時の過ぎゆくままに
普段から朝の早い生活が身についてしまい夜のゴールデンタイム以降は目覚めるまでほとんど寝てしまっている私が昨夜は珍しく夜更かしして、それも普段は見ないテレビ番組を見てしまいました。番組名はNHKで放送されている『SONGS』です。通常は見ていないのですが昨年から久々の再集結を果たして活動しているザ・タイガース出演とあって興味を引かれたのです。
もっとも彼らの全盛期は1967年~69年あたりで私がもの心が付く前なので音楽は知っていても生で見たり聴いたりした事はありませんでした。それともう一つ興味があったのは今回の再集結一番の目玉と言ってもいい『ピー』こと瞳みのる氏が出ていると言う事でした。
もうだいぶ前になりますが彼が生出演すると言うラジオ番組を聞いてタイガース散開後に大学に入り直して慶應高校の国語教師をしていたり漢詩研究の為に中国に渡っていたりと言う彼の行動を知り、他のメンバーには悪いけれど安直に音楽業界での生活を選択しなかった事を凄いと思っていたのです。実際に見た彼は他のどのメンバーよりも若々しく、その口から語られた『タイガースでの経験があったから、たいがいの事はできると思った』の言葉には重みがありました。それ程当時の活動は苛酷だったんでしょうね。ただしそれを苦痛とは感じていなかったようですが。
見ていて驚いたのはそのピーやサリーこと岸部一徳の演奏が実に見事な事。そりゃ活動を再開するに当たってかなりの練習はしてきたのでしょうがソロ歌手として確固たる地位を築いた後もミュージカルを中心に歌い続けている沢田研二や音楽業界に身を置き地道に活動をしていた森本太郎と違い片や前述の通りまったく畑違いの場所に、もう一方は同じ芸能界とは言え役者として歩んできている訳で…昔とったきねづかだとしても大したもんだと感心してしまいました。
それにしても今回見た四人の中で一番変わっていたのがジュリーとはねぇ…。太ると変わりますわな(-.-;)
もっとも彼らの全盛期は1967年~69年あたりで私がもの心が付く前なので音楽は知っていても生で見たり聴いたりした事はありませんでした。それともう一つ興味があったのは今回の再集結一番の目玉と言ってもいい『ピー』こと瞳みのる氏が出ていると言う事でした。
もうだいぶ前になりますが彼が生出演すると言うラジオ番組を聞いてタイガース散開後に大学に入り直して慶應高校の国語教師をしていたり漢詩研究の為に中国に渡っていたりと言う彼の行動を知り、他のメンバーには悪いけれど安直に音楽業界での生活を選択しなかった事を凄いと思っていたのです。実際に見た彼は他のどのメンバーよりも若々しく、その口から語られた『タイガースでの経験があったから、たいがいの事はできると思った』の言葉には重みがありました。それ程当時の活動は苛酷だったんでしょうね。ただしそれを苦痛とは感じていなかったようですが。
見ていて驚いたのはそのピーやサリーこと岸部一徳の演奏が実に見事な事。そりゃ活動を再開するに当たってかなりの練習はしてきたのでしょうがソロ歌手として確固たる地位を築いた後もミュージカルを中心に歌い続けている沢田研二や音楽業界に身を置き地道に活動をしていた森本太郎と違い片や前述の通りまったく畑違いの場所に、もう一方は同じ芸能界とは言え役者として歩んできている訳で…昔とったきねづかだとしても大したもんだと感心してしまいました。
それにしても今回見た四人の中で一番変わっていたのがジュリーとはねぇ…。太ると変わりますわな(-.-;)
時代劇か?
