大豆100粒運動forHighSchool&ジュニア豆腐マイスター講座について
本日から鹿児島で、日本学校農場クラブ全国大会が開催されます。
全国の農業高校の生徒、先生、関係者の皆さんが一堂に会して、
全国の予選を勝ち抜いたプロジェクト発表などが行われるようです。
一般社団法人日本豆腐マイスター協会は、辰巳芳子先生が会長をされている
NPO法人大豆100粒運動を支える会と共同で、
農業高校と地域の豆腐屋さんをつなぎ、食育の担い手を育てる活動として
『大豆100粒運動forHighSchool&ジュニア豆腐マイスター認定講座』を
全国で行っております。
その関係で、日本学校農場クラブ全国大会の大会誌に、
告知広告をださせて頂いております。
もともと、小学生を対象にした大豆の食育活動として行われていた、大豆100粒運動ですが、
昨今の食料自給率や海外との関係を鑑みると、高校生の世代に食の教育をしていかないと
間に合わない、という危機感からはじまった活動です。
高校生がつくった大豆を、地域の豆腐屋さんが仕入れて商品化する。
大豆を育て、それが商品となって販売されていく。
育成だけでなく、その後の経済も学び体験するのが、この大豆100粒運動forHighSchoolです。
オプションとして、豆腐について学び、『ジュニア豆腐マイスター』の資格が取得できる
『ジュニア豆腐マイスター認定講座』も開催しております。
豆腐の原材料である大豆やにがりのこと、豆腐の歴史の事などを学び、
油揚げや大豆からつくる手づくり豆腐の実習など、豆腐マイスター講座で
お教えしているエッセンスを高校生向けにアレンジした内容となっています。
2016年 北海道真狩高校がはじめて参加してくださいました。
2017年 北海道真狩高校、茨城県立水戸農業高校、鹿児島県立山川高校、
鹿児島県立市来農芸高校、徳島県立城西高校神山分校 5校が参加。
2018年 上記に加え、宮城県加美農業高校、栃木県立那須拓陽高校、
京都府立農芸高校、熊本県立南陵高校が加わり9校で開催しています。
実践的で、子供たちの気づきも多いととても好評です。
下記は初年度、取り組んでくださった、北海道真狩高校の開催レポートです。
http://www.nojokyokai.or.jp/archives/1295
アンケート
大豆に興味がありましたか
- はい:7人
- いいえ:21人
この活動に参加してみたい!という農業高校のみなさん、お豆腐屋さん、
問い合わせフォームをつくりましたので、こちらからお問合せください。
https://form1ssl.fc2.com/form/?id=222b452756431195
みなさん、応援よろしくお願い致します。
4月13日
今日は4月13日。
2009年 9年前
『豆腐業界を活性化したい!元気にしたい!』と言ったら
お前はアホか、そんなのできるわけない!と言われた。
2010年 8年前
『「豆腐フェア」に一般の人を呼びたい!』と言ったら、
お前はアホか、一般人がわざわざ豆腐のためにイベントに来るわけない。
絶対人は来ない、失敗すると言われた。
2011年 7年前
震災があり中止になった『豆腐フェア』、1年後、3.11にリベンジ開催したいと言ったら、
そんな日に誰が来るんだ、誰が出展するんだ、絶対に失敗する。無理だ、と言われた。
2012年 6年前
豆腐マイスターという資格をはじめる、と言ったら、
お前はアホか、お金払って豆腐の勉強などするわけない、絶対失敗する!と言われた。
2013年 5年前
豆腐マイスター1,000人を目指す!と言ったら、
ふーん草の根活動だね、と鼻で笑われた。
2014年 4年前
豆腐フェアを大豆&豆腐フェアに枠を広げる、と言ったら、
他の大豆食品関係者が出展するわけない、そんなの無理だ、と言われた。
2015年 3年前
豆腐業界で品評会をやろう、と言ったら、
豆腐で品評会なんて無理、評価なんてできるわけない、と言われた。
豆腐マイスターを学校でやりたい、と言ったら、
豆腐の授業?そんなの無理だ、と言われた。
2016年 2年前
豆腐マイスターを海外に広める、と言ったら、
さすがにそれは無理じゃない?と言われた。
2017年 1年前
ベルギーで豆腐マイスターの『豆腐で世界をつなぐ』というチラシを見た女性が
『プッ』と笑い、あら笑っちゃいけないわね、と僕の横で言った。
2018年 イマ
