女優の奈緒さんの舞台『WAR BRIDE』を観劇してきました。
原案となったのは、TBSで放送されたドラマ『War Bride 91歳の戦争花嫁』です。



開演前は「しっかり見届けなければ…」なんて少し構えていたのですが、そんな気負いは開演1分で吹き飛びました。
 

戦争を背景にした物語で、描かれていたのは「愛」と「信念」と「生きる力」。
そして何より、奈緒さんの演技が本当に素晴らしかった。
物語の世界にスーッと引き込まれ、気がつけば前のめりで観ていました。
僕の姿勢が良すぎて、後ろの席の人に気を遣わせたかもしれませんm(_ _)m

 

奈緒さん演じる桂子さんの一言に宿る覚悟、そして表情に滲み出る愛情。
そのすべてが静かに、でも力強く胸に届いてきて、終演後は拍手を送りながら「あれ、ボク、泣いてた…?」という状態に。

戦争と平和、愛と憎しみ、国と文化。
その間に立つ「ひとりの人間」の物語が、

こんなにも現代の僕たちに語りかけてくるとは…

静かな表情の奥にある感情の揺れ、時折見せる凛としたまなざし、どれもが物語の一部として活きていて、心に残るシーンがいくつもありました。
こういう舞台を観ると、「明日からもがんばろう!」って思えます!

奈緒さん、本当に素晴らしかったです。
ありがとうございました!!

お時間が合えば皆さんも是非!!

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舞台『WAR BRIDE 』
-アメリカと日本の架け橋 桂子・ハーン-

東京、兵庫、福岡で講演
https://www.warbride-stage.com/
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「しおっち、これ、聴いてみ。めちゃくちゃかっこいいで!」

15歳のとき、一緒にバンドを組んでいた安田くんが貸してくれた1枚のCD。
それが、Hi-STANDARD(通称「ハイスタ」)のアルバム『Angry Fist』でした。

一曲目の『Start Today』の最初の一音が鳴った瞬間、世界が加速した。
英語の歌詞が意味よりも先に感情に突き刺さってくる。
疾風のように駆け抜けるギター、地鳴りのように響くベース、ドラムは耳で追いかけようとしても絶対に追いつけないスピードで叩きつけてくる。
こんなにも速くて、こんなにも真っ直ぐな音楽。


当時は、何を歌っているのか分からなかったけど、気付けば拳を握っていた。
理屈じゃない。ただただ「かっこいい」と思った。
それが、ハイスタとの出会いだった。

 

 

 

あの瞬間から、僕の世界は確実に広がった。
英語で広がった世界。
音楽で広がった世界。
ハイスタという存在が、今の僕を創ってくれたと言っても過言ではない。

そんなハイスタのベース&ボーカル、難波さんが浅草に『新潟ラーメン なみ福 浅草店』を出店。

 


ありがたいことに、僕も少しだけその立ち上げに協力させてもらう機会をいただきました。
そんなこんなで、難波さんと一緒にパシャリ!

 


(合成写真みたいになってしまった…)

15歳の自分に伝えたい。
「28年後、難波さんと肩組んで写真撮れるようになるから、頑張れよ!」

 



そして、あの頃の僕にハイスタを教えてくれた安田くん、ありがとう!!

というわけで、お近くにお立ち寄りの際には是非ラーメンを食べに行ってみてください!
お店の2階には、僕の名前が書かれた提灯が灯っています( *´艸`)

 

 

=お店の情報=

『新潟ラーメン なみ福 浅草店』

東京都台東区浅草1丁目6−4

https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13309442/

 

