昭和48年、枯れたスギゴケの代わりにサツキを植えることにし、
晩年の重森三玲氏(2年後に没)に依頼したのだが、
お弟子さんたちが総勢して掛かっていただくことになった。
齋藤忠一氏・野村勘治氏と、今から考えると名の通った作庭家ばかりであり、現在の京都林泉協会の重鎮の方々である。
そして、今回の平成の大改修でお世話になることになった岩本俊男氏もおられたそうなのである。
岩本氏は弱冠19歳で、重森三玲氏の弟子になられて間もなく、最後のお弟子さんとなった。
サツキの小株を約2000株植え白川砂を1t補充したそうである。