1188)祝鉄道150年に寄せてーS47年 鉄道100年「なつかしのSL列車」C571千葉⇔銚子 | 千葉の鉄道、そして Now & Then

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 2022(R4)年10月14日の「鉄道150年」にむけて、この2週間くらいはマスコミ、とくに地上波・BSなどで鉄道ものの放送が多くなっております。とくにキャンペーンをはっているNHKがそう。ラジオNHK第一(R1)もこのごろずいぶん鉄分多くなっています。

 六角精児氏と壇蜜さんの「呑み鉄本線 日本旅」や中井精也氏「てつたび」、Nスぺ、他の特番・特集など 再放送も含めてこんなに目にする、耳にする機会が多いのは初めてではないでしょうか。

 

 鉄道100年(S47年10月)のときを思い出します。

 東京駅から C57 7 牽引の 都内最後のSLが横浜(桜木町)へ向かって往復運転され、TBSラジオ「土曜ワイド ラジオTOKYO」で生中継を行っていました。永六輔さんがメインキャスターで、乗車してレポートしていたのは毒蝮三太夫さん だったかな?

 この列車の車内からのリアルタイム中継にかじりついて聞いていました。高島線に入るあたりで停車している様子、周辺の膨大な見物客の様子・・・当時のラジカセで録音もしました。

 

 ずっと時代がさがり1990年代後半になってから、カセットテープのままではこころもとないので、MD(ミニディスク)にダビングしてデジタル保存してありますが、その後、MDを再生できる大型ラジカセがもう寿命!起動しません。今では、そこに音源(MD)があるのに一切聞けない状態となっております。

 

 千葉では、配置だった新津から、動態保存で梅小路蒸気機関車館へ向かう C57 1 がちょっと寄り道して 鉄道100年記念列車を牽引しました。

S47.9.30~10.1(土・日)の2日間限りです。行きましたよ、張り切って!

 

 当時は、9月30日の土曜は半ドンながら学校がありました。そこで、土曜の夕方に「目黒の住人」氏宅に集結。翌 日曜の早朝にたしか山手線~秋葉原~総武緩行線で千葉駅へ。

 総武快速線もこの7月に開通していましたが、早朝は便が少なくしかも津田沼止まり、緩行線でも変わらない状況でした。早朝のすがすがしい空気の中、山手線も総武線も いつもよりも速く走ってゆく気がしました。

 

 そして西千葉駅に進入する手前で 下り総武線は 徐行→停車してしまいました。前方に何かある?いる?ようです。

 

 ↓ 101系の下り総武線車内で、6:35ごろ。

 西千葉駅手前での急な停車に、なんだなんだとざわめく乗客ら。この先(千葉気動車区)にC57+旧客 がいるのを知っていると思われる乗客ばかりのようで、左側に視線が集まります。

 

 

 ↑千葉気動車区には見物人がいっぱい!みな西千葉駅方を凝視しています。

 ちょっと前までここに当該編成が止まっていたものと思われます。総武線を見上げている小学生も。

 もう50年もたち、みなさん老人になっていることでしょう(で目線入れません)。しかし、よくもこんな気動車区内構内に立ち入りできたものです。立ち入る見物人も当局側も、今では考えられないくらいゆるかったです。6:39ごろ。

 日中多くのキハが止まっている構内ですが、通勤時間帯のせいか がらがらです。

 

 西千葉駅に到着。中線に C571+旧客8両 が推進運転で入線していました。入線してきた直後のようです。

 定かではありませんが、反対側にはDLは付いていなかった気がします。付いていれば撮っていたはずなので。

 この出区で下り101系は進路をさまたげられて一時停車していたのでした。6:41ごろ。

 

 

 

 1号車 オハフ33 2329。

 2本のフックに穴でぶら下げられ、下側を金具の内側にはさんだこの形は、地方のローカル列車でしかなかなか見れなかったと思います。幹線の急行などはワクに差すタイプばかりだったかと。

 文字は、上から「なつかしのSL列車」、「銚子←鉄道100年(赤色?)→千葉」、

「主催 千葉鉄道管理局・毎日新聞千葉支局・千葉そごう」の3行です。

 

 この西千葉駅中線は、千葉駅⇔千葉気動車区を往き来する気動車が下り線の開通待ちをする専用で、西千葉駅の起点側では上り線には進行できません。つまり、中線ではなく、出入庫線(安全側線付き)なのでした。

 6:42 西千葉。

 千葉駅までの1駅、ここで機回ししたのか、DLを下り方へ連結したのかは分かりません。 

 

 この後、千葉6:48発の銚子行き345D で日向へ向かいます。日向7:48着。 

 

 日向の朝。古くても手入れがじゅうぶん行き届いた良い駅ですね。こちらは成東側。

 へこんだスペースは、かつて貨物の積み下ろしに使われていたのでしょうか。

 

 左:302D 犬吠1号 銚子7:39→9:45両国、モノクラス5両編成で、ここは通過です。佐倉では5分停車で 4402D水郷1号を後部に併結。 

 右:301D 犬吠1号 新宿7:07→9:29銚子、こちら側が先着して2分ほど運転停車しています。キロ28入り8両編成で佐倉分割無し。

 

 八街方、山あいの水田地帯へ向かいました。

 9:05 349D銚子行7連 前からキハ17・35・45・35・35・35・35の7連です。ゆるい下り坂なので、結構速い速度だったと思います。 

 

  9:21ごろ。下り貨物がやはり結構速い速度で下ってきました。録音を聞き返しても速いのがわかりますが、今ではMDが再生できない(泣)

 DE10 157(佐)+ワムorワラ等、中間にも緩急車、トラ、タキ、ワム、ヨなどを連ね、21or22車。1395レ? 

 

 そして10:01  本命の 9357レ C57 1+旧型客車8連 が高速で通過。八街~日向 

 山の向こう側では煙が見えていましたが、このあたりはゆるい下りでこんなもの。

 上空からは取材のヘリコプターの爆音がこだましていて徐々に接近。頻繁に山あいに鳴り響き続けるC57の警笛とともに、轟音で高速通過、続くジョイント音、さらにバラバラバラ・・というヘリコプター音。なかなかダイナミックなライブ音が録れました!

 MDを再生できたらここで公開できるのですが、どこかでMD再生機(できれば状態のいいもの)が手に入りませんかね。(以前ヨドバシカメラに依頼して調べてもらいましたが、不可能でした)

 

 (復路は 別記事へ続きます