ダウンスイング(1)切り返しではグリップを真下に落とす | ゴルフを科学する★理系のための理論的ゴルフの勧め!

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レートコックとアーリーコックテークの違いは、コックを入れ始める時期と、それによるトップまでのコック量の違いだけです。

アーリーコックでもレートコックでも、ダウンスイングはテークバックの逆を辿り、トップからの切り返しは、腕を巻き戻すように左回旋させ、コックポイント(テークバックでコックを始めたところ)に向かってフェイスを下向きに下ろします。

レイトコックスイングではハーフウェイダウン、アーリーコックではそれよりボール寄りの所に向かってフェイスを下向きに下ろします。

コックポイントでフェイスがボールを見つめるように戻っていれば、腕の仕事は終わりです。

後は体の回転で自動的にスクエアなインパクトを迎えます。

レイトコックのダウンスイングを説明するために、レイトコックのテークバックを示します↓
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ハーフウェイバック(図のコックポイント)まではフェイスが下を向いていて、ハーフウェイバック以降にコックが始まり、少しずつフェイスが開いていきます。

トップでは、左腕がアドレス時より60度ほど右回旋します。
(しないとflying elbowになる)

切り返しでは、その左腕を捻じり戻すように左回旋させ、上を向いたフェイスを下に向けるように、ハーフウェイダウン(ハーフウェイバックをダウンスイングではこう言う)までクラブを戻します。

テークバック時にハーフウェイバックでフェイスが下を向いていたのと同様に、ダウンスイングでもハーフウェイダウンでフェイスがやや下を向いている必要があります。

インパクトに合わせてフェイスをスクエアに戻そうとしても間に合わないのです。
ハーフウェイダウンで、早くもフェイスがボールを見つめている必要があります。


これがボールを捕まえる動きで、トップからハーフウェイダウンまでの動きが最も重要です。

下図の左のように、切り返しでグリップを真下に落とします↓

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図の右側のようにグリップが前に出るとクラブが寝て、フェイスが空を向いてしまい、永遠にフェイスがスクエアに戻ることはありません。

おそらくフィニッシュまで、フェイスはずっと上を向いたままでしょう。

腕でクラブを円く振ろうとしたり、グリップがボールに向かうと、このような動きになります。

右ポケットにグリップを落とすつもりで真下に降ろします。

ダウンスウィング(2)では、ここからインパクトまでを述べます。
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