6月9日(日)原田慶太楼指揮によるN響第2013回定期公演(6月Aプロ定期2日目)を聴きにNHKホールへ。
















ソリスト反田恭平人気故か、チケットは初日・2日目共に早々完売した模様。


また今季この時期になったか…。

今回オール・スクリャービン・プログラム

オーケストラ対向配置

前半最初「夢想」
初めて聴いた小品でしたが、清澄さ甘美さ原田N響から豊かに引き出していたと思います。

続いて反田ソリストを務めてのピアノ協奏曲
この曲聴いたのは、30年位前東響演奏会に於ける羽田健太郎大友直人による演奏、そして2018年12月N響第1900回定期公演に於けるアンドレイ・コロベイニコフアレクサンドル・ヴェデルニコフによる演奏に次いで3回目

第1楽章噎せ返るようなほの暗いロマンティシズム第2楽章デリカシー第3楽章哀愁を忍ばせた華麗さが、反田安定したソロ原田&N響細部に至る迄行き届いた演奏により表現されていました。
ソリスト・アンコールショパンマズルカ素朴さを感じさせる佳演でした。
…ところで、ソリストに対して無礼が過ぎるとしばしば批難の的となる、原田ソリスト・アンコールの際に指揮台に腰掛けロダンの「考える人」よろしく肘を脚に突き顎を拳に乗せて聴き入る姿今回私の座席からはピアノの蓋に遮られて原田上半身見えませんでしたが、やはりまた同様の姿勢だったのでしょうか。少なくとも肘突き&顎乗せ私も好ましいとは思えないのだけれど。

後半は、交響曲第2番
この曲聴いたのは、2017年9月N響第1865回定期公演に於けるパーヴォ・ヤルヴィ演奏以来
原田指揮のもと、全体的に弦そして木管のソノリティが活きた演奏で、とりわけ第3楽章美しさ第5楽章高潮感傾聴に値する出来栄えでした。
















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