先日、Netflix版を見た「新幹線大爆破」だけど
せっかくなので1975年版も見てみました。

高倉健が主演と聞いていたので
草彅剛の役なのかと思ってたら全然違ってた(笑)。

そもそも、話の構成が全く違う。
高倉健は犯人側なのね…。

Netflix版は新幹線内部の話が中心だったけど
1975年版は、高倉健が中心なので
犯人とのやり取りがメインの話だった。


「1975年版の方が完成度が高い」なんて感想も見たけど
そう思うのは仕方ないかな。

現在60歳だったとしたら

当時は10歳の小学生だもんね。


人間はどうしたって若い頃に見た作品の方が
心には残るもの。
思い出補正されちゃうし…。

どっちもちゃんと楽しかった。

昨年のプロ野球日本シリーズの放送時に
フジテレビが裏番組で大谷翔平選手が出場した
ワールドシリーズのダイジェスト番組を
放映したことを理由に
NPBが取材パスをフジテレビから没収した。

このことが独禁法違反に抵触する恐れがあるとのことだ。


主催者が、正当な理由もなく
報道機関の一つだけを排除した場合に独禁法となる。

正当な理由とは、フジテレビが取材規定に違反したとか
公平性やセキュリティ上の問題があるとか…。

今回の取材パス没収の理由は、取材時の問題ではなく
番組編成の問題である。

日本シリーズの裏でわざわざ大谷を流すとか
普通に考えたら余りにも我田引水で
要はモラル的な話だ。

 

現実として、この日だけ日本シリーズの

視聴率も良くなかった。

今後もNPBと関わっていきたいのなら
フジは反省するべきだし
NPBも歩み寄った方いいと思う。

フジテレビは、一連の問題に対する改革施策を発表した。

これまで企業理念としてあった
「楽しくなければテレビじゃない」から脱却し
放送法の原点に立ち返り、公共性をもって社会から
必要と認められる企業となる…とのことだ。


僕は「楽しくなければテレビじゃない」は
別にいいと思う。

楽しいことを追い求めることは間違いではない。
ただ、「楽しければ何でもやっていい」ではない。

不快な思いをする人が居るのなら
それは間違っているというだけ…。


あと、この手の改革は「どうせ変わらない」と
必ず言われてしまう。

悪いことは目立つけど
いいことは外からは見えにくいからね。

たがら根気よく長い目で地道に向き合っていくしかない。

5年後、10年後にフジは変わったね
…と言われるようゆっくり取り組むしかない。
 

「アン・シャーリー」は

モンゴメリの小説「赤毛のアン」を原作としたとした

アニメ作品である。
2025年4月5日よりEテレで放送している。

「赤毛のアン」といえば、1979年の高畑勲版を
思い出す人が多いかもしれない。
僕も完全にその世代だ。


その令和版の「アン・シャーリー」は
濃い原作ファンには評判悪いのだけど
僕はとても好きなアニメだ。

 

テンポが良くサクサク進むのが気持ち良い。

高畑版は今見るとテンポが悪くてタルいんだよね。

 

高畑版は全50話で、「アン・シャーリー」は全24話だから

倍のスピードで進むのは当たり前なんだけど…。


既に4話まで放送されており
アマプラやU-NEXTでも見返せるが
Eテレで5月11日に5話までの一挙放送も決定したので
見逃してしまった人や興味ある人はぜひ…。

 

令和ロマンの高比良くるまの退社から

思い出されるのは、2019年の闇営業問題だ。


あの時も加熱する報道に対し

会見して謝りたいと申し出た芸人たちに対して

吉本興業は一才許可を出さなかった。

会見したら全員クビとまで言われた。


あれだけ世間を騒がせた闇営業と

その後の吉本興業の対応だったが、

現在も社長は、当時の岡本のままだ。


今回も、もし令和ロマンからYouTubeで謝罪したい

と事前に申し出があったとしても

吉本は許可は出さなかっただろう。


僕は今回、令和ロマンが動画配信したことが

特別問題とは思わない。

動画では、過去に1年オンラインカジノをやった経緯と

関係者への謝罪だけで

謹慎についても触れていない。


動画の内容について、常に吉本の社員がチェックしているならともかく

この時だけ事前に報告しろというのは

なんか勝手な意見に思えてしまう。


芸人は個人事業主だ。

吉本とはマネージメント契約を結んでいるだけ。

自分の身は自分で守るしかないが

契約書はどうなっているのか?


