【イコラブ】楽曲と季節感のズレが生まれるのは何故か?~イコノイの事例から~【ノイミー】 | 坂道の先にあったのは沼〜そらいろの推し事独白論〜

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  今日のPrologue:秋元康氏の詩集

 

今日は公休日という事で少し遅めの朝飯を食べてておしましたが、ふとテレビを見ると先日(3/2)に自身の46G歌詞の中からセレクトした46編の歌詞を詩集として出版した秋元康氏のインタビューが流れていました。

うちでは朝のテレビのルーティンは〝朝ドラ〟☞〝羽鳥さんの番組〟という流れになっておりますが(笑)、同番組のアシスタントのMCは秋元氏が手掛ける元乃木坂の斎藤ちはるアナが務めており彼女がインタビュアーとなって秋元氏にインタビューをしておりました。

 

 

その話を聞きながら思い出したのがTwitterでその詩集について揶揄したツイで〝ただ歌詞をのっけただけで云々...〟といういものがありました。

確かに言わんとしている事はわかるんですよね(笑)、彼の活動を斜め横あたりから見ていればそういう感想を抱いてしまう...というか言いたくなる人も多いのは頷けます。

 

 

ただ、彼は職業作詞家でありその歌詞に勿論彼自身の言いたい事や想いというものが込められているとは思いますが、表現するのは歌い手でありそのファクターを通過するとまたその時の秋元氏の想いとは別な思いが生まれます。

つまり、彼が想いを語ってしまう事でその歌詞について自分なりの想いを描いていた人のその想いをぶち壊してしまう可能性もあり、逆にただ歌詞を載せているだけで正解なんだろうと感じました。

インタビューの最後で秋元氏から語られたのはその点で、挿絵を描いた長沢明氏の絵と共に見た人が夫々の想いを持てばよくて、自分達が何かを言ってはいけないというのを聞いてやはりという感想を持ちました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そらいろです

 

こんにちわ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ぬくぬくさんのブログより

 

さてさて本日のお題ですが、先日ぬくぬくさんのブログに於いてとても興味深い話題を取り上げていらっしゃいましたので、そらいろのブログでもその点について書いていきたいと思います。

 

11Thシングルがどの様な世界観を持った楽曲になるのだろうかという着想から書かれたのでは無いかと推察するのですが、その中でも仰られているのがそれ程楽曲の発売時期と楽曲自体の季節性のリンク感が割合希薄であるという点でした。
 
確かそらいろも夏の終わりに夏真っ盛りを感じさせるひまわり畑で撮影された“ウィークエンドシトロン”、そしてそのカップリングの“夏祭り恋慕う”やクリスマスソングなのに発売日がそのクリスマス直前で次作迄それで引っ張るのかと思った“The5th”等に曲の良さは別として季節感的には少し違和感を持ったものでした。
 

 

  何故違和感を持つのか?

 

そらいろも仕事柄季節品を扱うという事があるので意外とこの部分敏感になったりするんですよね、一般的に季節品というものはそのジャストなタイミング時期というのは既に旬を過ぎているという事が得てして多くあります。
例えば端的にそれを示すのがアパレル関係、大体夏服や冬服のセールって夏真っ盛りとか冬本番ていうそれらが一番用いられる時期が多いですよね。
やはりこれは前もって買うという事もあって、実際に使われるという時期には手元にあるという事からなのでしょう。
なので、意識的にはやはり楽曲においてもその旬な時期には手元のあるという事、そして重要なのはその時期に向けて気分を盛り上げていく存在というツールの一つという事も含まれるのでやはり夏歌なら6月から7月頃、クリスマスソングならば11月後半から12月頭位に照準がある方がしっくりくると思っています。
 

 

  イコノイの楽曲の季節性

 

ここでぬくぬくさんのブログと同じ様に、各作品の季節性を上げていきたいと思います。

=LOVE(17.09.06)

歌詞には季節性が有りませんが、MVの方は夏を思わせる雰囲気が感じます。

尤も、季節性というよりはアイドル界というジャングルに踏み込んでいくサバイバルを描いており夏というよりはジャングルという舞台設定だからでしょう。

 

僕らの制服クリスマス(17.12.06)

こちらはぬくぬくさんも仰る通りジャストなタイミングという楽曲でしょうね...まぁ、クリスマスソングの性でシーズンが終わってしまうと弱くなるという面は否めませんが。

手遅れCauton(18.05.16)

特に季節性がある楽曲ではありませんが、MVではやたら雨のシーンが出てきましたので季節柄、梅雨やその後の台風などを考えると舞台設定では季節は合ってるかもしれません...ただ、メンバーがクソ暑い時期にあの厚ぼったいパーカーを着る羽目になってしまいました(笑)。

Want You!Want You!(18.10.17)

発売は若干遅め感も無くはないですが、秋の爽やかな季節感が出ておりこれもタイミング的には悪くないと思います。

ただ、この年は冬曲が無かったので秋口は兎も角、晩秋からまだ肌寒さの残る早春期まであの薄い衣装で寒そうという印象はありました(ラグーナ公演で薄手とはいえ長袖とベストの日向ちゃん達に比べて、半袖のイコラブちゃん達の印象がめちゃ強烈に残っています)。

