フィギュアスケート界での珍しいライバル関係だったのは・・・ | 名古屋の鈴木のブログ

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 フィギュアスケート選手たちはとても仲が良い。マスコミがライバル視して、対抗心。敵愾心をあおろうとする。読者もつられてライバルなんだな、仲が悪いんだろうなと思い込まされてしまう。安藤美姫と浅田真央もそういわれた。でも、本人たちは意外なほどライバルに思っていない。美姫と真央は幼なじみで、幼少の頃、滑り始めた頃は一緒のリンクにいて遊んだ仲だ。姉妹のようでもある。
 フィギュアスケート選手たちが仲が良い理由はこれまでも書いてきたが、改めてまとめて書くと、
 フィギュアスケートは広いリンクにたった一人で(シングルの場合)踊り、滑る。邪魔する者はいない。ただただ自分との闘いであり、自分が満足する演技ができるかどうかしか、基本的に考えないからだ。満足できる演技が出来さえすれば、笑顔であるだけで、他の選手の出来については気にする余地はない。したがって、基本的に順位は気にしないのだ。ライバルと言うより、同士、つまり、フィギュアスケートという難しい競技を一緒に頑張る仲間意識のほうが強い。
 もちろん、順位が上がれば嬉しい。子どもの頃の美姫にとって、大会のたびに順位が上がっていくのはひとつのモチベーションとなった。でも、他の選手との比較と言うより、自分ができるようになっていく嬉しさからだった。
 でも、どんな世界でも例外がいる。お互いにライバルに思っていがみ合ってた(?)2人がいる。
それは村主章枝(すぐりふみえ)と中野友加里だ。
この2人を合宿中、絶対、一緒にするな! と、フィギュア関係者の間で共有された。
なぜなら、2人が一緒だと練習が終わらないのだ。お互いライバルに思っているから、相手が上がるまでリンクを去らない。相手が10周、ランニングスケート(リンクの上でのランニング)したなら、自分が12周、回らないと気が済まない、相手より多く練習をこなしたい! とにらみ合う始末。2人とも、ものすごく気が強くて気性が激しかった。
まあ、練習、さぼるよりはいいんじゃない? 笑
練習時間が延びすぎるのも、まあ問題なんだろうな