昨年に続き、今年もありがたいことに

『JAPAN NIGHT』にご招待いただき、カンヌを訪れました。
このイベントこそが、今回の旅の最終目的地。
 
『JAPAN NIGHT』の会場に足を踏み入れた瞬間、

ここがフランスであることを忘れてしまうような、

洗練されつつも心躍る「日本」がそこに広がっていました。
 
その中心にいたのが、主催者のMEGUMIさん。
真紅の着物に身を包み、カンヌの夜に凛と咲く一輪の和の花のようでした。
 

 
昨年は、初めてこの場に足を踏み入れただただ感動するばかりでしたが、

今年は少しだけ文化の流れの一端に触れているような気がして、心が静かに熱くなりました。
 
日本人として世界に何を伝えていけるのか。
その問いが今年の僕には他人事ではなく、

自分への問いとして響いていました。
 
今回の旅を振り返ると、ローマでは鼻が崩壊し、

パレルモでは泡風呂に驚き、アルベロベッロでは歴史の妙に胸を打たれ、

そしてカンヌでは温かい「和」の空気に癒されました。
 
また来るよ、カンヌ。
その時は、世界に何かを届けられる自分になって。

 

その名前を知ったのは、数年前。
世界遺産検定の勉強をしていたときでした。
 
「壊すために建てられた家が、世界遺産になった町」
そんな奇妙な一文が心に残り、記憶の片隅に残っていました。
 
町の名前は、『アルベロベッロ』。
そして、実際にその町を訪れる日が来ました。
 
 
ローマから飛行機でバーリまで飛び、そこからバスに揺られてようやくたどり着いたその場所は、まるで絵本の1ページのような光景で、白くて小さな家々と円錐形の石の屋根が並んでいました。
『トゥルッリ』と呼ばれるそれらは、誰かの空想が実現したような町でした。
その魅力的なトゥルッリに宿泊することにしました。
 
しかし、その前にちょっとした問題がありました。
宿泊先に行くには石畳の坂道を登っていく必要があり、僕が引いているスーツケースは20キロあったのです。
 
ガタガタ、ゴンッ、ガタン! 
道行く人が何度もこちらを振り返ります。
僕は知らん顔をしながらも、内心は「完全に迷惑系観光客」でしたm(_ _)m

 


 
途中、ベンチの上で気持ち良さそうに眠る猫がいました。

 


「猫が…寝転がっている…」


誰にも聞こえないような小さな声でつぶやき、僕は坂道を登り続けました。
ただそれだけです( *´艸`)
 
 
10分ほど登ったでしょうか、心が折れかけたタイミングでようやく宿に到着しました。
トゥルッリの扉を開けるとエアコンが静かに稼働し、石造りの室内はひんやりしていて、汗だくの僕にはやさしかった。

 


 
トゥルッリがどうして生まれたかは、世界遺産検定で勉強したので知っていました。
当時の領主が建物に税をかけようとしたため、
住民たちはそれを避けるため、“すぐ壊せる家”を作ったのだという。
モルタルも使わず、ただ石を積み上げただけの仮設住宅。
建築というより、法律のすき間をついたアートのようだった。
 
でも不思議なことに、そうして「仮」に作られた家が、
今は「本物」として町に残り、人々を惹きつけてやまない存在になっている。
 
 
10歳のとき、僕は「世界を冒険する海賊になりたい」と思った。
そのためには英語が必要だと聞き、軽い気持ちで英語の勉強を始めた。
遊びのように始めたそれが、今では仕事になり、旅の翼になった。
世界中を巡りながら、あの頃の夢の続きを歩いている。
 
気楽に取り組んだ小さな夢が、気づけば僕を支える本物になっていた。
まるで、壊す前提で積まれた石の家が、時を超えて世界に讃えられる宝物になったかのように。
 
 
また来るよ、アルベロベッロ。
その時は、ポーチ1つで。

ローマの次に訪れたのは、シチリア島の港町パレルモです。
宿は、築400年の石造りの家。
 
扉を開けてまず驚いたのは、部屋の中にジャグジーがあったこと。
外観は中世、設備は現代。
ドーム型の天井には、控えめな灯りが静かに石肌を照らしていました。
 


一通り部屋の中を見たあと、早速外に出ました。
宿の近くで小さなレストランを発見しました。
 
ここでもワインを注文してみました。
そして、出会ったのがZibibbo(ズィビッボ)という白ワイン。
古代エジプトの王たちに愛され、フェニキア人に運ばれてこの島に根付いた旅する葡萄の名前です。

