あらすじ
世界一の魔術師ながら、森で隠遁生活を送るオジェは、追っ手に追われ傷だらけの竜神族の幼子・ヴァリを拾い、なりゆきで育てることに。素性を隠したまま、ヴァリは人狼として賢く逞しく育ち、いつしかオジェの身の回りの世話を甲斐甲斐しくするようになっていた。家族にも似た温かい生活が続くと思われたが、オジェは王都に住む友人から、ヴァリの出生に関わる重要な情報を知ることに。彼を失うかもしれない恐れに、オジェは初めて家族以上にヴァリを愛していると気づき――。
小中大豆先生
イラスト:みろくことこ先生
2018年
角川ルビー文庫
こちら秋のJガーデンの時に
小中先生にサインを頂いた本です
またまた先生にお会いできたことが本当にうれしくて♡
今日はスーパームーン
お月さまがキラキラで
箒を跨いだ魔女たちが集会を…なんて考えて妄想にふけっていたとき
この本が思い浮かびました
確か「月に一度の満月の日に魔女集会が開かれる」と
本日はスーパームーンなので
世界各地で大大的な魔女集会が行われるのでしょうね
以前住んでいた地区は
満月になると「フルムーンフェスティバル」と描かれた看板が
海の入り口に設置され
外国の方々がたくさん参加されていました
にぎやかなので見に行くと
そこはまるで異国でしたね
ですから満月というと
各国から集まってきた人々が
おのおの楽しむ
という構図が
わたくしの中にできております
******************
小中先生の読後感はどこかに飛んで行ってしまいましたが…戻りますね
ヴァリ、獣人の幼子で竜神族×オジェ、森で隠遁生活を送る魔術師
魔術師ですから年齢不詳
その経緯はとても長いもの
いわゆる不老不死
でもヴァリは毎年しっかり年を取っていくんですよ
このギャップ
吸血鬼や魔術などのファンタジーによくある王道が組み込まれています
そこに萌えぇ♡のキーワードである
「攻めを育てる」
これでご飯がすすんでいきます(笑)
不老不死となった「時を止めた者」
その過去には計り知れない気持ちがあった
不老不死な体のため
長い時間「生きている」だけの孤独な人生
他との接触を一切断ち切って…
不老不死に近いオジェの孤独を考える攻めのヴァリ
成長が素晴らしいのです
その二人の暮らす日常に転換が訪れます
読んでいて
この攻め様キラキラ感はスーパーダーリン??と
高揚感がさらにアップしてくる
出生の秘密の展開に納得!
オジェの不老不死…に正面から向き合うヴァリ
そして
このタイミングで愛を確かめる残酷さ…( ノД`)
禁断の術…
瀕死になる主人公
ああ、ここはとてもよいところなので
ファンタジー好きな方にはぜひ読んでいただきたい
最後はいつか訪れる終わり…がくることに対して
ふたりのこの先を…案じて物語が閉じます
時折出てくる尻尾のモフモフ
小便小僧のショタ期(笑)
不老不死だけど誰とも関係を結んでいないご老体の(笑)ぴゅあぴゅあな純粋さ加減…
攻め様が自分の好み以上のいい男に育った喜びなど
素敵な描写がいっぱいでした
こんなスーパームーンの時には
こういうファンタジーなどいかがでしょう?
小中先生の作品のご紹介
昨年3月のJガーデンの時は
で
初めて先生にお会いし
先生のやさしさに包まれる感じが
すごく安心できて…の印象が強かったです
その節はありがとうございました
先生、毎回
可愛いアニマルのイラストを描いてくださいます♡
先生の本はファンタジーがたくさんで大好き
スパダリもね!!
そして
悪者が少なくて
ケモ耳で♡ファンタジー
初めて読んだ本は
指先がすれ違う→先生のはじめての単行本
そして
先日読んだ
お勧めです