暖かい時期に比べて、積極的に活動したり外出することが減り、暖かい部屋で長時間過ごしてしまう…。
じっとしているとつい口淋しくてダラダラと間食をしてしまう。その割に運動したり体を動かす時間が少なくなる…。
という傾向が高くなる冬。
結果的に体重が増えたり、見た目に体型が緩んできたり、むくんだり、という変化が気になりはじめ、一大決心をしてダイエットに取り組む、ということはありませんか。
気付けばこのサイクルを毎年繰り返してしまっているなんてことも。
せっかくのダイエットなので、一日も早く変化を実感したいところだと思いますが、
冬場の急なダイエットにはいくつかの落とし穴があり、中々変化に結び付かないこともあるかもしれません。
中でも要注意なのが間違ったダイエットによる「冷え」を引き起こすことです。
ダイエットする時に取り組もうとするものとして
「糖質制限」「食事制限」「負荷の大きい運動」などが主なものではないでしょうか。
ダイエットと一口に言っても、体重を減らすこと、サイズダウンすること、引き締まったボディラインを目指すこと、むくみを減らすこと、など優先順位は様々です。
そしてそれぞれに対して効果的なダイエット方法があります。
そして一方で、ただやみくもに間違った方法を取り入れてしまうことで「冷え」やすい体の原因を作ってしまう場合があるのです。
体が「冷え」状態になることはダイエットの大敵です。
*脂肪燃焼を妨げる
*代謝が落ちてカロリー消費をしにくくなる
*内蔵の働きが悪くなって便秘がちになる
*血流が悪くなってむくみやすくなる
*栄養不足になって肌荒れなどの原因になる
などの影響が考えられます。
まず糖質は、体にとって一番のエネルギー源です。そのため不足してくると体は生命維持のために糖質を蓄えようとします。
また脳も糖質をエネルギーとしています。糖質不足になると思考が鈍くなるだけでなく、
自律神経をはじめとする様々なコントロール機能にも影響が出てきて
本来ならば、代謝や消化によって消費されるはずのカロリーが消費されにくくなって
体重増加につながってしまうこともあります。
食事やカロリーを制限したいはずが、逆に、カロリーを溜め込みやすい体質に傾かせてしまっていることがあります。
無理な食事制限は、エネルギー不足になるだけでなく、水分不足にもつながり
血流を悪くして体を冷やしたり、老廃物を溜め込みむくみの原因になることも。
そうすると血流の妨げになったり、そもそもの血液量が不足した貧血状態になるなど、
冷えを加速させます。
代謝を高め、カロリー消費し、脂肪を燃焼させたいダイエットにおいて
様々な機能を低下させてしまう「冷え」は大敵です。
極端なダイエットを急に行うのではなく、継続的に体を温め、体温を高めやすい体づくりをすることもダイエットへの近道と言えます。
ダイエットだけでなく、免疫対策や、風邪予防にもなる「体を温める」習慣をぜひ取り入れてみませんか。