「地震のあとで」の最終回「続・かえるくん、東京を救う」。
これまでの3話については原作があったのだけど
最終回だけは原作がない。
原作「かえるくん、東京を救う」の続編という位置づけで
原作のラスト部分を彷彿させるシーンから
ドラマはスタートする。
そこから30年後が過ぎ
再びかえるくんが片桐の前に現れるのだ。
そもそも原作が難解だった上に
原作を知らない人には更によく解らないだろう。
以前、書いたようら村上春樹は比喩の天才で
「かえるくん」も「みみずくん」も
何かを象徴した存在でしかない。
それが何かは、それぞれが作品を通して
感じたまま受け止めるしかないのだ。
正解は教えて貰えないのでね。
新海誠の「すずめの戸締まり」は
「かえるくん、東京を救う」から影響を受けたそうだ。
「すずめの戸締まり」は、日本列島の下をうごめく
ミミズの暴走を防ぐという物語で
ミミズは「災い」として描かれていた。