「何やってんだ!!!」
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コップが、床に倒れた。
「…あ」 子どもが固まる。
私の中で、何かが一気に弾けた。
「何回言ったらわかるの?!
ちゃんと持たなきゃダメでしょ!!」
怒鳴る私に、子どもはおびえた様子で固まる。
その顔を見た瞬間、心臓がドクンと跳ねた。
— これ、昔の私だ。
子どもの頃、父の怒鳴り声にビクッとしたあの感覚。
食卓でお茶をこぼしたとき、食べ物を落としたとき、
「何やってんだ!!!」
という怒鳴り声が瞬時に飛んできた。
父が怒鳴ると、家の空気は一瞬で凍りついた。
「怒られないようにしなきゃ…」
そうやって、私はいつも緊張していた。
なのに、私が今、父と同じことをしてる。
子どもがコップを持っているだけで、私は緊張している
ある日、私はふと気づいた。
子どもがコップを持っているだけで、私の肩に力が入ってる。
「こぼさないか…大丈夫か…」目が離せない。
子どもの小さな手がコップを傾けるたび、私は息を詰める。
「こぼさないで…こぼさないで…!」
心の中で、何度もそう叫んでいる。
これじゃまるで、こぼすのを待っているかのようだ。
でも、考えてみたら こぼれたって、大したことじゃない はず。
タオルで拭けばいいだけ。
服が濡れても、着替えればいい。
なのに、
なぜ私はこんなにピリピリしてるんだろう?
その理由は、すぐにわかった。
私の中には「こぼしたら怒られる」という恐怖がまだ色濃く残っていた。
「私は父のようにはならない」って思ってたのに
父はすぐに怒鳴る人だった。
自分の思い通りでないと、ものすごい勢いで叱られた。
「何やってんだ!」「早くしろ!」
私は
「いつも怒鳴ってバカみたい」
「そんなに怒らなくてもいいのに」 と思っていた。
だけど…
母親になった私は、気づけば 「気を付けて!」 ばかり言っている。
子どものミスに、余裕が持てなくなってる。
「何やってるの!」
それは、かつて父から言われた言葉と、まったく同じだった。
なぜ、親と同じ子育てをしてしまうのか
心理学には 「世代間連鎖」 という言葉がある。
これは、親から受けた影響を、無意識に自分の子どもに引き継いでしまう こと。
✔ 厳しく育てられた人は、子どもにも厳しくしがち
怒鳴られる環境で育つと、怒鳴ることが当たり前になる
✔ 「ちゃんとしろ」と言われ続けた人は、子どもにも「ちゃんとして」と求めてしまう
育ってきた環境が 「当たり前」 になっていると、
大人になっても 「それ以外のやり方がわからない」 ことが多い。
でも…
それが 本当に「正しいこと」なのか?
怒鳴られることが、私を幸せにした?
恐怖で萎縮することが、私を伸ばした?
答えは、NO だった。
「私は違う選択をしていい」
気づいたら、変えることができる。
親と同じやり方しか知らなくても、今の私は 「選ぶ自由」 を持っている。
怒鳴りそうになったら、心の中でこう言ってみよう。
「私は、父とは違うやり方を選んでいい」
✔ 「私は何にイライラしてる?」 と自分に問いかける
✔ 深呼吸する
✔ 「あの子は私じゃない。私は父親じゃない」 と一線を引く
怒ることがダメなわけじゃない。
でも、怒鳴らない方法を 「選ぶ」 ことはできる。
私は、ここに気づいたのだから、違うやり方を選択できる。
💬 「親と同じだ…」と感じた瞬間、どんな気持ちになった?
🔖 「子育てに自信をなくしそうなとき」に読み返してね。
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