる。それを独自の独創力と表現力で作りだしていくのが今回の講座です。みなさんと一緒に楽しめれば、と思っています。

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