東池袋~大塚散歩 1月7日(土) | 東京散歩道

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「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

こんばんは(^_^)

 

今回は1月7日(土)から始まりました東京お散歩教室

東池袋~大塚散歩」の初日の様子を簡単にご紹介します。

 

出発は東池袋駅から。

 

まずは、雑司ヶ谷霊園へ。

 

 

雑司ヶ谷霊園は、豊島区南池袋4丁目にある、東京都公園協会が管理する都立霊園。

もとは御料地として、寛永15年(1638)に薬草栽培の御薬園となったところで

その後、享保4年(1719)に将軍が鷹狩りに使う鷹の飼育や訓練などを行う

御鷹部屋に変わり、そして、明治7年(1874)に東京府によって共同埋葬墓地となりました。

また雑司ヶ谷霊園は、多くの著名人が眠るところとしても知られており

今回はほんの一部ですが、永井荷風、小泉八雲、泉鏡花、夏目漱石、竹久夢二

ジョン万次郎、東郷青児のお墓をご案内しました。

 

雑司ヶ谷霊園の次は、雑司が谷旧宣教師館へ。

 

 

雑司が谷旧宣教師館は、豊島区雑司が谷1丁目にある

明治40年(1907)にアメリカ人宣教師マッケーレブが居宅として建てた

豊島区内に現存する最古の近代木造洋風建築物。

マッケーレブは昭和16年(1941)に帰国するまでの34年間、この邸宅で暮らしました。

一時は取り壊しの危機にもさらされましたが、地域住民の保存運動により

文化財として認められ、昭和57年(1982)に豊島区が取得。

昭和62年(1987)9月1日に区の登録有形文化財となり

その後、平成11年3月3日に東京都指定有形文化財(建造物)となりました。

館内は無料で公開されており、明治期の外国人宣教師の暮らしぶりを知ることができます。

 

雑司が谷旧宣教師館の次は、清土鬼子母神へ。

 

 

途中、奇妙な形をした階段坂や路地の片隅の不思議な物体をご紹介。

 

 

清土鬼子母神は、文京区目白台2丁目にある日蓮宗の寺院。

別称は「お穴鬼子母神」で、雑司が谷七福神の吉祥天(寿老人の代替)も祀られています。

当地は法明寺の鬼子母神堂(豊島区雑司が谷3丁目)に祀られている鬼子母神像が

永禄4年(1561)に掘り出されたと伝わる旧跡。

「清土」は、この地の旧地名(雑司ヶ谷村小名清土)です。

 

清土鬼子母神の次は、護国寺へ。

 

 

護国寺は、文京区大塚5丁目にある

5代将軍徳川綱吉の生母・桂昌院の発願により

亮賢僧正が開山した真言宗豊山派の大本山。

境内は広く、国の重要文化財に指定されている本堂や月光殿をはじめ

見応えある歴史的木造建築物が数多くあり

墓所には、三条実美、山縣有朋、田中光顕、大隈重信、ジョサイア・コンドルといった

著名人が眠っています。

 

 

また、護国寺は人懐っこい猫たちがいるお寺としても知られており

大の猫好きである私は、訪れるたびに癒されています。

 

護国寺の次は、吹上稲荷神社へ。

 

 

吹上稲荷神社は、文京区大塚5丁目に鎮座する保食之大神をご祭神として祀る神社。

由緒は、元和8年(1622)に徳川秀忠が下野国日光山から賜った稲荷大神の御神体を

江戸城中紅葉山吹上御殿に「東稲荷宮」と称して奉じたのが始まりで

その後、移遷を繰り返し、明治45年(1912)に旧大塚坂下町の現在地に鎮座。

小さなお社ですが、徳川家や松平家とも関わりを持つ神社として

また旧大塚村の鎮守として、古くから崇敬を集めています。

 

吹上稲荷神社の次は、大塚5丁目階段坂密集地帯へ。

 

 

坂下通りから分岐する音羽川暗渠の東側は急斜面のため、階段坂の宝庫!

珍しい半円形の階段坂広場やジグザグに曲がる階段坂など

段サー(階段坂愛好家)にとってはたまらない、個性的な坂道がたくさんあります。

 

 

坂の中腹から街を見下ろすメンバーの皆さん。

高低差のある東京散歩の醍醐味をご堪能されています。

 

 

初日は幅広の階段坂に腰掛けて記念写真。

皆さん、撮影ご協力有難うございました。

 

 

記念撮影の後も、おすすめの階段坂や極細路地をご案内。

初回のメンバーさんは、こうした少々マニアックな路線にも喜んでついてきてくださるので

私も張り切ってしまい、ついたくさん上り下りしちゃいました(^_^;)

 

大塚5丁目階段坂密集地帯の次は、「パティスリー クルール」に立ち寄り。

 

 

パティスリー クルールは、豊島区南大塚2丁目にある

独創的なスイーツをはじめ、クロワッサンやデニッシュも美味しい洋菓子店。

こちらで各々気になった商品を買って、次の南大塚公園へ。

 

 

まずは、公園でブレークタイム。

私はパティスリー クルールの焼き菓子のなかで一番人気の

可愛らしい「ケーク」をいただきました。

 

 

南大塚公園は、豊島区南大塚2丁目にある、区画整理事業によってできた区立公園。

細長い植え込みを境に東西に分けられており、一段高くなった西側には遊具の他

懐かしい黄色い車両の都電(6000形6162号車)が静態保存されています。

 

南大塚公園の次は、大塚天祖神社へ。

 

 

大塚天祖神社は、豊島区南大塚3丁目に鎮座する、天照大御神をご祭神として祀る神社。

由緒は、鎌倉時代末の元亨年間(1321~1324)に、領主の豊島氏が伊勢の皇大神宮の

神様を迎えて祀ったのが始まりとされ、明治6年(1873)に天祖神社と改称されるまでは

「神明社」や「神明宮」と呼ばれ、旧巣鴨村の総鎮守として崇敬を集めました。

また、境内には多くの末社が鎮座する他、「縁結びの大イチョウ」として知られる

推定樹齢600年のご神木「夫婦鴨脚樹」が聳え立っています。

 

 

様々な見どころを巡り、最後に大塚駅前で都電の走行シーンを眺めて、お散歩は終了。

 

 

その後は、駅近くの居酒屋さんで懇親会。

この日は、新人さんも含め、ほとんどの方が打ち上げまでご参加。

自己紹介もして、みんなでわいわい盛り上がりましたo(^▽^)o

(お酒が飲めない方も多数ご参加。交流の輪がどんどん広がっています!)

 

ご参加くださいました皆様、長時間お付き合いいただき、誠に有難うございました。

 

それでは、次回もどうぞよろしくお願い致します。

 

東京お散歩教室

http://tokyo-osampo.com

 

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