6月22日(土)、フェスティバルホールに於ける大阪フィル第579回定期演奏会(2日目)を聴きに行きました。
横浜から、
横山の指揮は、第1楽章導入部辺りはやや遠慮気味で物足りなさも感じましたが、同楽章展開部の総奏に於ける雄渾さや第2楽章の憂愁及び第3楽章第2副主題のそこはかとない哀感の表出等、随所で好演をみせていました。
絶品だったのは、ソリスト・アンコールのパガニーニ/24のカプリース~第24番!金川の技巧云々といった次元を遙かに超越した豊かな音楽性に充ちた素晴らしい演奏に聴衆も惹き込まれ、演奏後は惜しみない拍手が延々と贈られていました。
後半は、ストラヴィンスキー/バレエ音楽「火の鳥」(1910年版)。
華麗さや「カッチェイ一党の凶悪な踊り」等に於ける凄絶さのみならず、弱音部でのデリカシーにも気の配られた優れたバランス感覚を有した好演だったと思います(勿論これがデュトワだったらさぞかしとの想いは残ったけれど)。
翌6月23日(日)、
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