2018豆腐資機材フェアは豆腐屋さん向けのイベントで、今回は一般の消費者向けのイベントにはしないと言ったら、
豆腐屋さんが遠くからフェアに来るわけない、人は来ないよ、絶対失敗する、今回で最後だ、と言われている。
本日4月13日は創業記念日。会社登記を出した日。
無理かどうか、失敗かどうかは他人が決めるんじゃない。
全ては自分が決めること。
無理とか失敗するとか、聞き飽きた^^
無理とか失敗するとか言われても、僕にはやるしかないから。
それでも9年、とうふプロジェクトジャパンは続いた。
しょうがねえから面倒見てやるか、協力してやるか、応援してやるか、と言ってくれたみなさんのおかげで続いた。
応援してくれた人も無理だと言ってくれた人も9年間であった全ての人に感謝。
そして見守ってくれた家族に感謝。
今年は、4月21日、22日の2018豆腐資機材フェア( http://tofufea.jp/ )
が無事に終わるまでは創業に浸る気になれない。
ただただ、今日はこれまでの9年間に感謝して1日を過ごしたい。
お豆腐屋さんが輝く日!ニッポン豆腐屋サミットと全国豆腐品評会。
9月30日、10月1日、東京上野東天紅にて。
第7回ニッポン豆腐屋サミットと第3回全国豆腐品評会が無事に終わりました。
まずは第3回全国豆腐品評会、
結果は、東京のとうふ工房ゆう大久保さんが、寄せ豆腐で、最優秀賞の農林水産大臣賞を獲得、さらに絹ごし部門でも金賞を受賞し、2冠。
寄せ豆腐部門は昨年も金賞なので2連覇の達成となりました。
『昨年金賞を受賞し、お客さんがとても喜んでくれた。今年も期待が高まる中で緊張したけど、自信のお豆腐が出せた。お客さんに良い報告ができる』
充填部門はむらのおっさん桑原さんが、第1回から1年越しで金賞に返り咲きました。むらのおっさんは、昨年は銀賞だったので、3年連続で、金→銀→金と入賞している実力者です。
去年、銀賞だった時の悔しそうな表情が忘れられません。
今年は、金賞で名前が呼ばれた瞬間、『よっしゃ!』と思わずガッツポーズする桑原さん。
今年一年、初代チャンピオンのプライドと、ここ一年豆腐づくりにどれだけ気持ちを込めて来たかがよくわかる。
木綿豆腐部門は、北海道豆太さんが金賞。北海道からの金賞は初。
豆太さんは昨年も、北海道予選で、木綿金、絹銀、寄せ金とトリプル受賞して3品で全国大会出場。今年も、木綿で金、絹で銅をとっての全国出場でした。
家族や従業員に『がんばってきてね!』と言って送り出されて、少し気持ちが引き締まった、コメントされました。
3人とも、いや、壇上にあがったすべてのお豆腐屋さんがキラキラと輝いている。
壇上にあがれるのは、全国685点のうちの19人(今回は、ゆうさんがダブル受賞のため、18人)、本当に選ばれた場所なのだ。
受賞者が表彰される傍ら会場を見渡すと悔しさのあまり唇をかむ豆腐屋さん、壇上には上がれなかったが、入賞(4位以下上位約20%)して笑顔のお豆腐屋さん、仲間の受賞に喜ぶ豆腐屋さん、表情は様々です。
どの表情のお豆腐屋さんもカッコいいだと思う。
この品評会のために、真剣にお豆腐に向き合い、悩み、努力してきた、豆腐について考えてきた証拠だ。
普段は、お店に来るお客さんだったり、取引先の担当者だったりに対応して、豆腐づくりに励む。
そのお客さんの評価と品評会の評価はもちろん違うものだが、どちらも評価はかけがえのない励みになるだろう。
お豆腐屋さんが輝く場所、品評会がすべてではないが、品評会はそのひとつだと思っている。
品評会は、完全ブラインド審査で行われ、審査員は食に関係する様々な職業の方を男女、性別バランスよく構成する。出品する豆腐屋さんが真剣なら審査してくださる皆さんや、その運営を行う我々も真剣勝負。
今年も、地方予選も含めてそんな場をつくれたことに、安堵の気持ちがあふれている。正直ほっとしている。お豆腐屋さんが真剣だから、僕たち運営する方も一切気が抜けない。
そんな場づくりに協力してくれる豆腐マイスターの皆さんには感謝しかない。
そしてニッポン豆腐屋サミット。
ニッポン豆腐屋サミットは、2011年12月に東京で第1回が行われ、今年で7回目。これまで、東京、仙台、徳島、沖縄、京都、熊本と地方を回って今年東京に帰ってきた。
※歴代各地区の実行委員メンバー