 


 
今でこそ「香り高い品種です」なんて知った風に語れるけれど、現代人が何気なく口にしているものの多くは、最初に目の前に現れた時、それが食べられるのかすら分からなかったはず。
 
「これ、食えるん?」
「昨日それ食べて吐いた奴おったで」
 
そんなやりとりが食の歴史の最前線だったのだと思うと、一粒の葡萄にも妙なリスペクトが芽生えてきます。
 
 
さて、この街にはもうひとつの顔がある。
それは、マフィアの歴史だ。
 
19世紀末、イタリア統一後の混乱と貧困の中、人々は法律よりも地元の有力者の力を頼りにし、それがやがて組織化されて暴力と恐怖をともなう存在となったのがマフィア。
映画『ゴッドファーザー』は、その姿を強烈に焼き付けた世界的名作だ。

 


 
だが、今のパレルモはまるで違った。
カフェで気さくに声をかけてくれた若者。
市場でオリーブを試食させてくれた陽気なおばちゃん。
ジェラートをひとすくい多く盛ってくれた少女。
彼らは「過去」を背負いながらも、それに縛られず「いま」を選んで生きているように見えた。
 
 
その土地の歴史とは、そこに住む人々の日常の心の在り方によって、静かに書き換えられていくものなのかもしれない。
それに気づけたことが、この旅のいちばんの学びだった。
 
だからこそ、何百年も前に建てられた石の家の中に迷いなくジャグジーを設置するという発想が生まれるのだろう。
伝統と現代を、対立させずに共存させるセンス。
その懐の深さに僕は少し嫉妬すら覚えた。
 
また来るよ、パレルモ。
その時は、ジャグジーがさらに近未来型に進化してたりして( *´艸`)

家のドアを閉めた瞬間、妙な感じがした。
旅に出るとき、そう感じる瞬間はたいてい誰にでもある。
パスポートよし、モバイルバッテリーよし、変換プラグよし。
全てあるはずのイタリア行きの朝だった。
 
 
飛行機と電車を乗り継ぎ、ローマ・テルミニ駅に到着。
駅舎を抜けて外に出ました。
見るからにロマンチックな街並みです。
 
次の瞬間、くしゃみが出ました。
さらにもう一発。
そして鼻水と目のかゆみが襲ってきました。
 
まさか…
朝のあの違和感が唐突によみがえる。
ガイドブックの片隅に確かに書かれていました。
 
「ローマの5月はオリーブの花粉が強い!」
「花粉症の方はご注意を!!」
 
僕は花粉症です!
 
後悔しても鼻水は止まらない。
頭もボーッとする。
 
こんな時でも腹は減りますが、鼻水が止まらないままで少し恥ずかしい気持ちがありましたので、あまり目立たない感じの飲食店を探しました。
 
 
たどり着いたのは街角の小さなトラットリア。
親しみがわく感じのお店でした
 
しかし、まだまだ鼻水の勢いは衰えそうもありません。
ここで僕は決断しました。
 
両方の鼻の穴にティッシュを詰めよう、と。
 


そんな僕の前に運ばれてきたのはキリッと冷えた白ワイン。
両穴鼻ティッシュのまま、グラスを掲げました。
 
「うーん、トレビア〜ン!」
イタリアに居ながら口に出たのはフランス語でした。
それだけ思考が鈍っていたのでしょう。
せめて英語だったらまだ良かったのに、と思うまで数日かかりました。
 