契約書に記載されているのなら仕方ないが

くるまと吉本のやり取りを聞く限り

契約書がどうとかではなさそうだけど…。




オンラインカジノで活動自粛中だった

令和ロマンの高比良くるまが
コンビのYouTube公式チャンネルに出演し

活動再開を発表した。

…と同時に、吉本興業の退所も発表した。


2月に報道があった際に

自身のYouTubeで謝罪と説明を行ったのだが
事務所としてはそれについて事前報告がなく

信頼関係が壊れたことで
マネジメント契約の終了を言われたとのことだ。

高比良くるまにしてみたら
自粛前にファンに対して自ら謝罪と説明を行うべき
…と判断したのだろうけど
吉本としては問題行動との認識だった。

オンラインカジノについては
書類送検されている吉本芸人も居る。


そんな中で、令和ロマンの動画の内容自体は

問題があるようには見えなかったが

問題があるとか、ないとかではなく、

勝手なことをするなということだ。

 

 


今後の活動はとても楽しみだが、吉本を退所したことで
今まで通りの活躍は難しくなる気がする。

そうなると残念だなぁ。

CHAGE and ASKAの公式サイトが更新され
CHAGE and ASKA関連の活動に関わったとされる人物が
未発表の音源、映像、写真、
またリハーサル、ツアー関連の資料、

本人に関わるプライベートな写真などを
不正に販売していたという事案を確認したと発表した。

チャゲアスに関わらず、制作に関わっているスタッフなら
いくらでもこんなことは出来る。

良く解らない無関係の人達で曲を作ってるわけではない。
信頼のおけるスタッフたちで活動しているのだから
それを裏切られたらどうしようもない。



よく、ジョン・レノンの未発表音源…みたいに
亡くなったアーティストの未発表の曲が
勝手に発売されたりする。

未発表…ということでファンは喜んだりするが
先日の八代亜紀さんの件とやってることは変わらない。

アーティストが発表しなかったのは
自分の中で納得のいかない出来だったとか
いろいろ理由はあった筈だ。


亡くなっているからと

勝手に商売に利用するのはなんだかなぁ
…と思ってしまう。

 

例え、遺族がオーケーしたとしても

アーティストからしたら不本意なことだから。


でも結局、ファンも喜んで買う人も居るしなぁ。

「地震のあとで」の最終回「続・かえるくん、東京を救う」。

これまでの3話については原作があったのだけど
最終回だけは原作がない。

 

原作「かえるくん、東京を救う」の続編という位置づけで
原作のラスト部分を彷彿させるシーンから
ドラマはスタートする。

そこから30年後が過ぎ
再びかえるくんが片桐の前に現れるのだ。

 

そもそも原作が難解だった上に

原作を知らない人には更によく解らないだろう。


以前、書いたようら村上春樹は比喩の天才で
「かえるくん」も「みみずくん」も
何かを象徴した存在でしかない。

それが何かは、それぞれが作品を通して
感じたまま受け止めるしかないのだ。


正解は教えて貰えないのでね。



新海誠の「すずめの戸締まり」は
「かえるくん、東京を救う」から影響を受けたそうだ。

「すずめの戸締まり」は、日本列島の下をうごめく
ミミズの暴走を防ぐという物語で
ミミズは「災い」として描かれていた。

「名探偵コナン」の映画は

とんでもないことになっている。

劇場版は、1997年から
年に1本のペースで作られているのだが
ずっと興行収入は、20億~30億くらいだった。
2014年の「異次元の狙撃手」で初めて興行収入40億を超え
2016年「純黒の悪夢」で60億を超える。
ここらあたりから大きく流れが変わりだした。

2018年「ゼロの執行人」では91.8億円。
その後も90億円超えを連発し
2023年「黒鉄の魚影」では138.8億円。
2024年「100万ドルの五稜星」158.0億円。

ファンでもない僕からすると
ここ3年くらいの伸び率は全く理解出来ない。

 

「名探偵コナン」が面白くないと

言ってるワケではない。

伸び率が異常だと言いたいのだ。



4/18から公開されている「隻眼の残像」も
オープニング3日間で興収34億3900万円という
ロケットスタートだ。

「コナン」は子供の頃に見ていた人達が
大人になっても見続けているというのが大きい。

だから作品を数えるごとに
動員数も増えていく。

それにしたって、どこまで増えていくのだろう…。

以前、ここでも書いた中国のアニメ映画

「ナタ2」こと「ナタ 魔童の大暴れ」。

3月の時点で歴代世界一のアニメ映画と紹介したが
その後も興行収入を伸ばし
現在は約3000億円をも超えている。

そんな世界一のアニメは
日本でも4/4から公開されているのだが
それすら知らない人も多いだろう。
悲しいくらい全く話題になっていない。

僕もヒットはしないだろうと予想したが
想像をも上回るくらいの無風だった。
既に公開を終了している映画館も多く

このまま静かに終わりそうだ。

興行成績は発表になっているのかな。
ネットで軽く調べてみても出てこなかった。

 

見た人の評判は悪くはなさそうだったが…。