若々しくイキイキと、それぞれの夢や目標に向かってアクティブに過ごしたり、ご家族のために快適な暮らしを整えたりと、がんばる女性たち。
それでも、50歳を迎える頃からちょっとずつ何かがかみ合わないような気分になることがあります。
すること、したいこと、が色々とあるのに体が重だるい
今まで気にならなかったことにイライラすることがある
急に体の不調がやってくる
不安で訳もなく泣きたくなる日がある
体温の変化が不規則で焦る
昼間でも眠気がやってくる
などなど、
心(気持ち)と体のバランスをうまくコントロールできないようなことがあるという方が多くなるようです。
そしてさらにやっかいなのが、周囲からはその不調を理解されにくいという点です。
家族や、会社の同僚からは、
なぜ動きが鈍いのかわからない
いつも出来ていたことを、していないのかわからない
仕事のペースが落ちているように見られる
ちょくちょく休憩しているように思われる
ことがあったり、
急に汗をかきだして恥ずかしい
会社やお店などで、エアコンの温度設定が自分だけ合わない
などと、社会生活への居心地の悪さを感じてしまい、さらに気持ちが落ち込んでしまうこともあります。
これらの心と変化を起こす大きな要因として挙げられるのが
40代頃から一気に減少していく「女性ホルモン分泌量」です。
一生のうちに分泌される女性ホルモンの量は、「ティースプーン一杯程」とされていて、残念ながら増やすことができません。
それまでと同じように
女性ホルモンを分泌するように自律神経から指令が出るものの、
分泌する女性ホルモンが少なくなることで、
さらに自律神経が重ねて指令を出します。
それでも分泌されない…
そんな
指令と分泌のズレが生じ続けることで、「自律神経が混乱」してしまいます。
体の様々な活動をコントロールしている自律神経が混乱することで、
体温調節、拍動、ホルモン分泌、睡眠、消化、代謝、免疫機能など
様々な体の働きに乱れが生じます。
その結果、体が言う事を聞いてくれない…と感じるような不調が出始めるのです。
先程も述べたように、女性ホルモンを増やすことはできません。
そのため、50代女性の心と体のバランスの乱れを整えるためには、
「自律神経のバランスを整えること」への対策をプラスすることがおススメです。
まずは、難しくなる体温調節を安定させるためにも、体を内側から温めて
血液の巡りを正常にすることを意識してみましょう。
血液は全身を隅々まで巡っているので、この巡りをスムーズにしてあげることで
体も整いやすくなります。
楽しいと思えるくらいのウォーキングやストレッチ、入浴時は浴槽につかる、刺激物を避けて体が喜ぶ食事する、などの生活習慣を取入れてみませんか。
ストレスを少しでも減らしてあげることも大切です。
それぞれの対策は、負担にならず、やった方が気持ちが楽と思えるくらいのやり方で
無理せずプラスしてみてください。