天使の刻印 - 葉桜夏樹 Blog


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葉桜夏樹  / もの書き。女性の脚、足、靴、踏みつけ、などをモチーフとする異端小説、幻想小説を執筆。「踏まれたい」(単行本)「ハイヒールで踏まれて」(kindle版)など。たとえば、femdom、フェティシズム、マゾヒズム、アルトカルシフィリア、マクロフィリア、ファイナンシャル・ドミネーション、クラッシュ、サイズフェチとか。e-mail address:natukihazakura-369☆yahoo.co.jp ☆を@にしてください。

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新作「踏まれる僕の世界:マクロフィリア&アルトカルシフィリア」

 

 

【あらすじ】

マクロフィリア(巨大女性へのフェティシズム)&アルトカルシフィリア(女性から踏まれることに興奮する性的嗜好)の物語。ある地方都市の駅前の寂れた銀河通り商店街。その商店街にある伯父の店「梶本履き物店」でアルバイトをしている僕はゲーム・シナリオライター希望である。店の隣にN女学院大学演劇部の劇場ができた。演劇部の凛々子から、僕の書いた脚本を劇に使わせて欲しいと頼まれる。脚本は僕の幼稚園生の時代がモチーフになっている。女性の脚や足や靴、そして踏まれたいという性癖の世界が書かれている。「回想」「脚本」「演劇」のそれぞれの「踏まれる僕の世界」。それぞれの世界を出入りする僕の幻想奇譚。


【内容から一部抜粋】

踏まれた手の甲が赤くなる。靴底の汚れと模様が手の皮膚に残る。かなり痛い。あたりまえだった。大人の女性が全体重で本気で踏んでいるのだ。だいの男でも悲鳴をあげるに違いない。それほどの苦痛を子供の僕がたえられるわけがないのに、たえている。なぜ、たえられるのか、たえているのか僕にもわからない。わからないまま踏まれ続けていた。僕の両手は踏まれすぎて——子供の手だというのに肉体労働者の汚れた手のようになっていた。散々踏みつけたあとが茶色いあざになって残っている。



コビトの僕がすのこ板の下から出たところを澪先生が見つける。近づいてくる。「ムカつくんだよ——」と右の白のロングブーツを高くあげる。コビトの僕にそのロングブーツを踏みおろす。ロングブーツの本底に下敷きにされる。中身が派手に飛び散る。右のロングブーツをあげると頭からまっすぐ垂直に踏み潰されたコビトの僕の死体がある。コインのようだ。丸い死体になっている。



彼らはシアワセだったと思う。彼らの死体からは死に対する恐怖は感じない。むしろ凛々子から踏み殺された死を好意的に受け止めているように感じる。成仏できたと思う。踏まれた相手は凛々子なのだ。可愛い女の子からなのだ。

 

新作「踏まれる僕の世界:マクロフィリア&アルトカルシフィリア」

 

 

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等身大の僕とコビトのボク(上):マクロフィリア&アルトカルシフィリア

 

【あらすじ】

マクロフィリア(巨大女性へのフェティシズム)&アルトカルシフィリア(女性から踏まれることに興奮する性的嗜好)の物語。女性を崇拝し、女性の脚や足や靴を追いかけ行為としては女性から踏まれることを妄想する僕は、その変態じみた性癖のはけ口を、自分で描く変態マンガやコビト人形を使った呪術に求めるようになる。高校卒業して引きこもりになった僕は部屋で一日じゅうマンガを描いている。やがて妄想やマンガの世界が、リアルな世界と混在するようになり、父のすすめでアルバイトをはじめるが、そこで僕はその性癖のせいで醜態をさらしてしまう。そのあまりにも奇異な僕の行動を知った父は、僕を無理矢理に精神科の病院に受診させる。ところがその病院の案内パンフレットにのっていた医師は、僕が高校のときからずっと憧れ続けた同級生の莉子だった。


【内容から一部抜粋】

僕は(自画像の僕をとおして)体育館地下の床や女子トイレの床と同等になれたのだ。そのとき僕は莉子だけではなく、ほかの女の子たちからも踏まれることを望んでいることをはっきりと自覚していた。彼女たちに踏まれて怪我程度ですむのであれば踏まれてみたい。しかし、もし僕が虫とか小動物とか、たとえばコビトだったとして、踏まれたら終わり、要するに一回限りの命、踏み殺されて死ぬのであれば、それは莉子以外にはあり得ない。やはり僕の本命は莉子なのだ。



