子どもが生まれて、
はじめて怒鳴った日のこと。
自分の声に、私が一番びっくりした。
こんな大きな声、人生で出したことなかったのに。
こんなキツい言葉、口にしたことなんてなかったのに。
なのに、気づいたら怒鳴ってた。
「私って…こんなに怒る人間だったの？」
妊娠前は、自分のことを
「わりと穏やかな方かも」って思ってた。
友だちとも落ち着いて話せるし、 感情的に怒るなんてあまりなかったから。
でも違った。
私は、こんなにも感情的になる人間だった。
母になって、はじめてそれを知った。
爆発する怒り。止まらない後悔。
子どもがぐずる。
言うことを聞かない。
時間がない。
疲れがたまってる。
一人きり。
そんなとき、
「ちょっと！何してるの！いい加減にして！」 って怒鳴ってしまって――
った瞬間に、「あ…」って後悔。
子どもは、泣きそうな顔で、でも必死にこらえてて。
その目を見た瞬間、罪悪感で押しつぶされそうになる。
またやっちゃった。 また傷つけちゃった。
そして始まる、自分責めのループ。
「なんで私は…」
「どうしてこんなに怒っちゃうんだろう」
「もっと優しくしたいのに…」
でもまた、次の日も怒鳴ってしまう。
この繰り返しが、苦しくて、しんどくて。
怒りは、悪じゃない。
それどころか、
「自分を守るための力強いエネルギー」。
心理学では「本物の感情」は4つだけと言われています。
- 怒り（自分を守るための力）
- 悲しみ（大切なものを失ったとき）
- 恐れ（危険や不安を感じたとき）
- 喜び（満たされたとき）
つまり、怒りは、生きるために必要な感情。
でもね。 私たちは小さい頃から
「怒っちゃダメ」
「怒る人は悪い人」って教えられてきた。
だから、怒りを感じるたびに、
「私って悪い母親だ…」って責めてしまう。
でも実は、 イライラって…「偽物の感情」なんです。
イライラは、本物の感情を感じたくないときに出てくるサイン。
怒りを感じるのは、悪いことじゃない。
大事なのは―― 「怒りをどう扱うか」。
イライラしたとき、まずこう問いかけてみて。
✔ 本当は何を感じてる？
✔ 本当はどうしてほしかった？
イライラの奥には、あなたの大切な本音が隠れてる。
イライラをそのままぶつけるんじゃなくて
「私、何を守ろうとしてたのかな？」って、そっと聴いてみる。
少しずつだけど、 自分の本物の感情とつながれるようになるから。
「私の感情を、大切にしていいんだ」
「本物の感情を、感じても大丈夫なんだ」
そう思えたら、 今よりちょっとだけ、心がふっと軽くなるよ。
怒鳴ることで出す怒りは、偽物の出し方。
ぶつけるのではなく、気づいてあげることで変わる。
イライラも、あなたの中にある大切なサインだから。
💬 あなたは最近、自分の本物の感情に気づいた瞬間、ありましたか？
イライラの奥にある「ほんとうの気持ち」…
あなたは、見つけてあげられていますか？
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