研究者夫の学会に付いて行く 2 | 私の夫は研究者です

私の夫は研究者です

研究者と結婚したら、即台湾へ移住。からのイギリス、イタリア行き。
あわせて約6年の海外生活を経て2018年帰国。長女も生まれて3人暮らしになりました。
研究者夫の珍生態、子育て、海外生活の記録などを綴っています。

 

夫の発表当日。

「発表を聞いて感想を言ってくれ!」という強い希望により、私も会場に出向くことになりました。

 

 

学会と言えば「スーツ着用が常識!」という分野も少なくないらしいですが、

夫の専門分野は服装自由!Tシャツ+ジーンズでも大丈夫です。楽。

さすがに大学の先生なんかは、ちゃんとしてますが。

 

夫が選んだ勝負服は、黒シャツにジーンズでした。ちなみに普段もこんな感じす。

 

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↑猫マスクの顔が不安げなのは、彼が大変に緊張しているからです。

 

大小・国内外問わず何度も学会発表している彼ですが、何度やっても緊張するらしい。

そしてこんなとき、この人は悪夢を見やすいのです。 ☆参考記事

 

 

 

夫の発表は午後からですが、巻いたり押したりドタキャンがあったりで日程がずれるので、

私も早めに会場入りしてひたすらロビーで待機します。

 

P5310048.JPG

 

 

日程通りに発表は進行し、いよいよ夫の番。

待ちわびた私も、やっと発表の舞台である講堂の中へ。

 

 

って…講堂小さい!小中学校の視聴覚室くらい?

(他の研究者さんたちが写り込んでしまうので、写真はございません)

ちなみにこの学会は、数部屋で違う内容の発表が同時進行するスタイルでした。

 

しかし、こんな小さな講堂では、素人が乱入しているとバレるではないか。

(私も家族として参加申請はしてあるので、悪いことはしていない。でも恥ずかしい。)

 

 

 

そっと一番後ろの一番端っこに移動すると、夫の発表がスタート。

発表時間は30分。国際学会なのでもちろん全部英語です。

 

いつもの夫じゃないみたい!素敵!なんて感想は全く無く(ちょっと立派には見えるが)、

真剣に耳を傾けてみるけれど英語も内容もわかるはずがなく、予想はしていたけどツライ。

 

もうこうなったら、メモに走るしかない。メールにメモして、終わったら即送信してやろう。

ご要望の通り、良いところも悪いところも指摘してやろうではないか。

 

 

 

実際にメモに書かれた内容(一部)がこちらです。


ポケットに手を入れてしゃべるな、堂々としているけどちょっとクネクネしている、音量・スピード・抑揚・視線OK、あなた良く通る声してるわね、ボディランゲージは可だが右手をブラブラしすぎ、教壇にもたれかからない、ごめんねむい、飽きてきた、必死に自分のスライドの準備をしている研究者を発見した、12枚目のスライドの図の色がわかりにくい、スピーカー(夫)の体が細っそい、早く散髪すべき、疲れが出てきましたね、聞いてる人はちゃんと聞いてる、オーディエンスにも疲れが見えてきた、ここらで一発気分転換ほしいw、ああ終わった!ホッとした!

 

 

悪口にも見える(笑)

 

ですが、夫のためにはなったようです。無意識の癖とかあるもんね。よかったよかった。

 

 

 

余談ですが。

こんなのを持っている人を空港などで見かけたら、学会に向かう研究者かもしれません。

ポスター発表用のポスターを入れる筒です。デザイン・建築関係の方も使うのかな?

 

 

 

夫はこれのことを「バズーカ―」と呼んでいます。

まだ、マイバズーカーは持っていません。

 

 

 

最終回3へつづく

 

 

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