夫、イングレスに夢中② | 私の夫は研究者です

私の夫は研究者です

研究者と結婚したら、即台湾へ移住。からのイギリス、イタリア行き。
あわせて約6年の海外生活を経て2018年帰国。長女も生まれて3人暮らしになりました。
研究者夫の珍生態、子育て、海外生活の記録などを綴っています。


前回→夫、イングレスに夢中①


夫は相変わらずイングレス中毒だ。
※イングレスとは、現実とゲーム世界がリンクしたオンライン陣取りゲーム。とにかく歩く。


先週末は二人でバスに乗って、経験値を稼ぎやすい市街地へ飛び出した。

普段は仕事があるので、全力でゲームに励めない夫。
週末は「一日中やれる!歩き回るぞ!」と張り切っていた。



イングレスでは、現実の観光ポイントやモニュメントなどが陣取りの拠点となっており、
スマホに表示される地図を見ながらそれらを目指して歩く。



夫が地図を確認し、「この道の拠点を攻めたい!」と歩き出した。

しかしそこは、サウサンプトンでは治安が悪くて有名なSt.Mary's Roadだった…。


イギリスは道を一本、交差点一か所外れるだけで、雰囲気がガラッと変わる。
St.Mary's Roadはなんとなく寂れていて、日中なのに活気がなく、人も少ない。
すぐ近くには大学や公園、ちょっと高そうな住宅もあるのに。

しかもすれ違うのはイギリス人じゃなさそうな、強面の外国人ばかり。

そんなところにスマホを見ながらウロウロしているアジア人がいたら…
迷子の観光客にしか見えない。悪い人たちにとったらカモ



ここは危ない、戻ろう。
しかし、「まいこは心配性すぎる」と言って夫は聞かない。

私がビビりなのは事実だ。でも彼はこの怖い雰囲気に気づいているのだろうか。
この男は熱中すると周りが見えない。一人で歩かせるわけにはいかない。


私が守ってあげなくては…!!(何かおかしい)



幸い何事もなく、見慣れた市街地へ戻ることができた。

一見怖い人たちは、本当は優しいおじさん・お兄さんだったのかもしれないが、
もう二度とあの通りには行きたくない。

夫もただならぬ雰囲気を少しは感じ取っていたらしい。
でもやめなかったということは、ゲームへの熱が勝ったということ。恐ろしや…。



この日を機に、私はイングレスから少し距離を置くようにした。中毒性を察知したからだ。
ハマりすぎるとパートナーや家族に疎まれるというのも、よくわかった(笑)
なんならこの日の夫を見て、ちょっと引いたくらいだ。


ウォーキングの動機として軽くやるくらいが良さそう。私はそうしようと思う。






周囲に誰もいないことを確認した上で、例の怖い通りで撮った写真。
看板はなんか可愛いのに!