1266) の続きです。
千葉駅でのE257-500の一般公開を載せたので、そろそろ次は 183系の最末期から E257-500への置き換え、と記事を進める予定でした。ところが、ここで積み残してしまってはあとで掲載するのが しにくくなりそうなトピックがありました。
それは、外房線運用の183系・255系の内房線への乗り入れです。今回とりあげることにします。
1996年12月改正あたりから季節ごとに設定され、1998年の夏臨時には 8月に実際に撮影していたもの、それは 新宿発千倉往復の「新宿さざなみ」で、千倉駅で上り発車前の183系0番台6連(ヘッドマーク小窓の絵幕車)の撮影記録があります。
その時は「新宿わかしお」(=こちらも1996年12月改正あたりから)、「新宿さざなみ」ともに1往復のみでしたが、2010年3月改正で「新宿さざなみ」は2往復に増発されました。そのころには千倉までは達することが無くなり、新宿⇔館山 となりました。
逆に、内房線末端区間(館山~安房鴨川)には 安房鴨川方から「新宿わかしお」が期日を限定して乗り入れるようになっています。1月後半~2月の花摘みの期間の特定日、3月の特定日、5月または6月に「駅からハイキング」が開催されるときはその日に合わせて、などです。255系が「新宿わかしお」に投入される日と重なると255系が安房鴨川~和田浦(回送で館山まで)に乗り入れる場合もありました。
以下は、2002年12月1日改正からの抜粋です。
①外房線下り上り-1
↓赤わくの部分が「新宿わかしお」の和田浦乗り入れです。
②外房線下り上り-3
③内房線下り上り-2
↓内房線のページに登場の「新宿わかしお」
館山から回送され、和田浦発15:44 9068M→15:57安房鴨川16:08 9068M →18:29新宿
通常の「新宿わかしお」は、下りが9051M~9053M(千葉で変更)、上りが
9056M~9058M(千葉で変更)ですが、和田浦乗り入れの日は 新宿~和田浦間通しで 下りが9067M、上りが9068Mとなっています。
太海駅出発で「駅からハイキング」が実施されたときには、「新宿わかしお」太海行き なんていう日もありました。
和田浦発で 太海を発車し曽呂川橋梁を渡ってきた新宿行き マリ1編成。
1号車は「臨時」表示。
同 後追い
後部9号車は「わかしお」表示。0番台車は両クハの表示が連動しません。もともと手動でダイヤルを回していたもので。
2003.2.8 和田浦発の上り「新宿わかしお」 マリ10 (後追い)
内房線 太海~安房鴨川
ここ、今では線路際の木々や雑草が高くなってしまい撮れません。
2004.2.7 15:54 9056M「新宿わかしお」 マリ11 和田浦発に延長
閑散期にみえる2月ですが、花摘みの観光客向けでしょう。この2月、内房線には大宮始発で「お座敷なのはな南房総号」が運転されていました。時には183系の「花摘み南房総号」が大宮からやって来ることもありましたが、いずれも館山や わずかに千倉まで。幕張所属の内房線運用の特急車が 多客臨さざなみで 千倉から先へ向かうことは とうとう1回しかありませんでした。(わかしおリレー号などのイベント団臨を除く)
2004.2.8 9068M 新宿わかしお 和田浦発新宿行
江見~太海の山生橋梁で。
2月なのでもう夕陽です。
2004.5.15 15:32 回9047M 太海始発上り「新宿わかしお」への送込み 回送
クハ183ー1502 M'M-4 同ー3 同ー9 クハ183ー1501←館山方 マリ3
M'Mは189系です。 和田浦~江見
同じ2004.5.15 この日は太海始発でした。「回送」表示だったのが「わかしお」表示に変わっています。
回9047M~9047M~9056M 太海15:53始発「新宿わかしお」
Tcー1501 MM'-9 同ー3 同ー4 Tcー1502→新宿方 マリ3
MM'は189系、太海駅で発車前です。前面への変な反射光が気になります。
この日の下り「新宿わかしお」 が太海行きで、「駅からハイキング」の乗客もいたのでしょうが、そもそもハイキングのコースがたしか、太海駅→峰岡山や松島海岸→安房鴨川駅、になっていたと思います。ここでの乗車はほとんどなかったように思います。
たまたま みるみる曇ってきて まもなく発車。
(以下、続きます)