妻夫木聡さん、安藤サクラさん、窪田正孝さん出演の映画「ある男」は宮崎が舞台でした。 | みやざきのコト

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ゴールデンウィークの最終日に、Amazonプライムビデオで映画を視聴しようとタイトルをチェックしていて、妻夫木聡さん、安藤サクラさん、窪田正孝さん出演の映画「ある男」を視聴することにしました。

 

映画公開当時のCMで「愛したはずの夫は、全くの別人でした」というキャッチフレーズだったので、たぶんこういう感じの物語なんだろうなと何パターンか予想していたんですよね。

 

視聴し始めると、安藤サクラさんが演じる登場人物の母親役の方や近所の方の方言や、窪田さんが演じる登場人物が勤める林業の同僚の方々の方言のニュアンスが宮崎弁っぽい。

 

字幕付きで視聴していましたが、林業の同僚の方の名前が、例えばきたろうさんが演じていた方は「伊東」さんだし、「黒木」さんという役の方もいらっしゃいました。

 

「伊藤」さんではなく「伊東」さん、「黒木」さんって宮崎の方に多い苗字ですよね。

 

気になりつつ観ていると飛行機内の演出で「宮崎空港行き」というアナウンスがあり、やっぱり宮崎が舞台なんだと確信しました。

 

ただ、日南市出身の私は劇中に登場する風景に宮崎らしさは一切感じませんでした。

 

よく劇中に登場する盆地の風景は宮崎っぽくなくて、私がこれまで旅行したりして知っている風景だと、山梨県から長野県辺りの山に囲まれた盆地の風景っぽい感じだったんですよね。

 

気になったので調べたら原作では「宮崎県のちょうど真ん中あたりに位置するS市」という架空の市という設定のようですが、人口三万人程度の小さな田舎町で、市内に巨大な古墳群があるという表現などあることから、西都市を彷彿させるとのこと。

 

実際、原作者の平野啓一郎さんは創作のために西都市を散策した際に思いつかれたようですが、暗い街の表現をすることにしたので架空の市という設定にされたとのことです。

 

映画に関しては宮崎をロケハンはされたようですが、コロナ過での撮影となったために、関東近郊などで撮影されたそうです。

 

映画の内容には、ヘイト発言や差別発言などがそれなりにありますので、苦手な方は要注意です。

 

私の映画の予想はかすっている程度でしたが、そこに重きは無く、タイトルがすべてを物語っていました。