長江崚行です。
最近、本を読むことがより好きになりまして、部屋に大きめの本棚を置こうか迷っております。
置けばいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、大きめの本棚を置くと部屋が圧迫され、過ごしにくくなる気がしてまして…
最近は電子書籍も充実しており、そっちに手を出そうかとも考えつつ、本の魅力は、紙をめくるその質感の心地よさだと思ってるので、中々踏み出せなかったり…
どうでもいいことで、悩んでおります。
どうしよう?
さて。そんな話はさておき。本日のメインテーマ。
舞台「KING OF PRISM -Over the Sunshine!-」
全公演、無事に終了致しました。
ご観劇頂いた全ての皆様、ありがとうございました。
千秋楽が2日前ですかね。
なんともまぁホットな話題。ブログを書くことが習慣化されてない僕にとって、これだけすぐ文章化に取り組めるのもすごいことです。
それほどキンプリは、濃厚でした。
普通の舞台で感じられることとはまるっきり違う、特別授業みたいな感覚。
学校にプロスポーツ選手が来て、講演会してくれた…みたいな。いや、わかりにくっ。笑
とにかく普通とは違う作品。ルールを逸脱していく作品でした。
スタートは応援上映会。
ほぼ初対面の方ばかり。人柄を伺うあまり、積極的にお話はできなかったな、なんて思う日。
初々しさといいますか、微妙な距離感が見える一枚。
汗だくです。
仲良くなってき始めたくらい。今同じ構図で写真撮ったら、みんなもっと輝いて見えるんだろうなぁ。
2日前からエデロメンバーで考えて、仕込んで、丁寧に行いました。ゆづの驚いた顔を見たときに、やってよかったなって心から思えたなぁ。
初めて声優さんのライブを見させて頂いて、こんなにも胸を打たれるとは思ってませんでした。
プリズムショーは存在した…
いい顔してるなー。落ち着いてるというか。
沈黙を許せる間柄になってますね、この頃は。
キラキラしてるなぁ。
興奮冷めやらぬ顔をしてるね。
タイガとシンが中3。レオが中2。ユウが中1。
僕と凌大と裕月は、アンダー20(20歳以下)ということもあり、プライベートも遊びに行くほど。
夜公演の日には展覧会とか行ってみたり。
エデロ、オバレ、初めて全員で撮った気がします。
家族写真みたい。
spiさんも拓土くんも喜紀くんもボキャブラリー豊富で、裏ではニコニコしてました。
おそらく僕らが高架下で会えば、始まるのはバトルではなくコントです。
みんなの顔が、緊張と興奮と嬉しさと寂しさでいっぱいいっぱいになりかける頃。
そして大千秋楽を終え、今に至ります。
思い返せばこの作品は、
ファンタジー要素が強いようで、役者に寄り添って作り上げられたなぁという印象。
個としての圧倒的パフォーマンス力を持つシュワルツローズ。
スタァとして別格のオーラを放つOver The Rainbow。
そして、曲者揃いで一筋縄じゃいかなくて、でも悪いやつらじゃなくて。
個々の力は弱いかもしれないけれど、肩を並べたとき、誰にも負けない煌めきを放てるエーデルローズ。
稽古当初から、ずっと思ってきたことです。
この作品は、このキャラクターたちは、それぞれの役者が、自身を覗き込むようなもの。
キャラクターに寄り添っていくのではなく、キャラクターと共に歩いていく作品だと。
だからこそ、エーデルローズメンバーとはこんなに仲良くなれた気がします。
家族のようで、仲間とも言えて。
大好きな人たちで。
なんだか恥ずかしいし、書きながら体温が上がっていくのが分かるんだけれど、ストレートに書く以上に適切な言葉が見つからないのも事実。
本当に居心地が良かったなぁと思います。
稽古序盤から残って稽古。
真剣にやるかと思えばコントが始まったり。
飽きたらまた練習して、終了時間になったらご飯に行って、他愛もない会話。
それの繰り返し。きっとエデロメンバーがやってきたことを、僕たちは追体験するように稽古してきました。
それが僕らの仲の良さを支える要因だと思います。
正直、僕がこんなにも年相応にはしゃいだ現場はないかも。
やりすぎたなとは思うし、反省してますし、なんなら今すぐみんなの所に行って「稽古中・本番中、ウザかったよね、鬱陶しかったよね、ごめんなさい。」って頭を下げたい気分です。冷静。
ただ、それだけ楽しかったし、リラックスしてたし、
僕がどんなにバカなことしても、支えてくれるというか、なんとかしてくれる、頼れる大好きな仲間がいたってことなんですよね。