ただ、このロマンチックな街のワインは、こんな風体の僕にさえ癒しを与えてくれたのでした。
 
 
ランチのあと、薬局で花粉症の薬を手に入れました。
その場で一錠をエスプレッソで流し込んだ、と言いたいところですが、普通に水で飲みました。
 
薬が効きはじめた頃、2000年の歴史を背負ったコロッセオ(円形闘技場)の前に来ていました。
その場に立つこと自体が時空をまたぐような体験で、言葉を飲み込ませるだけの迫力がありました。


 
夕方、静かな路地裏のワインバーを見つけましたので、今度は赤ワインを注文してみました。
 
昼間はティッシュで塞がれていたのであまり感じ取れなかったのですが、ふわりと深みのある香りが鼻を抜けました。


その一杯には、コロッセオが誕生してから約400年にわたるローマ帝国の栄華が、まるで微かに香り立つように静かに溶け込んでいる気がした…なんて言いたいところですが、ただただ美味しかったのでした。

 


 
「これがローマか~」
 
 
また来るよ、ローマ。
その時は、ティッシュ箱を片手に。
いや、その前に花粉症の薬か。
 
 
 
次回の配信は、『シチリア島の港町パレルモ編』です。
イタリア関連のお話を何通か配信します。
 
あと、写真は合成みたいになっていますが合成ではありませんm(_ _)m

女優の吉岡里帆さんに招待していただき、吉岡さん主演の舞台『まつとおね』を観に行ってきました!

 


 
戦国時代がテーマの作品と聞いていたので、「謀略!裏切り!首を取った取られた!」みたいな物騒な展開を思い浮かべていた僕ではありましたが、この作品に出てくるのは、剣や血も飛び交わない、でも、ふたりの女性が織りなす心をえぐるような熱い戦いでした。
 
戦国の出世レースを駆け抜けた二人の男たちを支えた二人の妻、それが前田利家の妻「まつ」(吉岡里帆さん)と豊臣秀吉の妻「おね」(蓮佛美沙子さん)。


もともとは同じ織田家の家臣だった夫たちの関係性が変わっていく中で、彼女たちの友情も変化していく。


笑い合い、助け合っていたはずなのに、環境の変化が二人を容赦無くすれ違わせていく。その姿に、「戦国時代の女性って、こんなにドラマチックな人生を送ってたのか…!」と驚かされました。
 

 
吉岡さんとは日頃から仲良くさせてもらっているのですが、彼女はテレビで見たままの可愛らしさと真面目さを持っているだけではなく、それ以上に、芝居に熱い、人生に熱い、とにかく熱い人です。
 
「可愛い人だな~」なんて呑気に思っていると、次の瞬間には芝居や生き方についての哲学をものすごい熱量で語り始めるので油断できません笑
僕も何度、彼女の情熱に圧倒されたことか...。
 
そして、この舞台。
 
吉岡里帆さん演じる「まつ」は、強くて明るくて、でもどこか不器用。その生き様が、彼女自身とどこか重なって見えました。
特に、あるシーンで彼女が「◯◯」と呟いた瞬間。
「あ、これはもうただのセリフじゃないな」と。
そこには、戦国時代のまつの心情だけじゃなくて、現代を生きる僕たちの胸にも刺さる何かが込められてるのを感じました。
 
まつとおねの関係性が変化していくにつれて、セリフの間合い、仕草、視線の交わし方がどんどん繊細になっていく。
 
もう、目が離せない。
途中から「これは演劇ではなく、実際に400年前の部屋を覗いているのでは?」という錯覚に陥りました。
 
 
 
あまり詳しく書くとネタバレになってしまうので、内容についてはここまでにしますが、帰り道、あまりにも余韻がすごすぎて、「もし自分が戦国時代に生まれていたら、こんな熱い友情を育めただろうか…?」なんて柄にもなく考え込んでしまいました笑
 
改めて思ったことは、吉岡里帆さんは芝居に本気な人であり、それ以上に人生に本気な人だ、ということ。
 
一つひとつの作品に全力でぶつかり、その中で得たものを大切に抱えて、また次の役に挑む。そんな彼女の姿勢が、この舞台にはぎっしりと詰まっていました。
 
最後にひと言。
 
『まつとおね』、めちゃくちゃ良いです。
とにかく観てください。
 
戦国の世を生きた女性たちのリアルを感じたい人、そして 「熱い芝居を観て、ついでに自分の人生についてもちょっと考えたい人」 に、全力でおすすめします!

