独立・創業するなら読むクスリ。がっちゃんの経営セミナー
お客様第一主義なんて
がっちゃんです。
お客様第一、お客様第一主義。
どこの会社に行っても、判で押したように、デカデカと張り出してありますよね。
もちろん、非常に大切なことですが、これさえ実践すれば、事業が発展する金科玉条みたいに思ってませんか?
この「お客様第一」って、実はお客様をお守りすること、つまり守備の戦略、すなわち安定の戦略のひとつでしかありません。
獲得したお客様を逃がさないために、どういう手を打つかということに注力して下さい。
この戦略に基づいた戦術の実例を公開します。
まず、贈りもの。
私の会社は、建材卸売業でしたから、お客様は建設(建築)会社です。
その会社には、購買担当者がいらっしゃいます。現場担当者だったり、購買部門だったり様々です。
その方々の身も心も買収するんです。
(笑)
プレゼントを貰って嫌な方いらっしゃいますか?いませんよね。
失礼ですが、お客様を売上規模ごとにランク分けします。
1年を盆と正月で年2回、四季で年4回、月で年12回、節季で年24回、旬は10日間ですから、年36回、週で最大の年52回もの機会があります。
つまり、ランク分けしたお客様に対して、季節の美味しいものをお届けするんです。千円以内の安いもので十分です。
最大毎週お届けします。
もちろん、それぞれのご自宅を訪問して、奥様に手渡しします。
これは、年末のご挨拶の際に、カレンダーと共にそれぞれの回数分の贈りものの時期を書いたものも、一緒にお渡しして、奥様にはカレンダーに記入して頂きます。
ところが、他社に浮気したら、何も言わずに打ち切りです!
(笑)
これって、担当者であるご主人は奥様から突き上げられます!
こんな会話です。
「贈りものが届かないけど、どうしたの?まさかよその会社から買ったんじゃないでしょうね?」
すると、担当者さんから電話が掛かってきます。
「次からは、ぜったいにお宅からしか買わないから、今度ばかりはなんとかならないかな?」
その時は、入荷が遅れたとか言って、奥様にお届けします。
強烈な応援団が出来上がりましたね。
またお会いしましょう。