東池袋~大塚散歩 1月8日(日) | 東京散歩道

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「東京お散歩教室」主宰、小島信康が綴る身近な街の素敵発見探訪記。

こんばんは(^_^)

 

今回は1月8日(日)に開催しました東京お散歩教室

東池袋~大塚散歩」(21日まで開催)の様子を簡単にご紹介します。

 

出発は東池袋駅から。

 

まずは、雑司ヶ谷霊園へ。

 

 

雑司ヶ谷霊園は、豊島区南池袋4丁目にある、東京都公園協会が管理する都立霊園。

もとは御料地として、寛永15年(1638)に薬草栽培の御薬園となったところで

その後、享保4年(1719)に将軍が鷹狩りに使う鷹の飼育や訓練などを行う

御鷹部屋に変わり、そして、明治7年(1874)に東京府によって共同埋葬墓地となりました。

また雑司ヶ谷霊園は、多くの著名人が眠るところとしても知られており

今回はほんの一部ですが、永井荷風、小泉八雲、泉鏡花、夏目漱石、竹久夢二

ジョン万次郎、東郷青児のお墓をご案内しました。

 

雑司ヶ谷霊園の次は、雑司が谷旧宣教師館へ。

 

 

雑司が谷旧宣教師館の前は、レンガ敷きの道になっていて

「旧宣教師館通り」と名付けられています。

 

 

雑司が谷旧宣教師館は、豊島区雑司が谷1丁目にある

明治40年(1907)にアメリカ人宣教師マッケーレブが居宅として建てた

豊島区内に現存する最古の近代木造洋風建築物。

マッケーレブは昭和16年(1941)に帰国するまでの34年間、この邸宅で暮らしました。

一時は取り壊しの危機にもさらされましたが、地域住民の保存運動により

文化財として認められ、昭和57年(1982)に豊島区が取得。

昭和62年(1987)9月1日に区の登録有形文化財となり

その後、平成11年3月3日に東京都指定有形文化財(建造物)となりました。

館内は無料で公開されており、明治期の外国人宣教師の暮らしぶりを知ることができます。

 

雑司が谷旧宣教師館の次は、清土鬼子母神へ。

 

 

途中、先細りがすごい、奇妙な形をした階段坂を案内。

 

 

清土鬼子母神は、文京区目白台2丁目にある日蓮宗の寺院。

別称は「お穴鬼子母神」で、境内に雑司が谷七福神の吉祥天も祀られています。

当地は法明寺の鬼子母神堂(豊島区雑司が谷3丁目)に祀られている鬼子母神像が

永禄4年(1561)に掘り出されたと伝わる旧跡。

「清土」は、この地の旧地名(雑司ヶ谷村小名清土)です。

 

 

境内にある「星の井」と呼ばれる三角井戸。

出土した神像を清めたところといわれています。

 

清土鬼子母神の次は、護国寺へ。

 

 

護国寺は、文京区大塚5丁目にある

5代将軍徳川綱吉の生母・桂昌院の発願により

亮賢僧正が開山した真言宗豊山派の大本山。

境内は広く、国の重要文化財に指定されている本堂や月光殿をはじめ

見応えある歴史的木造建築物が数多くあり

墓所には、三条実美、山縣有朋、田中光顕、大隈重信、ジョサイア・コンドルといった

著名人が眠っています。

 

 

護国寺といえば、人懐っこい猫が数多くいることでも知られていますが

雨が降り出し、みんなどこかへ。

二匹だけ、不老門の下で、ちょこんと雨宿りをしていました。

 

護国寺の次は、吹上稲荷神社へ。

 

 

吹上稲荷神社は、文京区大塚5丁目に鎮座する保食之大神をご祭神として祀る神社。

由緒は、元和8年(1622)に徳川秀忠が下野国日光山から賜った稲荷大神の御神体を

江戸城中紅葉山吹上御殿に「東稲荷宮」と称して奉じたのが始まりで

その後、移遷を繰り返し、明治45年(1912)に旧大塚坂下町の現在地に鎮座。

小さなお社ですが、徳川家や松平家とも関わりを持つ神社として

また旧大塚村の鎮守として、古くから崇敬を集めています。

 

吹上稲荷神社の次は、大塚5丁目階段坂密集地帯へ。

 

 

坂下通りから分岐する音羽川暗渠の東側は急斜面のため、階段坂の宝庫!

段サー(階段坂愛好家)にとってはたまらない、個性的な坂道がたくさんあります。

 

 

この日も記念写真は、階段坂で。

皆さん、雨の中、撮影ご協力有難うございました。

 

 

記念撮影の後は、極細路地を抜けて、「パティスリー クルール」へ。

 

 

パティスリー クルールは、豊島区南大塚2丁目にある

独創的なスイーツをはじめ、クロワッサンやデニッシュも美味しい洋菓子店。

こちらで各々気になった商品を買って、お土産に。

 

パティスリー クルールの次は、南大塚公園へ。

 

 

南大塚公園は、豊島区南大塚2丁目にある、区画整理事業によってできた区立公園。

細長い植え込みを境に東西に分けられており、一段高くなった西側には遊具の他

懐かしい黄色い車両の都電(6000形6162号車)が静態保存されています。

 

南大塚公園の次は、大塚天祖神社へ。

 

 

大塚天祖神社は、豊島区南大塚3丁目に鎮座する、天照大御神をご祭神として祀る神社。

由緒は、鎌倉時代末の元亨年間(1321~1324)に、領主の豊島氏が伊勢の皇大神宮の

神様を迎えて祀ったのが始まりとされ、明治6年(1873)に天祖神社と改称されるまでは

「神明社」や「神明宮」と呼ばれ、旧巣鴨村の総鎮守として崇敬を集めました。

また、境内には多くの末社が鎮座する他、「縁結びの大イチョウ」として知られる

推定樹齢600年のご神木「夫婦鴨脚樹」が聳え立っています。

 

 

様々な見どころを巡り、最後に大塚駅前で都電の走行シーンを眺めて、お散歩終了。

この日は、このまま解散となりました。

 

ご参加くださいました皆様、雨の中、長時間お付き合いいただき、誠に有難うございました。

 

それでは、次回もどうぞよろしくお願い致します。

 

東京お散歩教室

http://tokyo-osampo.com

 

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