日曜日の大河ドラマ『平清盛』を見ていて今回痛切に感じたのが大河ドラマってのは昔から社会的な批判なり皮肉が込められているけれど今までで一番強烈に主張してるんじゃないか?と言う事でした。
元服前の清盛は親に反発し社会にも反抗して無頼の日々を過ごし世間からは『悪平太』と呼ばれる程になっていました。しかし彼には彼の正義があったようで悪行を働くのは違法な賭博等に限られていたようです。
そこには自身の出生に対する不満のはけ口としての意味合いがあったのだと思います。
本当の母の顔を知らず両親だと慕っていた親は義理の親である事を知り、それでも平氏の跡継ぎにされて…。
『自分は何者なのか?』と言う疑問を抱えてもがき苦しんでいます。そんな時に時の最高権力者であった白河法王の命で発布されたのが『殺生禁止令』これは命ある物を大切にせよと言う仏の教えから来ているのですが、どうにも行き過ぎた物だったようです。
後年、江戸時代の五代将軍・徳川綱吉により施行された悪名高い『生類憐れみの令』もそうですが出した本人がどう思っていたかは判りませんが命ある物を食べなければ生きていけない我々人間をまったく無視して話がどんどん過激な方向へと転がって行ってしまっています。曲解すれば人は生き物ですらないと言う程に…。
そしてそんな悪法を出した張本人である白河法王を父に持つ自分は?と苦悩する清盛は法王への直訴と言う行動に出ます。しかし当時の武士は貴族を守る汚れた存在として認識されていた為に法王からは歯牙にもかけてもらえません。
ここで思ったのがこの殺生禁止令によって多くの猟師や漁民が飢えた事です。仕事を失い当座の食料さえも失ったのですから飢えるのは当然ですが貴族達はそんな事は関係ないとばかりに優雅な暮らしをしています。これって今の状況とどこか似てませんか?政治家がいい加減な事をして原発事故で多くの農家や漁師が職を失い、東北の方々は住む家を追われています。しかるに大多数の政治家は増税だの次の選挙だのと言って国民の方を向こうともしません。
今の世の中に悪平太のような罪なき市民を守ると言う熱意を持った政治家がいるのかどうか…。時代は清盛のような良くも悪くも変革者を求めているのかもしれません。
話が逸れましたがこの出来事から元服して清盛となった彼は父親から歌舞音曲を習い法王の前で舞を披露するまでになります(舞を仕事とする白拍子を母に持っているのですから素質はあったでしょうね)
そこで剣を法王の前に突き立て武士の存在を高らかに宣言するのですが妖怪とまで恐れられた白河院も寿命には勝てずに亡くなります。最高権力者を失って時代は大きく動こうとしているのですが…。今日はここまでですね。この後、清盛が平氏の頭領となり保元、平治の乱を経て武士の世の中を作り上げるのはもう少し後の話です。
元服前の清盛は親に反発し社会にも反抗して無頼の日々を過ごし世間からは『悪平太』と呼ばれる程になっていました。しかし彼には彼の正義があったようで悪行を働くのは違法な賭博等に限られていたようです。
そこには自身の出生に対する不満のはけ口としての意味合いがあったのだと思います。
本当の母の顔を知らず両親だと慕っていた親は義理の親である事を知り、それでも平氏の跡継ぎにされて…。
『自分は何者なのか?』と言う疑問を抱えてもがき苦しんでいます。そんな時に時の最高権力者であった白河法王の命で発布されたのが『殺生禁止令』これは命ある物を大切にせよと言う仏の教えから来ているのですが、どうにも行き過ぎた物だったようです。
後年、江戸時代の五代将軍・徳川綱吉により施行された悪名高い『生類憐れみの令』もそうですが出した本人がどう思っていたかは判りませんが命ある物を食べなければ生きていけない我々人間をまったく無視して話がどんどん過激な方向へと転がって行ってしまっています。曲解すれば人は生き物ですらないと言う程に…。
そしてそんな悪法を出した張本人である白河法王を父に持つ自分は?と苦悩する清盛は法王への直訴と言う行動に出ます。しかし当時の武士は貴族を守る汚れた存在として認識されていた為に法王からは歯牙にもかけてもらえません。
ここで思ったのがこの殺生禁止令によって多くの猟師や漁民が飢えた事です。仕事を失い当座の食料さえも失ったのですから飢えるのは当然ですが貴族達はそんな事は関係ないとばかりに優雅な暮らしをしています。これって今の状況とどこか似てませんか?政治家がいい加減な事をして原発事故で多くの農家や漁師が職を失い、東北の方々は住む家を追われています。しかるに大多数の政治家は増税だの次の選挙だのと言って国民の方を向こうともしません。
