神奈川県横浜市鶴見区
ながとも接骨院です。
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接骨院で治療をしていると、色々な部位の症状を診る機会がありますが、一番多く相談いただく症状が 腰痛 になります。
今回は腰痛の治療をしていて思うことを書いていきたいと思います
※令和6年9月4日に書いた記事です。今後の診療の中で考え方が変わることもありますのでご容赦下さい。
以前、腰痛・ぎっくり腰に対しての当院での施術の考え方について、こちらのアメーバブログで紹介したことがあります
まだまだ不完全な面はありますが、ある程度まとまっているのかなと思いつつ行っていますが、中にはこちらの分類方法では改善できない患者様がいらっしゃるのも事実です
ご年配の方で加齢による骨・関節の変形があったり、
ぎっくり腰や腰痛の経歴が長い方ですと、
例えば前屈の動作だけで痛いとか、体を反らした時だけ痛いとか、そういったシンプルな症状では無いからです
中には痛いわけじゃなくて、違和感があるとか、普段は痛いんだけど、院に来ると痛みが誘発できないと言うタイプの方もいらっしゃいます。
逆にすべての動作が痛いと言う方もいらっしゃいます。
なので、症状を形成している病態というのが複雑に絡み合っているケースは多いと思います
ただ症状が出ているときに、
その目の前の痛みの優先順位をつけて治療していくことで、
少しずつ改善していくことができる
とそのように考えて日々研究をしているところです。
先日もぎっくり腰の患者様がいらっしゃいました。
60代の女性の方で
受傷原因は飼い犬を持ち上げようとしたときに、腰の中で何か潰れたような感覚があったとの事でした
中高年以降の女性の方で、そのような症状があったときは、まず圧迫骨折を疑います。
整形外科にまずは行っていただいて問題がないとの事だったので、こちらでも確認をします。
棘突起と言う後側の骨の突起を1つずつトントンと叩いていくと圧迫骨折がある場合、多くのケースで痛みを誘発することができます。
この方はそのような痛みはありません。
座っている状態が長く続くと痛いと言うふうにおっしゃっております。
ただ前屈でも伸展でも両方痛いとおっしゃります。
加えて椎間関節の部分の圧痛を取ってみると、
左側のL5番と仙骨の部分の間の椎間関節に明らかに痛みがあります。仙腸関節には圧痛はありません。
このように、複雑な症状の場合、一言で前屈で痛めたから、椎間板の損傷だと言うことができないのが現状です。
最近しきりに言われているのが椎間板と骨をつなぐ部分、椎間終板障害と言うものも考慮しないといけないかと思いますが
おそらくそれだけでもないのだと思います。
そのような名前がつく組織の痛みと、
名前もついていないような組織~骨の周りにある膜ですとか、神経の周囲の膜とか、脂肪組織とかそういったものの痛みなども絡み合っているから腰痛は難しいのだと思います。
そういった難しい腰痛を改善するためには、
当たり前のことですが、まず施術者側が諦めてはダメです。
複雑な症例の患者様がいらっしゃった時は、
『気持ちのせいだ』とか『神経の複雑な痛みだから』とか言ってごまかすのではなく、
もう一度自分の持っている解剖学的知識がその方に通用するものなのかどうかと言う部分を洗い直し、
足りないようであればさらに勉強して、生理学的な部分も含めたアプローチをしていくことが大切だと思っています。
※これは今までの自分に対する反省も多分に含んでいる文章です。
10人の患者様がいれば、10通りの腰痛があります。
有名な先生方の本を読んで、そのまま目の前の患者さんに当てはめても、うまくいく可能性は少ないでしょう。
症状が人によって違うからです。
大切なのは、目の前の患者様の症状について自分で考えて、自分で仮説検証を行っていくと言うことだと思います。
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