坂本花織が引退後、初めてバラエティ番組に出演した。そのジャンルにビックリだ。
普通、アスリートがバラエティ番組に出る場合、やってきたスポーツの特技を活かす企画に臨むものだ。
卓球選手だったら、的当てゲームに挑戦したり、自分のサーブを打ち返せるか素人たちの挑戦を受けたり、あるいは、チキータなどの高等技術の実践と解説をするなどだ。フィギュアスケーターなら、氷の上でこけまくる芸人さん相手にアドバイスや指導をして滑れるようにしてあげるというのがよく見られる企画だ。
が、坂本はまるっきり違うジャンルのバラエティ番組に出演した。なんと! クイズバラエティだった。
日本テレビ系「線を引くだけのクイズ! センビキ」(単発もの。4月29日放送)。
内容は主に1本の線を引くことで問題の言うような別の意味あるものに変換するといったクイズだった。例えば、「はね」と表示され、そこに1本、線を加えて別のものに変えなさいという問題。これは比較的、優しい方で、勘の良い方はすぐに答えられたはず・・・、答えは「ほね」である。(羽根→骨)
もちろん、冒頭は優しい問題で、だんだん難しくなっていく。
これは知識だけでなくひらめきも必要とする。ひらめき問題というのは難しい傾向にある。
さらに、バラエティ特有のスピード感も求められる。答えるまでの考える時間はどの番組でもほぼ短時間だ。たとえ、頭が良くても、慣れないとパニックになり、実力を出し切れないゲストが多い。
はじめてのバラエティにクイズを選択した坂本、そのチャレンジ精神はアッパレだ。よくもまあ、マネージャーも何も言わなかったものだ。下手して誤答ばかりだったらイメージダウンにつながる、だから普通は避けるものなのに・・・
が、蓋を開けたら・・・、いざ、収録が始まったら、坂本は正解を重ねていった。冒頭から7問連続正解という快挙、10問中7問正解は10人中トップの成績だった。その後のいろいろなセンビキクイズも正解を連発、升目に埋まったひらがなから言葉を見つけて線を引いていく問題も、長い言葉を見つけてチームに貢献した。そう。5人同士のチーム戦になっていて、最終的に勝ったチームは100万円贈呈されると聞いて、坂本も張り切った。
バラエティはクイズに答えるだけではダメである。とっさのリアクションも求められる。リーダーが「アイスリンクと思って」と言ったら、坂本は、その場でスパイラルの動作で滑る振りをした。すぐに反応してやってくれたから、共演者たちから絶賛された。
そして何より、終始、笑顔を忘れなかった。坂本のトレードマークはやっぱり、天真爛漫な笑顔。それを絶やさなかった。それでいて、わからないときは苦虫をかむ表情をし、負けた時は悔しがった。喜怒哀楽をはっきり顔に出してわかりやすかった。
まったく初めてとは思えない100%完璧なゲストぶりだった。
最後、チームも勝って、100万円もゲットできて超ご機嫌な坂本だった。(たぶん、山分けだろう、だから実際はひとり20万円の獲得) 初めて参加していきなり勝利を体験・・・持ってるねえ! 幸せな坂本だった。
天真爛漫さを失わなかった坂本はやはりバラエティ向きだ。タレント業でも十分できると思う。
が、坂本の進む道はコーチ。中野園子先生のようなコーチになり、いつか、教え子をオリンピックに出せれるようにというのが坂本の夢だ。
本格的にコーチ業に入るまでのわずかな(?)時間、坂本をクイズバラエティに誘った中京テレビ(名古屋市内の放送局!)にアッパレだ。
なかなか無い、大変、貴重な番組となっただろう。時間の許す限り、たくさんのバラエティ番組に出演して、皆を楽しませてほしいものだ

「アイスリンクだと思って」と要望を受けて

足を上げてフィギュアの振りをする坂本

皆から拍手をされて笑顔


チーム一緒にやる振り付けも楽しくおこなう坂本

問題は「牛詰」から2画足して熟語を完成させというもの

問題が地面に映し出される最先端な技術演出。大きな筆で直接、書き加える

早々とわかったらしく余裕の表情の坂本

「缶詰」で大正解。腕を上げて喜ぶ坂本

チームの皆も大喜び。フィギュアの振りをしてみせる坂本、エース級の活躍だ

次の問題は難しかった。「七手」から2画加えて熟語にー?

わからなくて悲しい表情
時間がなくなる・・・しかたなく「毛手」みたいに書いて失敗、誤答

スタジオが赤く照らされ、坂本の悲しい顔を強調
でも、その次の問題はきっちり取ってみせてリベンジしていた。

演歌歌手・吉幾三さんの名曲『俺ら東京さ行ぐだ』の歌詞についての問題。村にあるものと無いものの境に線を引けと言う問題。相手チームのホラン千秋さんへの問題で、千秋さんは電話はあるだろうと予測。が、正答は電話もガスも無かった。あるのは1日1度来るバスだけ。
電話もガスも無いのに村として成立しとるか! とガッカリ怒る千秋さんだった。坂本も、何も無い村に啞然としていた

本文にも書いた升目の中の言葉探しのクイズ

「ちゅうしょう」とセンビキ、「抽象」でOK。チームの勝利に貢献

100万円ゲットでチームで輪になって喜び合う坂本

最後まで表情豊かな坂本だった。撮れ高、高い! ディレクターも大満足だったろう