僕はぺしゃんこに踏みつぶされた虫だった。バレーボール部の女の子たちは、みんな僕より背が高く体重も僕より重いはずだ。そんな女の子が何人も同時に僕の仰向けの体に踏み乗ったのだ。踏み殺されてもおかしくなかった。死んでもおかしくなかった。ついでに言えば、こんな性癖でもなければとてもたえられなかった。踏まれたいという執念が命を救ったと言える。



三人の女の子たちが見えた。巨大だ。コビトのボクがいる女子トイレにむかって歩いてくる。女の子たちの話し声が大きくなる。巨大な三人の女の子をコビトのボクは正面から見ている。一人はクラスの戸田綾だ。十人並みのそこそこ可愛い女の子だ。あとの二人も同じくらいに可愛い。巨大な三人のローファーがマットに迫る。マットの上の自画像の僕に迫る。コビト目線——ボクの目線は——変態マンガの世界そのものだ。

 


等身大の僕とコビトのボク(下):マクロフィリア&アルトカルシフィリア

 

【あらすじ】

マクロフィリア(巨大女性へのフェティシズム)&アルトカルシフィリア(女性から踏まれることに興奮する性的嗜好)の物語。コビト人形の呪術でコビトになったボクは等身大の僕の高校時代にトリップする。そこで、かねてからネットでの知り合いだったハヤトやシゲッチと出会うが、ハヤトは家守(やもり)、シゲッチは蛙(カエル)の姿になっていた。コビトのボクは彼らと8年前の等身大の僕がしでかした残酷な行為を、コビトや小動物の視点で体験することになる。ハヤトとシゲッチを失い、そのあとリアルな世界で莉子と再会した等身大の僕は、彼女のそのあまりにもサディスティックな本性を知ることになる。等身大の僕とコビトのボク。異なる視点での踏みつけ地獄のなかで僕の頭は崩壊する。


【内容から一部抜粋】

それでもかまわず僕の唇は本底のギザギザにふれる。靴底は冷たく硬質だった。あたりまえだった。何かを踏んでも——たとえば石とか、かたい突起物を踏んでも——彼女の素足の足裏を守らなければならないのだ。そして——たとえば虫とか蛙とかの生き物を踏み殺したかも知れない——その靴底に僕は今、キスをしている。体が熱くなる。唇は靴底に吸い付いてはなれない。



投げ終わった莉子が前を向いたままでうしろにさがる。巨大なスパイクの靴底がボクのいる白いプレートに迫る。コビトのボクは靴底のスタッドで轢断されるだろう。死ぬことを想う。コビトとして死ぬのは二回目だ。これで目がさめたらまた等身大の僕なのだろうか? それとも本当に死ぬのか? いや、これは呪術だ。そう思い込む。そう思い込むと恐怖が薄れる。いよいよ巨大な莉子のスパイクの靴底で空が見えなくなる。



その夜、踏まれた痛みは全身に燃え広がりベッドの上で火だるまになった。踏まれたあとの皮膚は青紫色に腫れあがり、ヒールのあとは穴になり、血もにじんでいる。ヒール痕は全身にある。早くその痛みが消えれば、と願う反面、痛みが消えて欲しくない、という思いもある。莉子の踏みつけの痛みをいつまでも感じていたかった。今となっては彼女とのつながりはこの痛みだけだった。

 

等身大の僕とコビトのボク(上):マクロフィリア&アルトカルシフィリア


等身大の僕とコビトのボク(下):マクロフィリア&アルトカルシフィリア

 

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靴底の鬼籍: マクロフィリア&アルトカルシフィリア

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【あらすじ】


マクロフィリア(巨大女性へのフェティシズム)&アルトカルシフィリア(女性から踏まれることに興奮する性的嗜好)の物語。中学生の美太郎は児童が三人だけのちいさな養護施設にいる。施設の経営者で養育者でもある鬼木は、美太郎に当たり屋まがいの「踏まれ屋」(女性の前にわざところび、踏まれることでカネをたかる行為)をさせてカネを稼がせていた。また他の二人の児童には虐待を繰り返していた。養育者としてはまったくふさわしくない悪党だった。美太郎たち三人は鬼木の施設から逃げ出した。カネのない三人は踏まれ屋で稼ごうとする。しかし、うまくいかず精神的にも肉体的にもぼろぼろになる。居場所のない三人は神社の拝殿で休むことにする。しかしそこは巨大な女性たちが自身の快楽のためだけにコビトを踏む異界だった・・・・・・