僕はあまり、面と向かって好きだと言えません。かまってちゃんのくせに、冗談で済ませようとします。
涙も、意地とプライドで隠すタイプです。舞台のタイガにも似合わないと思ったし。
だからエデロメンバーにずっと言えなかったことをここで。
願わくば、誰もブログを読まないでほしい。
恥ずかしいから。
同い年な癖して、弟キャラとして可愛がられる凌大。
色んなイジられ方をしてて、場の空気を和ませてたね。お前なりの場の空気を読む力だったり、現場への向き合い方は本当に同い年として尊敬するよ。
ただ、家に泊まりに来た時、ひたすらはしゃぐお前はもう可愛すぎた。本当に同い年?笑
とりあえず、釣りしにいこ。お前の実家に挨拶させて。
20歳を迎え、大人になったゆづ。
落ち着きがあって、もうもはや母性を感じるなんてイジられてて。でも時々見せる年相応の仕草がとても可愛らしくて、皆から愛される理由がとてもよく分かったし、僕も大好きになった。無茶振りや俺のはしゃぎにも、「面白いからいい」と許してくれてたのは、嬉しい反面、本心ですか?どっちでしょう?笑
雅さんは目標。
人間ぽくて、「好き」を素直に伝えられて、自分の感情をさらけ出せる人。僕はこうでありたいと思えた人。あなたがいたから僕らは繋がっていられるんです。あなたの顔を見て、何度舞台上でウルウルしたことか。また同じように板の上に立てるなら、泣くのは雅さんの胸の中だと決めています。
喜紀くん、大変やったね。お疲れ様。
一番ストイックで吸収力があって、ステージ上で仕掛けてくるネタの多さやあざとさに僕はニヤニヤしてました。お芝居への愛も感じたし、真面目な喜紀くんがカケルで良かったなぁって心から思えた。だからこそ、喜紀くんにとって、僕がタイガで良かったと思えるように…それが僕の芝居のエネルギーでもあったよ。
翔二郎さんは僕と似てるかもしれない。
趣味嗜好やボケるタイミング、芝居への考え方、お兄ちゃんがいたらこんな感じかぁ、と思える人。一番、本音で話せたかもしれない。何かあったら、まず翔二郎さんに無意識に伝えてたことを書きながら気付いた。
煌めいた舞台の姿も素敵だったけれど、泥まみれで叫ぶ翔二郎さんと一緒にお芝居したいな。
そして祥平さん。
あなたは僕が一番共演したかった人。
別作品であなたの後継を務めた時、こんなにも手が届かないと悔しくなりました。いざ会ってみたら、押し付けがましくない優しさを持ち、太陽のような明るさで現場を引っ張り、本当に辛そうな顔を一切見せない姿は、「愛されない方がおかしい」と思うほど。
全力疾走しても周回遅れくらい離される祥平さん、早く追いつきたい。
本当にありがとう。
僕は皆が本当に大好きだよ。
誰よりも6人を愛している自信があるし、皆のために何かできることがあるなら無条件にしたいと思える。
こんな気持ちになったのは生まれて初めてかもしれない。
ありがとうの代わりに好きって言わせて。
ドラマチックLOVEの歌詞。
すごくステキな言葉で、僕もみんなに目一杯「好きだ」と伝えて(素直じゃない方法で)きたつもりだけど、やっぱりまだ溢れるものだね。
好きに置き換えるだけじゃあ伝えきれないほどの感謝を込めて。
大好きだよ。みんな。
本当は一人一人に書きたいけれど。
これ以上は恥ずかしくなるし。
あと、「え、崚行、愛が重いな!」と引かれたくないし。愛が重いのは自覚してるし。笑
明日もし、このブログを書いたことを後悔してなければ、カヅキ先輩に、いや拓土くんに書きたいなぁ。
最後に。
ご来場くださった全ての皆様へ。
応援上映というジャンルで人気を博したこの作品。舞台に昇華させることは一つの挑戦でした。
ですが、誰一人として心配はせず、楽しいものになると思っていました。
幕が上がると、その期待は上回り、僕らへのパワーになりました。
役者は本来、板の上からお客様に提示していく存在。
一方通行です。
ですがこの作品は、お客様からの提示があり、相乗効果で面白くなっていきました。
こんなに斬新で新しい作品。
めったに出会えません。
また皆様に会えるよう、目の前の仕事に取り組んでまいりますので、どうか皆様も、舞台キンプリを愛していただけたらと思います。
皆さまの応援と僕らの頑張り、
アニメ版がそう大きくなったように、僕らも同じように大きくしていけたらいいと思います。
本当にありがとうございました。
関わってくださった全ての皆様へ。
ありがとうございました。
香賀美タイガ役 長江崚行