探せダイヤモンドリリー(19.04.24)

所謂、卒業ソングというイメージですが歌詞は学生の頃を振り返るという世界観なのでこの時期でも良かったのかもしれません(MVはモロ卒業シーズンで桜の花の歌詞も出てきます)。

ただ、衣装は半袖か、薄手のブラウスだったのでメンバー的には夏に向けて良かったのかもしれません。

≠ME(19.08.04配信)

歌詞が夏真っ盛りですからリリースのタイミングはジャストだったと思いますが、正式なCD作品だったらもう少し早い方がタイミング的には良かったかもしれません。

ズルいよズルいね(19.10.30)

特に季節性は無いと思いますが、失恋ソングと言えば大体秋口というものなのでタイミングは悪くないと思います。

この後とんでもない厄災が起きたので野外ライブはありませんでしたが、長袖とはいえ結構間の空いたレースの衣装は冬時期はもし野外ライブ等があったら相当に寒かったでしょうね。

君の音だったんだ(19.10.30)

実際に行われる時期とからすると遅い感じですが、体育祭や文化祭といったイメージがあるので一般的には季節がずれているというイメージは無かったと思います。

丁度寒くなる時期ですので、この時期で厚手の君音衣装に変わったのは、彼女達にとっては良かったのではないでしょうか(確か年末の定期公演ではあの衣装で汗だくになっていました)。

CAMEO(20.07.08) 

特に季節性は無い楽曲なので取上げる必要もないとは思いますが、もしコロナが無かった場合、衣装がどうなったのかは興味があります(夏のイベとかであの歌唱衣装は流石に...)。

君と僕の歌(20.07.08)

こちらも季節性はが無い作品(歌詞の中に雨とか風とか出てきますが、気象状況というよりこれから立ちはだかる困難の比喩)、一方でイコラブちゃんと違って半袖衣装は春夏のライブが行われていたら過ごしやすかったでしょうね(さすがに夏の野外ライブは厳しいでしょうけど)。

青春〝サブリミナル〟(20.11.25)

ぬくぬくさんも仰ってるのですが、季節性のある文言はありませんが歌詞もMVも衣装もどこか夏を思わせる楽曲が晩秋に出て来た事で結構ミスマッチ感はありますね。

そらいろ的には当初の予定では8中から末辺りに出したかったんでは無いかと推察するんですが(そして3周年に合わせる)、“CAMEO”が遅れてしまったので割を食ったのではないかと思います。

P.I.C(20.11.25)

季節性のない楽曲なので特に取り上げる所はありませんが、衣装が今回も厚手なので冬向きな楽曲でした...前年の事も思うとノイミーちゃん達は衣装的には恵まれている様な気がします(イコラブちゃん達は季節に合わない衣装をいつも着させられているイメージがあります(笑))。

秘密インシデント(21.04.07)

歌詞に出てくるワードから(制汗剤や運動した後の爽やかな風等々)初夏を思わせる雰囲気があるので、そらいろの考える季節感にまさにジャストなタイミングだったと思います。

桜の咲く音がした(21.05.12)

これは完全に遅れていますね...既に青々とした若葉の季節の発売なのに、流石に桜のワードはいくら何でも遅いですよね(笑)。

しかも衣装も2重構造になっているので、衣装替えがある自前のライブならまだしもメイン衣装が主のイベントライブでは厳しかったのではないかと思います。

こちらも恐らく“青春〝サブリミナル〟”と同じ様に販売計画的には3月頃に発売するつもりだった可能性は考えられなくもありません(恐らくその頃は例の卒業話も無かったと思うので)。

ただ、後述しますがこのMVが盛んに流されたのはまさに桜の季節であり、その後収録曲が順々にMV公開したせいもあって季節遅れ感はあまりしなかったと思います。

君はこの夏、恋をする(21.07.14)

楽曲と季節感が少し乖離気味なイコラブちゃんに比べ、1からスタートしているノイミーちゃん達はジャストなタイミングでの発売が続きます。

アツくなる季節にブレザーの“インシデント”衣装から夏っぽい“君恋”衣装に変われた面でも、ノイミーちゃん達は恵まれています(笑)。

ウィークエンドシトロン(21.08.25)

歌詞的には夏要素は無いしテラスでティータイムなので、寧ろ初秋から秋のさわやかな季節というなので季節感としては合っている様な気がします。

まぁ、MVがひまわり畑の真ん中で、衣装が夏っぽいですから夏曲のイメージがどうしても出てしまいますね。

因みにMV公開後にロケ地を訪れた人が目にしたものは、一面の枯野原だったとか(笑)。

この曲で初のMステ出演を果たしましたが、その時に着用した衣装がその後用いられる様になりました(袖が付いた衣装)。

まほろばアスタリスク(21.11.10)

