名古屋の鈴木のブログ

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 次のオリンピックまでは現行の得点方式で進めていくと決まったフィギュアスケート。その本格的なシーズンインは9月だが、国内大会は試合が始まっている。

 今年、シニアデビューした島田麻央はトリプルアクセルとクワッドトーループを武器に国内大会のみなとアクルス杯(名古屋・邦和スポーツランドにて)とサマーカップ(大津・木下カンセーアイスアリーナにて)に出場、いきなり2連勝と敵なし状態、鮮烈に存在感を示している。

とはいえ、海外のシニア選手が本調子になるのはずっと後。島田の実力がシニアで通用するのかはいまはわからない。グランプリシリーズフィンランディア杯で国際シニアデビューする予定。

 昨年、オリンピックで一躍有名になった中井亜美は4年後のオリンピック出場を目指して長期計画、だいぶ前の報道で確認できないが、タンゴに挑戦するとあったような。新しい挑戦はとても良いこと。いまから始めていくことが大事。新しい中井亜美に期待したい。

 さて、りくりゅうのおかげでカップル競技にも注目が行くようになった。ここへきてアイスダンスが上向き状況だ。それは何よりしょまりんの誕生がきっかけ。宇野昌磨・本田真凜組のこと。

今シーズン、旋風を巻き起こす気でいる。「しっかり爪痕を残したい」(真凜)と真凜も意気込む。

自分たちでしかできない技も開発、昌磨の代名詞・クリムキンイーグルを取り入れたリフトだそうで、これで世界を驚かせる作戦。フィギュアスケートは独創性も重視される。だから、これは有効に働くはずだ。

コーチもステファン・ランビエル氏に依頼、まさに抜け目のない体制をつくった。

ただ、アイスダンスには忘れられた元・2年連続日本女王・紀平梨花の組(紀平梨花・西山真瑚組)もいる。新参者に上位をやすやす明け渡す気ではないはず。フィギュアスケート界ではあまりライバル関係になることが少ないが、紀平にはぜひ、敵愾心をもって試合に臨んでほしい。

 そうしてアイスダンスが盛り上がっていけば、史上初の民放によるアイスダンスの中継録画放送もあり得る。いまが大きな曲がり角。変革の鍵を2組が持っているのだ

 

 

 

 

 

 

 

(前回のつづき)

 映画「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」 ぜひ、映画館で観ていただきたいが、注目ポイントを3つほど書いておくので。

 ひとつは福原遥演ずる百合の渾身の特別授業だ。前回の作品「あの花の咲く丘で、君とまた出会えたら。」でたくさんの若者が特攻隊を知り、関心を持った。が、経済的にも時間的にも余裕がないから、特攻隊資料館などを訪問して追体験する人はわずか。

ならば、映画で追体験してもらおう。ほぼ同い年の若者が国家に命をささげたその直前に遺していった手紙の数々。それを現役高校生たちに音読してもらおう、それを観て聴いて、特攻隊の隊員たちの気持ちを知ってもらおう・・・、そう、それが特別授業。

読み終えた後の生徒たちの反応はどうだったか、百合が授業の最後に示したメッセージとは?

それがこの作品の大きなテーマだ。

 2つ目は、元カレ元カノと新しい恋愛との関係だ。百合は彰を忘れないでいた。忘れることが怖い、忘れてはいけないと思っている。新しい恋愛に踏み出せない。たまたま、映画はタイムスリップ先の彼だが、こういうことって誰もが経験する普遍的なテーマだ。新しい恋愛に踏み出すには? 百合が千代(倍賞千恵子)から何を学んでいくかが大きなテーマ。きっと多くの若者の共感を呼ぶだろう。

 3つ目は福原遥の演技力だ。すばらしかった。黙ってまっすぐ見つめる姿、表情をとらえたシーンがたくさんあった。無言の中に、伏線がたくさん散りばめられていて、映画のラストでみごと回収。それだけに難しかっただろうけど、彼女の魅力的な名場面となった。

はじめての高校教師役。貫録もつけて挑まなければならず、1回は怒鳴らなければいけない。普段からとてもおだやかな性格なので、とても大変だっただろう、福原の頑張りにも注目してほしい。

 最後に、もうひとつ。隠れテーマは「生まれ変わり」。原作では重視しているようだが、映画ではさらりとした感じに済ませている。でも、映画冒頭に出てくる、広い百合のお花畑に囲まれてひとりポツンと立つ百合(福原)を高いところから見下ろして見る俯瞰(ふかん)シーン、その本当の意味が映画ラストで明らかになるという仕掛け・・・その描き方はおもしろかった。

