ひまわり畑のかたわらで  終戦記念日に | nagarenotokiのブログ

nagarenotokiのブログ

四季折々、自然の姿に感じること

https://www.youtube.com/watch?v=e4imQWbOVcE&list=RDe4imQWbOVcE&start_radio=1&t=26

 

 

広い広い ひまわり畑

酷暑の中で

一斉に花を開く ひまわりたち

そのかたわらで 3歳になった孫娘は

保育所で習った「パプリカ」を

あどけない言葉で歌い 踊る

生まれてまだ 3年しか経たない孫娘

この世には 残酷な事悲惨な事が

あふれているのも まだ知らない

 

「ひまわり」という発音が 

彼女には難しくて

一緒にひ・ま・わ・りと何度も

声を合わせて 発声する

 

こんなに笑いさざめき

天使のような笑顔を見せている孫娘も

やがては この世の現実を

知る日が来るのだ

このひまわりの数よりも

はるかに多くの 人の命が

失われていったことを

人類の愚かな行為によって

 

人間 それはかけがえのない

すばらしい存在

けれど 人間はわがままで

自分中心の傲慢さも 持ち合わせている

人間はこれまでどんなに

もう二度と 戦争はしないと

誓って来たのか

追いかけても 追いかけても

平和は 遠い

あまりにも 遠い

 

 

1月 首里城を訪れた

そこで 1人の女性が

閉じられた扉の前で

果物を供え 一心に祈っている姿を見た

なぜか その姿に涙が込み上げた

それからずっと その人の姿が

私の心から 去らない

私もその人のように 祈ろう

そして 自分の中の傲慢さを

消していく努力をしなければ

 

 

無数の人々が 亡くなっていった沖縄

今も日本の盾として

特別な役割を担う 

さまざまな事を感じた旅だった

終戦記念日が来て 

あの旅を思い出した

 

いつか孫娘と 平和の事を

話せる日が来るのだろうか

その頃には どんな時代と

なっているのだろう