闇鍋日記 -260ページ目

二つの道

今日の『天地人』は兼続と弟・小国実頼のちょっとした確執と互いの悩みが描かれていました。偉大過ぎる兄を持った弟は時には卑屈になったりするものですが彼は頭が良かったのでしょう、距離を置く事によって互いの立場を見つめ直そうとします。肉親であっても殺しあう戦国の世にあっても出来た弟というのは何人かいて豊臣秀吉の弟・秀長は常に豊臣政権の台所を守っていましたし武田信玄の弟・武田『典厩』信繁は兄の影武者となって支えました。この二人がどれ程凄かったかは彼らが亡くなった後両家とも没落の一途をたどった事でも明らかです。さて、そんな優秀な弟・実頼でしたが婿に入った家が悪かった。番組でも描かれていましたが昔の権威を傘にきて自ら苦労をせずに出世しようとする情けなさです。こんな所に婿入りしたら誰だって卑屈になってしまいます。今後この二人は東と西にあって上杉家を守っていきますが家康への対応で対立したもとを分かつ事になります。私には妹が一人いるのですが弟はいないので兼続の気持ちが理解できているとは言い難いです。けれど兼続も弟を名門の家に婿入りさせた事で安心してしまったのではないでしょうか?もう少し内情を調べ
ていれば歴史に残る名補佐役になっていたかもしれませんよ。これが妹だったらまた話も変わったでしょうけどね♪女性は大人ですよ。我が妹を見ていると本当にそう思います。話が逸れてしまいましたが今後二人の道が一つになる事が無かったのは残念であり上杉家の悲劇でもあったと思います。

月月火水木金金

これは休日返上で働く人達を表した慣用句で語源は明治時代の帝國海軍が列強諸国に追い付け追い越せとばかりに休み無しの猛訓練をした為、士官の一人がこれではまるで月月火水木金金ではないかと嘆いたというのが語源であると辞書には載っています。私もここまでではないにせよかなりタイトな生活を送っておりまして朝と言うか深夜2時前に起床、牛乳配達の店に向かいます。配達が終わるのが午前5時半頃で家に戻って1時間程仮眠を取ったら今度は勤め先に向かいます。仕事が終わるのはだいたい午後6時過ぎなので後は家に帰って風呂と夕飯くらいで翌朝の配達に備え夜10時くらいには就寝となります。この生活をもうかれこれ四年くらい続けていますがこれのおかげでオールナイトニッポンエバーグリーンという番組そして斎藤アンコーさんという方と出会い多くの友までできたのですから縁とは不思議なものです。
今日、土曜日は朝の配達が終わってしまえば後は月曜日の朝まで休めると言う事で普段は配達から帰ったら昼間まで寝る、昼食の後買い物を済ませ早めにお風呂♪後は夕飯及び晩酌と小原庄助さんみたいな暮らしぶりで、たまに仲間と酒を酌み交わしに行ったりアンコーさんに会いにイベントに出かけたりするのもたいがい土曜日です。今日も風呂から上がって扇風機の前でこれを打っていますが普段とはまるで違う優雅な時間を過ごしていますよ。小原庄助さんのように身上を潰さないように月曜日からまた頑張りますp(^^)q

マイケルの死に思う

我が国では10年ひと昔なんて言い方をしますが欧米でも10年を一区切りにして物事をとらえる考え方があるようです。いわゆる『ディケイド』と言う物ですが洋楽にもあてはまるようで10年間を代表するスターが現れて後の音楽界に多大な影響を与えています。ロックと言う音楽が生まれたのは1955年と言われていますがここからの10年はエルビス・プレスリー、次の10年がビートルズと言うのは誰も異論の無いところでしょう。そしてビートルズ後となるとこれはロックの多様化と共に好みにより変わると思います。私のようなプログレ好きならピンクフロイド、ハードロックが好みならレッドツェッペリン、もっと軽いポップスが好きならカーペンターズと言った具合です。そして次の10年、ここにマイケル・ジャクソンが入ると思うんですよ。80年代はまさに彼の時代でした。彼こそは真の意味で白人と黒人の垣根を超えた最初のロックスターであったと思います。そんな彼が初の黒人大統領が誕生した年に亡くなったのは歴史の皮肉としか言いようが無いのですが彼の前と後では明らかに黒人音楽に対する考え方が変わったと思うのですよ。マイケルがいなければ後に出て
くるホイットニー・ヒューストンもマライア・キャリーもビヨンセだってあそこまでのスターになっていなかった事でしょう。今年で2000年代の10年が終わります。はたしてこの10年を代表するミュージシャンは誰だったのでしょうね?