【内容から一部抜粋】


四人の女の子がはくブーツのつま先がうつぶせの美太郎をにらんだ。どれもヒールは高く、つま先はとがっている。彼女たちのブーツは、何かを踏むためだけに、何かを踏み潰すためだけに、存在している美の凶器だった。美太郎を踏みたがっているブーツが四足、うつぶせの美太郎の前で鎮座している。それらのブーツから自分は懲らしめられるようだ。踏んだり蹴ったりされるのだろうとそうぼんやりと想った。彼女たちのブーツの下に吸い込まれそうになる。もういっそのこと踏み殺されてもいいと思った。自暴自棄(き)だった。心が疲弊していた。

*

メイの右足が動いた。黒い編み上げのロングブーツを仰向けのコビトにかざした。ブーツの靴底でできた床の影のなかでコビトはぶるぶるとふるえていた。床がぬれているのが見えた。失禁していた。コビトにしてみると彼女の体はビルの建物のように巨大だった。コビトが無理に体をおこした。靴底の下で正座した。両手の指を組み神様に祈るように靴底を見あげていた。踏まないでください、と命乞いをしていた。肩をふるわせて泣いている。コビトの様子からするとその場から逃げる気力もないようだった。メイは自身の靴底の下で拝んでいるコビトの姿をのぞき込んでいた。

*

そんな二人に智也は体当たりでもしそうな勢いで近づいていく。そして二人の手前で足をとめ、くるりと彼女たちにたいして横向きになった。ゆっくりとしゃがむと、どうか踏んでくださいと言わんばかりに、彼女たちのそれぞれのブーツの動線をふさぐように、うつぶせになった。女の人たちが智也に気づいている様子はなかった。黒いブーツが智也の背中あたりにのびる。ブラウンのブーツも腰あたりにのびる。二人のブーツは同時だった。まるでそれが段差のように子供の智也を踏み越えた。踏み乗った瞬間も、踏み越えたあとも、二人の女の人の表情は変わらなかった。踏んだ感触がなかったかのように話しながらふつうに行ってしまった。


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四人の女の子がはくブーツのつま先がうつぶせの醜男をにらんだ。どれもヒールは高く、つま先はとがっている。彼女たちのブーツは、何かを踏むためだけに、何かを踏み潰すためだけに、存在している、まるで美の凶器だった。醜男を踏みたがっている。そんなブーツが四足、うつぶせの彼の前で鎮座している。


それらのブーツから自分は懲らしめられるようだ。踏んだり蹴ったりされるのだろう、とそうぼんやりと想った。彼女たちのブーツの下に吸い込まれそうになる。もういっそのこと踏み殺されてもいい、と思った。自暴自棄だった。心が疲弊していた。(下書き原稿)




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メイド服姿で編み上げブーツをはいた三人の女の子から、僕はうつぶせの体を踏まれていた。その一人からは横顔に踏み乗られていた。助けを求めたが、頬を踏まれているのでその声もこもっていた。横顔を踏んでいる女の子は靴底で声を感じたようだった。しかし「ブーツの下で何か言っている」と笑っただけだった。


意識が朦朧とした。人間としてたえられる痛みの限界はとうにこえている。このまま踏み殺されるのだろうか、僕が何をした? こんなにも踏みつけなければいけないほど僕が憎いの? と思った。


僕はまだ心も体も子供だった。その子供に体格も大人の女性とほとんど変わらない女の子が三人も、それもヒールのあるブーツで踏まれている。目の先に踏み潰されたコガネムシの死骸がある。それは踏み殺されたあとの自分の姿だと思いながら僕は目をとじた。(下書き原稿)


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私の脚と足と靴と私の愛しきマゾヒストたち(上): アルトカルシフィリア

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私の脚と足と靴と私の愛しきマゾヒストたち【上】アルトカルシフィリア


【あらすじ】


アルトカルシフィリア(女性から踏まれることに興奮する性的嗜好)の物語。僕には人とは違う性癖がある。それは女の人の「脚」や「足」や「靴」が大好きなことである。そんな僕にもはじめて彼女ができた。彼女の名前は村上真綾。真綾は仕事もせずにマンションでひたすら「書き物」をしていた。


真綾が一人で住むマンションを訪ねた僕は、彼女の外出中、パソコンのなかにその「書き物」を見つける。タイトルは「バカマゾ」。いけないと思いながらも、それを読んでしまう僕。そこには真綾の裏の顔(恐ろしくサディスティックな性格)が赤裸々に書かれていた・・・



【内容から一部抜粋】


そっと右のピンヒールを浮かした。その踵をほんのわずかだけうしろにずらした。踵を右のスポーツシューズの甲にかざした。痴漢はそのことに気づいていないみたいだった。まだ私のお尻にさわっている。私はちいさく一度深呼吸した。そして、いっきに右のピンヒールを踏みおろした。