 ぜひ、上に書いたこれらの注目ポイントも参考にして、何度も映画館へ行ってみてください

 いま最も熱い、お勧めの映画・・・

それが松竹映画「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」。

 2年半前に公開された「あの花の咲く丘で、君とまた出会えたら」続編・完結編だ。

前作品は大評判だった。興行収入45億円突破・・・戦争を扱った映画としては異例の大ヒット、特に若者たちの間で話題沸騰したことが特徴となった。太平洋戦争末期、自ら兵器となって敵艦隊に突っ込んで自爆する飛行機、そこに乗っていた若き少年、青年たち、それが特攻隊。その特攻隊の悲劇というとっつきにくいテーマを、現在からタイムスリップした女子高校生と特攻隊の青年の純愛として描いたことが大きかった。

若い人たちに刺さり、なにより特攻隊の存在を若者たちの間に植え付けた。

それは一種の社会現象となり、その後のNHKの戦争特番にも映画のカットシーンが幾度も使われた。ひとりでも多くの若者に見てもらいたいプロデューサーとしては、映画のワンシーンでもはさむことで呼び水になってくれればという思いだったのだろう。

今回の続編を作者は最初から考えていたそうだが、2年以上かかって、今回の上映公開となった。

 私は正直、続編なんて要らないのではと思っていたが、観てみたら180度変わった。続編は絶対不可欠、むしろ、今回がメインじゃないかと思うほどになったので、ここで紹介する。

 

以下、ネタバレ? いや、そこまでいかないとは思うが。作品の注目ポイント荒いあらすじとはなる。

主演は福原遥、恋のお相手には細田佳央太(ほそだかなた)。監督は新城毅彦(しんじょうたけひこ)。配給は松竹。

 

 特攻隊員・彰(あきら・水上恒司)の出撃を止められなかった百合(福原遥)は現在にもどって7年、彰の意思を継いで高校教師になっていた。彰のことを忘れないでいる百合の前に、臨時的任用教員として大学院生の涼(細田佳央太)が現れる。副担任となり、一緒に働くことになる。

だんだん惹かれていく涼。涼からの告白に戸惑う百合。彰のことを忘れてしまうことへの恐怖、忘れてはいけないという罪悪感から新しい恋に踏み出せない百合がいた。

そんな百合はある老婆と出会う。彼女は45年前にタイムスリップしたときに友達になった千代(倍賞千恵子)だった。このことに気が付いた百合は彼女の住むホスピスにたびたび訪問することになる。お互い言わなくても知らないふりしていても本当は誰なのか分かっている2人、千代は45年前に預かった彰の百合へのプレゼント、ある本をもうためらいなく百合に渡すのだった。そこには、全編を通しての大きなメッセージが書かれてあった。

 また、現在の千代は、新しい恋に踏み出せない百合を激しくゆさぶる。45年前、高校生時代の千代(出口夏希)は特攻隊員の石丸(伊藤健太郎)と結婚の約束までする関係であったが、石丸も大空に飛び立ち帰ってこなかった。

その千代は戦後、藤谷林吉(ふじたにりんきち・井之脇海)と結婚し、3人の子どもを育てたと言う。このことを知った百合は石丸さんを忘れてしまったのですか!? と思わず千代(倍賞)を責めてしまう。

自分はこんなにも彰を忘れないでいるのに・・・とわからなくなる百合だった。一度はホスピスを飛び出した百合だったが、やがて、千代(出口)の石丸への愛、林吉への愛の尊さを知り、恋愛に前向きになっていくきっかけとなるのだった。

 涼との恋愛の行方、昔の彼氏と新しい彼氏との関係・・・という大きな2つのテーマの他にもうひとつ、大きなテーマがある。

 百合と涼のクラスの一人・鮎川紗良(豊島花)はひそかに小説家になりたいと思って、授業中も授業に集中せず小説を書きだす女子高校生。が、そのくせ、応援するよと言う百合に、小説家なんて絶対無理と最初からあきらめているのだった。さらに、そんな鮎川をクラスの女子たちがからかう事件が起きる。自分の夢を簡単にあきらめている鮎川と、クラスメートのささやかな夢を応援するどころか、からかって傷つけるクラス全員の態度に、百合の怒りが爆発する。珍しく怒鳴りだした百合にクラス全員、驚愕するのだった。

タイムスリップして45年前の時代を体験している百合にとって、夢持つことさえ一方的に否定されて命をささげた青年たちがいたことを思えば、夢を簡単にあきらめる現代の高校生たちの態度は我慢ならなかった。百合は涼にも手伝ってもらいながら、ある特別授業を準備して敢行するのだった・・・

       つづく (次回は厳選・注目ポイント)