充実の東日本地区強化練習会Ⅰ -形編- | 中山隆嗣の「活殺自在」

中山隆嗣の「活殺自在」

武道と癒しを中心に、生き方、日々のことを綴ります。

 5月19日、大森第三中学校のホールにて、日本千唐会主催の東日本地区強化練習会が行なわれました。これは7月にカナダで行なわれる宗家杯(千唐流の世界大会)出場の選手の強化と、次代を担う選手の育成を念頭に行なわれ、総本部より田中錬士と小山錬士が講師としてお越しになりました。


 つい先日、西日本地区の強化練習会が行なわれたばかりですが、日本の東西で選手の育成強化の具体的な行事が行われたわけです。


 今日のブログはその模様を写真と共にご紹介していきますが、内容が豊富な為、2回に分けてご紹介します。これまでの稽古の様子を綴るブログも書かなければならない、と認識しているつもりですが、その辺は多少削りながら、なるべくホットな内容で構成したいと思います。


整列・正座















 上の写真は全員で正座しているところですが、武道ですからこのようなところはきちんとしなければなりません。


 稽古前には心を落ち着け、これからのことに対してしっかり意識するために必要であり、稽古後はその日の反省を行ないます。稽古の「動」の前後の「静」の時間になります。


 今回は子供から一般まで東日本の各地から集まりましたが、試合ではありませんし、強化練習に参加するには一定レベル以上であることが条件です。


 各道場からの選抜メンバーということで、稽古内容・質についても期待しつつの時間になりました。


基本稽古















 その後稽古になりますが、まずは基本です。


 上の写真は小山錬士による「下段足刀蹴り(げだんそくとうげり)」の様子ですが、選手力強化という目的もありつつ、武術としての意識も必要ということで、実戦で大変効果的な「下段蹴り(げだんげり)」から行なったわけです(他の「蹴り」も同様でした)。


 これはエクササイズ的に行なうということではなく、その意味も含めてのことであり、稽古前にきちんと説明がなされました。


 この後に続く(かた)」や組手の稽古にも必要な正しい基本の意識を、ここで再確認した、ということになります。


基本の連続技
















 続いて田中錬士による移動稽古になりますが、連続技としても応用できますが、身体をほぐす、あるいはスタミナアップということで色々な組み合わせで行なわれました


 素早い運足と的確なコントロールを要求し、身体操作の基本を学ぶことになります。


 その具体的な内容については、残念ながら私は確認していません。


 この点は前日の打ち合わせの際の確認で練習会の流れは理解していますので、今お話ししたことはその前提で綴っています。


 ではその時、私は何をしていたかですが、ある道場の師範の方と技術的なことでお話ししていました


 教え方におけるポイントや「形」の解釈に関係するようなことでしたが、その先生の個人的な疑問も含まれていたのか、全員の前での質問というより、個別にお尋ねになったわけです。


 それはそれで重要なことですので、ちょっと会場から離れたところでの稽古になりました。


形・抜塞
















 その後、いよいよ「形」の稽古になります。


 千唐流では「四方拝(しほうはい)」からスタートし、「龍山(りゅうしゃん)」までの12の「形」が教授されますが、まずはそれを通して行ないました。


 そこでは知っているところまで参加し、知らない「形」のところでは正座して見学、という内容でした。


 少年部と一般、そして帯の違いにより、上位の「形」になるにつれ正座している参加者が増えてきました。


 上の写真は「抜塞(ばっさい)」の最後のほうの動作ですが、写真手前に頭だけ写っているのは見学者です。


形・鎮東
















 上の写真は「鎮東(ちんとう)」の最初のほうの動作です。


 「形」の稽古では、各動作のポイントについて説明され、特に大切な箇所については分解・解説を通じて理解してもらうことになりました。


 普段、道場で稽古している人もいるかもしれませんが、知らない人もいるでしょう。


 こういう機会だからこそのレクチャーということになりますが、ここから「形」の理解と共に、そこから武術としての視点に広げることも可能になります。


 また、分解については個人的に疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょうからと、質問タイムを設け、その解消に努めることになりました。


 最初、遠慮して質問する人は少ないかもと思っていましたが、次々に手が挙がり、良い意味で予想外でした。こういうところの確認と解消の必要性については、日常の稽古でも意識しなければならないところですので、どういうところを疑問に思っているかについて聞くことができたのは私としても収穫でした。


 この後昼食になり、午後の組手の稽古へと進みました。


 その話は、明日のブログになりますので、今日はここまでにさせていただきます。







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