直接的に、市村友和さんから、
【マクベス】(シェイクスピア)の中の『門番』役にチャレンジしたいと聴いていましたが、ブログにも、そう書かれていたので、今回は、その
【門番】役について書こうと想います。
※ジュリアス・シーザー(シェイクスピア)についても
勉強されているようでステキですね
シェイクスピア作品は、芝居は、五幕構成であり、
喜劇を除く 悲劇作品では、大概は、主人公が死ぬお話です。多くのお話は、主人公は、ハッピーエンドになるかも知れませんが、シェイクスピアの場合、
主人公が殺されます。救われませんね。
【マクベス】についても同じくです。
マクベスの有名なセリフの一つ、
ダンカン王を殺した後に、血に染まった自分の手を見ながら、
「~ 大ネプチューンの支配する大洋の水すべてを傾ければ、この手から血を洗い落とせるか?いや、この手がむしろ見わたすかぎり波また波の大海原を朱に染め、緑を真紅に一変させるだろう。」
「トントントン」とノックする音が響き渡ります。
この劇の前半のクライマックスです。
扉を叩いているのは、【マクダフ】と【レノックス】です。
その扉を開けるのが、ベロベロに酔っ払った
「門番」です。
支離滅裂なことを、フラフラしながら、呂律の回らない口調で話します。このシーンがある事で、
これまでの緊迫した劇の内容を和らげる役目をしています。悲劇のお話でありながら、
このシーンだけは、喜劇的役割を果たします。
お客様も息抜きが出来、笑いを誘えたら大成功です。
『喜劇を出来る役者が 悲劇をやると深みが出る』
私的には、まだまだチャレンジして頂きたいことはありますが、コチラの【門番】、市村さんのチャレンジが楽しみです。
市村さんの目の付け所は、流石だと思います。
【門番】との闘いは、
誰しも 自分との闘いになりますね。
難しい役だと想います。
自分の殻を突き破って、
ぶっ飛んだ芝居も、是非 観てみたいです。
余談ですが、
コチラは、以前、私が演った【マクベス】の時の
【門番】役の役者と
上記の【マルカム】(ダンカン王の息子)役【中央】との
一人二役でした。同じ役者には見えませんね。全く違うキャラクターでした。
うふふ![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
![ラブラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/035.gif)
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)