日本神話の神々の正体・・・ 其之肆. | 天空の鷹 (URIEL)

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天と地の和合を祈り、陰と陽の調和を願う・・・。
 
天地に、きゆらかすは、さゆらかす
  神我がも、神こそは、きねきこゆ、きゆらかす
神の御息吹、天のみあらし、地のまくしき、
  きゆらかす・・・

日本神話の神々の正体・・・ 其之肆.

秦 嘉伸.

 

前回、アマテラス の名前が最後に出て来たが、この神は、前項に書いてある通り、中央政権を司っている クニトコタチ からの筋を 本家 とするならば、本家は、6代目で途絶えているので、分家から出て来た神という事になる・・・。

 

          

 

この時代は、色んな民族が、共存していた訳であり、支配権争いをしていた乱世でもあるので、その1つである ヤマト民族も他の民族を制定して行かねばならない状況下にある。

本家筋が途絶えたとあっては、「えらいこっちゃがな!」 となるので、いつ、他の民族が潰しにくるか?

襲って来るか? わからない・・・。 

 

そこで、タカミムスビの トヨケ は、残っている 分家どうしを婚姻させ、産まれて来た子に中央政権を継がせる事にしたのであった・・・。

クニトコタチの本家筋は、

 

クニトコタチクニサツチトヨクンヌウヒチツノクヰオモタル

 

で、オモタル までなので、ウヒチニ の御子である ツノクイ と アメヨロズ の兄弟から アメヨロヅの孫である イザナギ(伊邪那岐) と、

 

クニサツチの御子である トヨクンヌ と ハコクニ と ウケモチ の兄弟から ハコクニの筋からの イザナミ(伊弉冉) を婚姻させた。

 

つまり、わかりやすくすると、以下のようになる。

 

クニトコタチ~クニサツチ~トヨクンヌ~ウヒチニ~アメヨロヅ~アワナギ~イザナギ

 

クニトコタチ~クニサツチ~ハコクニ~キノトコタチ~~~~トヨケ~イザナミ

 

神話では、この時に、天から降りたイザナギとイザナミは、国生み と 神生み をした事になる。

が、 実際は、最初に制定をしに行ったのが オノコロ島(淡路島)であったという事になる。

つまり、国生み というのは、イザナギと、イザナミとで、それぞれの土地の制定をして、ヤマトの支配下として広めて行った話しであり、神生み とは、それぞれの土地の先住民が支配下となった訳だ。

 

             

 

そりゃ、そうやで~。 いくら何でも 八百万(やおよろず)人も、子供を産める訳ないやろ~~~!!

 

火の神 とか、水の神 とか色々と産まれたというのは、ヤマトの支配下となった者達に与えた、それぞれの役目という事である。

 

と、いう事で、 つづく・・・

 

                  (アマテラスの話しは、ど~なってんねん~?!)

 

 

                   

 

 

因みに、以下のHPの様な話しが飛騨に伝承されている。

http://rokuzigenkai.com/worshipped-deity/