今の世の中に悪平太のような罪なき市民を守ると言う熱意を持った政治家がいるのかどうか…。時代は清盛のような良くも悪くも変革者を求めているのかもしれません。
話が逸れましたがこの出来事から元服して清盛となった彼は父親から歌舞音曲を習い法王の前で舞を披露するまでになります(舞を仕事とする白拍子を母に持っているのですから素質はあったでしょうね)
そこで剣を法王の前に突き立て武士の存在を高らかに宣言するのですが妖怪とまで恐れられた白河院も寿命には勝てずに亡くなります。最高権力者を失って時代は大きく動こうとしているのですが…。今日はここまでですね。この後、清盛が平氏の頭領となり保元、平治の乱を経て武士の世の中を作り上げるのはもう少し後の話です。
魔力
ま、これは磁力とか引力とかに言い換えてもいいんですが…。
私は牛乳配達のバイトを始めてかれこれ7年くらいになるんですが、それ以前にも専門学校に通っていた二年間は新聞奨学生として専売所に住み込みで新聞配達もしていました。そのせいか朝には極端に強いんですね。長年の習慣からか例えば夜中近くに寝ても配達前の時間にはそれこそ目覚まし時計よりも早く目覚めます。あまりそれを繰り返すと昼間に影響が出てしまいますが…。
弊害な無い訳ではありません。長年不規則な生活をしていたせいか遺伝によるものかは判りませんが血圧が高くなってしまい今では薬のお世話になっている始末ですから。
最近、と言うか寒い季節に強烈に感じるのが今日のタイトルにもしている『布団の魔力』です。私の部屋にはこれと言った暖房器具がありませんので居間から自室に戻ればまず布団に潜り込みます。雪国の方には笑われるかもしれませんが群馬の冬と言うのもこれでなかなか厳しいもので気温が氷点下にまで下がる事は年に何度もありませんが俗に『赤城おろし』と呼ばれる冷たい北風が昼夜を問わず吹き付ける冬は体感温度だけなら氷点下になっていると思います。しかも我が家は築20年以上になりますのですき間風がねぇ(>_<)
以前は自室にもこたつを入れていたのですがついついこたつで居眠りをして風邪を引くと言う事を繰り返していたので四年ほど前に壊れたのを機に撤去してしまいました。
で、冒頭の魔力です!!これはもう余程の気合いを入れないと抗えない程の甘美な力でして配達前なんかは目覚めて2~30分は布団の中で葛藤する事しばしばです。これに負けると配達から仕事に至るまでスケジュールがボロボロになりますので滅多な事では負けませんが年に一度くらいは二度寝しちゃって大慌てなんて事まありますが…。それが今冬はまだ一度も無いので今後も油断しないようにしないとネ。もっともこれは冬に限った事ではないのですがf^_^;
私は牛乳配達のバイトを始めてかれこれ7年くらいになるんですが、それ以前にも専門学校に通っていた二年間は新聞奨学生として専売所に住み込みで新聞配達もしていました。そのせいか朝には極端に強いんですね。長年の習慣からか例えば夜中近くに寝ても配達前の時間にはそれこそ目覚まし時計よりも早く目覚めます。あまりそれを繰り返すと昼間に影響が出てしまいますが…。
弊害な無い訳ではありません。長年不規則な生活をしていたせいか遺伝によるものかは判りませんが血圧が高くなってしまい今では薬のお世話になっている始末ですから。
最近、と言うか寒い季節に強烈に感じるのが今日のタイトルにもしている『布団の魔力』です。私の部屋にはこれと言った暖房器具がありませんので居間から自室に戻ればまず布団に潜り込みます。雪国の方には笑われるかもしれませんが群馬の冬と言うのもこれでなかなか厳しいもので気温が氷点下にまで下がる事は年に何度もありませんが俗に『赤城おろし』と呼ばれる冷たい北風が昼夜を問わず吹き付ける冬は体感温度だけなら氷点下になっていると思います。しかも我が家は築20年以上になりますのですき間風がねぇ(>_<)
以前は自室にもこたつを入れていたのですがついついこたつで居眠りをして風邪を引くと言う事を繰り返していたので四年ほど前に壊れたのを機に撤去してしまいました。
で、冒頭の魔力です!!これはもう余程の気合いを入れないと抗えない程の甘美な力でして配達前なんかは目覚めて2~30分は布団の中で葛藤する事しばしばです。これに負けると配達から仕事に至るまでスケジュールがボロボロになりますので滅多な事では負けませんが年に一度くらいは二度寝しちゃって大慌てなんて事まありますが…。それが今冬はまだ一度も無いので今後も油断しないようにしないとネ。もっともこれは冬に限った事ではないのですがf^_^;