痴漢の手がとまった。声を殺している。踏まれた激痛を飲み込んでいる。痴漢の右のスポーツシューズは右のピンヒールで踏まれるままになっている。その状態のまま私はつり革に両手でしっかりとつかまると左のブーツを床から浮かしてやった。右足で片足立ちをしてやった。ついでに右のブーツのつま先も浮かした。全体重をまっすぐと右のピンヒールの踵一点に注いだ。体をゆすった。


甲を踏む右のピンヒールを、左右にぐりぐり、ひねってやった。痴漢の手はすでに私のお尻からはなれている。うしろの足もとを見ると男の靴の甲に深くヒールがめり込んでいる。


踏んだ瞬間、おぞましい声が部屋じゅうに響いた。後頭部を踏まれて顔を嫌というほど床に押さえつけられていた。右のブーツの踵一点だけで後頭部にしばらく立っていた。足もとを見ると気のせいかも知れないけれど踵で踏んでいる後頭部の白髪に血がまじって見えた。頭皮が破れたかも知れなかった。右のピンヒールブーツの踵に全体重を集めたまま、左右に腰をふり、もっと深く頭皮に踵をねじ込んでやった。


さらにおぞましい声がした。このまま頭を片足立ちで踏んづけていてもよかったのだけれど、万が一、踏み殺してしまったら迷惑だからうつぶせの背中を歩いてあげることにした。



ちいさな土色のカエルだった。数えられないくらいのカエルだった。それらが観察池のまわりの地面を占領するようにあふれていた。私たちはそのカエルの上を行進していたのだった。地面の土が雨の雫で跳ねているように見えたのも、部員たちが地面に踏みおろす白いブーツから逃げまどうカエルの姿だったのだ。カエルが土色をしていたせいで雨の雫が地面で跳ねているように見えたのだ。まわりの部員の足もとに目をやった。横の子も、前の子も、その横の子も、また、その前の前の子も、みんな足もとのカエルには気づかずに踏んづけていた。そういう私もカエルを踏み続けていた。




私の脚と足と靴と私の愛しきマゾヒストたち【下】 アルトカルシフィリア




【あらすじ】


アルトカルシフィリア(女性から踏まれることに興奮する性的嗜好)の物語。真綾の「書き物」に書かれていたのは彼女のサディストとしての赤裸々な過去だった。はじめての彼氏、陽生との結婚を意識した真綾は短大を出たあと携帯販売ショップに就職する。


職場では女子トイレのマットが消えたりロッカーの靴をいたずらされたりと不自然な出来事が続いていた。やがて、その犯人がわかり、真綾たち女性スタッフはその犯人に制裁を加える・・・・・・



【内容から一部抜粋】


左足のパンプスで背中を踏んだ。そこに体重を移した。右のパンプスも背中に移した。店長は息が楽になったみたいだった。もがいていた体が静かになった。私は土下座の背中に立っていた。そこから勾配になったお尻にむかって登ることにした。


勾配のせいで重心は二つの踵に集中する。ヒールは皮膚に食い込んでいる。メタボなぶん皮膚への食い込みも深かった。でもそのおかげで勾配でも滑らなかった。お尻まで登りつめることができた。ヒールが皮膚に刺さるたびに「うぐぐぐっ――」と奇声をあげていた。パイプイスの背もたれにあずけていた左手を右手にかえるとそこで踵を返した。


歩いたあとをながめた。ヒール痕が皮膚に深く残っていた。赤紫色の穴になっている。それを見て、ほかの女性スタッフたちもパイプイスから腰をあげた。店長を踏みたがった。うつぶせの店長の頭にならぶと次々に踏みはじめた。みんなロッカーを手すりにしていたけれど、ふくらはぎや土踏まずにたどり着く前に背から床に落ちていた。


落ちるたびに背の皮膚にはヒールで削られた赤い線傷が残った。落ちると、またうつぶせの頭にぐるりとならび、踏む順番を待っていた。しかし三周目を過ぎるころから、みんな床には落ちなくなっていった。踏みつけにも慣れたみたいだった。背の皮膚はヒール痕で穴だらけになっていた。



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踏んでいる側からすると、踏まれて気持ちがいいのか、痛いのか、まるでわからなかった。ハイヒールの踵の面積が、ゾウの何十倍とネットで知ったのもそのころだ。しょうじき、それまでの私はローファーで踏むのもハイヒールで踏むのも同じだと思っていた。ハイヒールの踵の威力をまったく知らなかったのだ。