ツアー後に発売された楽曲で歌詞に〝秋を急ぐ〟や〝11月〟というワードが入っているのでこれもまたタイミング的にはそのものでした。

晩秋という事で直ぐに冬を迎える時期ですが、夜空や星を題材にした事でその後も乗り切れるという指原Pのセンスには脱帽します(“冬の星座”という歌があるくらい、冬は夜空がキレイな季節ですからね)。

衣装もまたここでブレザー衣装が来るので、所謂〝衣替え〟に関してはノイミーちゃんは季節通りの動きをしていますね(笑)。

The5th(21.12.15)

クリスマス商材としてはどんぴしゃりなのかもしれませんが、やはり歌は〝モノ〟ではありませんからね。

クリスマスまで残り10日しかない時点での発売は、やはり遅いかなと思ってしまいます。

やはりというか、仕方が無いというか初の出演になった〝CDTV〟の年越しスペシャルでは最新曲の“The5th”ではなく“ズルズル”がチョイスされていました。

そういえば、この期間のメディア出演衣装が半袖ワンピースは寒くないんですかね?...スタジオ収録だったらあまり問題なさそうですが、外ロケは厳しそうです。

チョコレートメランコリー(22.02.16)

ここまで季節性があっていたノイミーちゃんですが、最新曲“チョコメラ”でずれが発生しました。

季節というよりイベントですがバレンタインの歌詞なのに発売されたのはバレンタイン終了後になっています。

因みにバレンタインソングで代表的なナンバーである“バレンタインキッス”の初出は86年の2/1、その後のカバー曲もほぼ1月中頃から2月頃に発売されているのでやはり遅さが際立ちます。

 

 

  イコノイ楽曲の季節感比較

 

この様に羅列するとイコラブちゃん達においては結構季節感との乖離が多く見受けられますが(身に着ける衣装も含めて)、逆にノイミーちゃん達は比較的季節があっている様に思います。

 

尤もイコラブちゃんに関しては常に表題曲という存在があって、年間の販売計画も決められておりある程度テーマも決まっているという部分があって、そこがコロナ禍という未曽有の事態を被ったという面は否めないと思います(コロナ禍以前までの楽曲ではそう季節感が外れた曲が無い事もそれを示していると思います)。

一方でノイミーちゃんは独立前はカップリングという存在な為、テーマは比較的自由ですし、制作されるもの遅いという面があってアクシデントに対応しやすい面はあったと思います。

また、彼女達の場合は単独デビューがコロナ禍以降という事で前項でも触れましたが、販売計画の狂いという事が無いのでその影響を受けずらいという側面もあると思います。

流石に“チョコレートメランコリー”に関しては前作とのインターバルが短かったり、〝3周年〟というイベントに合わせる為に旬である時期での販売は難しかったのかもしれません(MVも年末か年始あたりで制作し、1月の半ばでの公開というスピードでした)。

 

 

  何故、発売日と季節感が乖離するのか?

 

発売日と季節感の乖離、これはイコノイに限らず最近結構目立つ感じがするんですよね。

以前はあまりそう感じたことが無く、その季節やイベントまで2週間程度くらいのインターバルがあったり、その季節が始まる前に合わせて発売日が設定されていた様に思います。

 

ふと思ったのが現在の音楽業界を取り巻く状況、以前であればテレビで数多くの音楽番組が存在して色々な場面で楽曲を目にする事が出来ました。

ところが音楽番組が減少し、出演できるアーティストやグループの寡占化が進む中で発表の場が少なくなっていく事からプロモーションとしてのMVの存在感が増しているという事にあるのではないかと思います。

 

つまり発売日よりもMVの公開日、そして発売日迄の期間で旬である事の方が重要であり、そこでのプロモーションで販売につなげるという面があるのではないかと考えられます。

そう思うと夏の終わりに発売された“ウィークエンドシトロン”も7/7の全国ツアーアンコールで初披露され、MVが公開されたる事で夏期間プロモーションされますし、11/12にMVが公開された“The5th”もクリスマスが盛り上がる期間で流されています。

また、5月発売のアルバムに収録された“桜の咲く音がした”もMV公開は3/23、桜が丁度見ごろを迎える季節ですし歌詞の中で匂わされる学生時代を振り返るという面では卒業から少し経った時期ですので感情移入しやすいと思います(“ダイリリ”も3/23公開ですので、卒業と学生時代を振り返るという意味ではタイミング的には合っていると言えるでしょう)。

 

 

  季節感の乖離はプロモーション重視の姿勢

 

やはり、こう見てくると我々が考える季節商材の扱いと異なり実際の発売日よりもプロモーションであるMV公開日の方が重要であるというのが見えてきます。

 

この点を裏付けるのがイコノイ、そして他のアイドルグループもお話し会(握手会)等のイベントに関する事前販売が主力という部分、つまり発売日より所謂予約販売が主であるので(初回限定盤もノベルティが付けられますし)発売日までにいかにその枚数を積み上げることが重要であるのでしょう。

つまり、どれだけ買ってくれるか予想が付かないフリー購買よりも確実に購入する予約販売を後押しする為に、発売日の季節感がずれたとしてもプロモーション期間を重要視する事が見えてきます。

 

 

 

 

 

 

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