ニッポン豆腐屋サミットは、僕が通っていたグロービス経営大学院のあすか会議というカンファレンスに参加したときに、豆腐業界にも年に1回、全国の仲間が集って、二日間、ずっと豆腐について語り合える場があったらいいな、と思って、企画したイベントだ。
第1回開催の時の様子はこちら
→ https://ameblo.jp/mytofu/entry-11097559479.html#main
第1回は100人程度の規模だったけど、第7回の今年は、370名参加(業界関係者306名、一般参加者64名)だったそうで。
規模もどんどん大きくなってきたし、何より若手の豆腐屋さんや、ポジティブな豆腐屋さんが増えてきた。
目的は、『豆腐屋の志の醸成』。
ただの勉強会ではなく、豆腐屋としての志をつくり磨く場として設定している。
志をつくるには、学びとつながり、そして刺激が必要だ。
そんなことを考えながら運営している。
学び
一日目の豆腐屋さん同士のディスカッションでは、『豆腐の可能性と豆腐屋の未来』をテーマに、豆腐屋さん同志で、豆腐の未来を語りました。
近年注目されるお豆腐屋さん同士のディスカッションは、学びも深く、会場の皆さんも大いに興味を持って聞いていました。
二日目の基調講演では、一粒1,000円のミガキイチゴを展開する岩佐さんより基調講演。
岩佐さんの基調講演は
『常識を打ち破る!一粒1000円のイチゴ革命』というテーマ。
イチゴを豆腐に置き換えて考えるととても興味深い。
マーケティングやブランディングの知識だけでなく、岩佐さんの生きざま、志も、学びました。
※グロービス経営大学院の仲間、岩佐大輝さんに基調講演をお願いしました。
つながり
来賓を合わせた約300人の大懇親会。
ディスカッションの時のような緊張した表情ではなく、お酒も入って少し緩み笑顔がたくさんの会場。
岩佐さんのミガキイチゴスパークリングワイン、ミガキイチゴムスーで乾杯!
『豆腐』という共通のキーワードで集まっている仲間はあっという間に仲良くなり、気づけばアツい豆腐トークがはじまっていることもしばしば。
2次会も会場はわかれましたが100名以上が参加。中には朝まで飲んだ人もいるようで(笑)
刺激
全国豆腐品評会に出品されたお豆腐125品が食べれる試食会も同時開催。
全国の予選を突破したものばかり、まさに絶品豆腐の食べ比べは刺激の嵐。
もちろん、ああ、自分の豆腐が美味しいな、と思うものもあれば、どうしたらこんなおいしい豆腐ができるんだ!と驚くものもある。
明らかにこの試食会は刺激になるのだと思う。
そして刺激的なセミナーに表彰式。これらも刺激でししかない。
僕の中では、学びとつながりと刺激、3つが合わさると行動になると思っている。
『学び』+『つながり』+『刺激』=行動
基調講演で登壇してくれた岩佐大輝さんがこう言ってくださいました。
志や事業計画だけではなにも価値を生むことはできない。
行動こそが価値を生むんだと。
NoAction NoFuture
まさにそうだと思う。
目指すは豆腐業界の活性化。豆腐業界を元気にして、そしてちゃんと儲かる業界にして、日本の伝統食を未来に残していくこと。
そのためにはまず行動が必要だという事。
話を聞いていると今回の豆腐屋サミットも、多くの方が、『学び』と『つながり』と『刺激』を持ち帰ってくれたようだ。
充実した二日間を過ごした、お豆腐屋さんはみなキラキラ輝いていた。
そう、豆腐屋サミットと品評会が開催された二日間は豆腐屋さんがまさに輝く日なのだ。
そんな二日間をつくれたことに心から感謝しています。
この会の開催にご尽力いただいた、実行委員長の樋口さん、副委員長の平田さん、その他の東京の実行委員の皆さん、全豆連、東京都豆腐商工組合の事務局、そしてそして、開催から終わるまでずっとお手伝い頂いた豆腐マイスター事務局安藤さん、の松田さんと、サポーターとしてお手伝いをしてくれた、豆腐マイスターの皆さん、全てのに皆さんに感謝を伝えたい。
『本当にありがとうございました!』
※今回も多くの豆腐マイスターさんが審査員やサポーターとして集まってくれました。
※みんなお豆腐が大好き!
※審査員を受けてくれた、豆腐マイスター協会理事・料理講師の皆さん、タレントで豆腐マイスターの加藤紀子さん
そして来年は札幌で開催されます。キラキラ輝く皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
平成29年10月2日 (豆腐の日)
一般社団法人日本豆腐マイスター協会
代表理事 磯貝 剛成