今日は七草粥を食べる日
毎年七草のセットを買って
七草粥を作る
真っ白なお粥の中に みずみずしい緑の七草
それは雪の中に 緑の草が芽吹いたかのようだ
七草粥を食べると 春が少し
近づいてくれたような気がする
そして 自然の恵みをいただいて
今年も健康でいられるような 気分になる
子供が小さな頃から 一緒に
春の野草を 摘みに行くのが好きだった
春一番に芽を出す フキノトウ
さわやかな黄緑色の宝物
まだ雪が残る大地に ぽっかりと
顔を出しているのを見つけた時は
子供のように うれしい
その次はツクシ
土筆とは よく言ったものだ
昔は4月にならないと見つけられなかったが
今は3月に入ると 生えて来る
地球温暖化のためかもしれない
でも ツクシを昔ほどは見かけなくなった
何年も 春になるとツクシを摘んで
届けていた車椅子の友に
ここ数年 届けていない
今年こそは たくさんのツクシを持って行ってあげたい
その後は ヨモギ セリ 三つ葉 ツワブキ ワラビなど
野山で袋一杯に 自然の恵みを摘むのが
最大の楽しみとなる
春の息吹を 体中に感じながら
だが そんな春の日はまだまだ
厳冬の遥か彼方なのだった