言い訳すると、ほとんどの女性は、自分がはいた靴の靴底の模様とか、踏圧とか、威力とか、興味もなければ、知りたいとも思わない、と思う。踏んだあとのものがぺしゃんこに潰れても、何か踏み殺しても、興味がないと思う。


しかし、それを知ったからと言って、ハイヒールでの踏みつけをやめる私でもなかった。むしろ、もっと踏みつけてやりたくなった。だから私はハイヒールやパンプスで遠慮無く醜男を踏みつけてやった。


ただし、このピンヒールのブーツだけは、さすがの私もためらった。それまで醜男を踏んだハイヒールやパンプスの踵の面積は、どんなにちいさくても直径が一センチはあったと思う。


でも、このピンヒールブーツの踵の面積はおそらくその半分以下だ。ハイヒールやパンプスでさえあれだけ痛がる醜男だ。果たして、このピンヒールブーツの威力にたえられるだろうか、と思う。しかし、私はやるつもりだった。(下書き原稿)



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萌衣(もえ)は私立の女子高校に通っていた。学校ではマーチングバンド部に所属している。高校最後の文化祭なので練習にも熱が入っていた。彼女の楽器はビューグルだった。


その日は、本番同様、制服を着ての練習だった。長袖の白と青の立襟ジャケット。青いひだのスカート。肩には金糸のレ二ヤード。白い羽根がついた帽子。靴はヒールが高い白のブーツ。その恰好で萌衣たちは学校近くの川べりを行進した。


足はできるだけ曲げずにピンとのばした。みんなと足をそろえた。地面は土だった。雨あがりでまだすこしぬかるんでいた。ブーツを踏みおろすたびに音がした。靴底に変な感触もおぼえた。おかしいと思った。萌衣は演奏しながら前を行進する部員たちの地面に視線をのばしてみた。


地面の土が跳ねていた。でも雨は降っていなかった。目を凝らした。跳ねているように見えたのはカエルだった。部員たちが踏みおろした白いブーツから逃げまどう姿だった。カエルは土色だった。そのせいで雨が地面で跳ねているように見えたようだった。


萌衣の横の子も、前の子も、その横の子も、またその前の前の子も、みんな足もとのカエルには気づいていなかった。ふつうに踏んづけていた。とうぜん萌衣は、私も踏んでいる、と意識した。


カエルにしても雑草のなかにかくれていたらいいものを、と思った。バカなのか、部員たちのブーツに歯向かう猛者たちもいた。彼らはしきりに踏みおろされるブーツに飛びかかったが、ブーツの靴底に飲み込まれると、たちまち地面にされていた。


地面に残ったブーツの踏みあと。カエルたちはその輪郭のなかで潰れていた。一匹だけではなく数匹まとめて潰れている踏みあともあった。そこではみんな 口や腹部から中身を出していた。中身がなくなって皮だけになった者もいた。その皮全体にブーツの靴底模様を刻まれた者もいた。半身だけとか、上半身だけとか、部分的にヒールの踵で踏まれ、そのまま穴のなかに押し込まれた者もいた。踵で上半身と下半身を切断された者もいた。そんな死体が川べりにあふれていった。文化祭はあさってに迫っていた。(下書き原稿)


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彼の私の靴への異常なこだわり。彼はぺったんこの靴を絶体にはかせなかった。彼によると、ぺったんこの靴は脚や足を下品に見せるらしい。きれいな脚にはヒールのある靴が似合う、が彼の美学だった。


お洋服はエレガントさを好んだ。ちょっとでも男っぽい服装をすると彼はひどく嫌な顔をした。「カネで買える美はすべて買え」がお金持ちの彼の持論だった。そういうわけで、お洋服も靴も全部彼が選んでいた。


たしかに、それは私にとって窮屈だったけれど、彼のセンスのおかげで私の美しい脚や脚はさらに引き立つようになった。脚や足や靴に男の人からの視線を強く感じるようになった。


私も得意になった。街を歩いていて、突然、ハイヒールをはいて踏んで欲しいと男の人から言い寄られたこともあった。それも一度や二度ではなかった。どうやら私の脚や足や靴は、ある種の男の人にとっては、魔物のようだった。私は、相手がいくらイケメンでも、いくらお金持ちでも、いくら偉い人でも、私の脚や足や靴の前にひれ伏させる自信があった。


それから、私はまったく意識してはいないけれど、私の脚や足や靴はまるで生贄を探すように、ある種の男の人たちを魅了し、そういう人たちを踏みたがっていることに気づいた。(下書き原稿)



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