 

スイスの旅といえばマッターホルン!
 
ということで、その雄姿を拝むためにダボス会議を共にしたアキラと標高3100m、

雲の上のホテルに泊まることにしました。
 
「こんな贅沢、人生で何度味わえるだろう?」
まさに夢のような体験!!

でも、この旅はただの感動旅行では終わらなかったのです。
 
 
ツェルマット駅でゴルナーグラート鉄道に乗車しました。

そして始まる「うわー!すげー!!」連発大会。

車窓に広がるのは、まるで絵画のような真っ白なアルプスの世界。

標高が上がるにつれて、遠くに見え隠れするマッターホルンの鋭い頂。
 
「もうこれ、旅の目的達成したんじゃない?」

数日前までダボス会議で圧倒されていたのにその緊張感はどこへやら。

僕たちは無邪気に写真を撮りまくり、大はしゃぎしていました。
 
ついにゴルナーグラートに到着。

目の前に広がるのは、圧倒的威圧感のマッターホルン。

息をのむ美しさ。まるで神が掘り上げた彫刻のような威厳に満ちた姿。

 


 
「すげー!」という言葉さえ出ない。

でも、多分、「やばいよ、やばいよ」とは言っていた気がする。

それほどに、ただただ見惚れる光景でした。
 
その後、ホテルの部屋で余韻に浸る僕。

ところが・・・ん? なんか身体が重い?ってか、頭も痛いし。

え? 何か息苦しいんですけど!??
 
最初は気のせいかと思っていたら、

どんどんひどくなるめまい、吐き気、全身のだるさ…
 
 
はい、高山病です。
 
「やばいよ、やばいよ」と確実に独り言を言っていたはずです。
すかさずアキラにLINEを送りました。

「きっと、高山病かも。オレ、ここで死ぬかも。」
 
10秒後。コンコンコン!部屋の扉をノックする音がしました。

2つ隣の部屋から、アキラが猛ダッシュで駆けつけてくれたのです。
 
「もう電車がなくなってしまったから、明日の朝イチで山を降りよう!

ホテルのチェックアウトやっておくから!」
 
彼の冷静な判断と優しさに泣けた(ToT)

その夜は頭痛と吐き気をどうにか耐え朝を迎えました。

外はまだ真っ暗でしたが、

その闇の中でほんのりと浮かび上がるマッターホルンの影は

まるで夢の続きを見ているみたいでした。
 
しかし、その時の僕はそれを味わう余裕のあるダンディーな大人ではありませんでした。

始発の列車に飛び乗り、標高3100mからの大脱出開始!!
 
山好きのアキラには本当に申し訳なかったけど、

彼の迅速なアクションのおかげで最速で山を下りることができました。

麓のツェルマット駅に到着して安堵の息をついたところで、

ようやく無事に生還できたことを感じることができました。
 
 
「いやー、マジで死ぬかと思った。もう大丈夫だと思う、ありがとう!」

そんな会話をしながらジュネーブへ向かう列車に乗り換えました。
 
「あれ? 財布がない」今度は財布を落とすというトラブルが発生しました…

しかし、ここで慌ててはいけません。
 
「『トラベル』の語源は『トラブル』だ。

つまり、旅に出る者は困難を味わう覚悟がなければならない!」
 
このような名言があるかどうかは分かりませんが、

こういう時は、この名言を森本レオ風のナレーションで

脳内に流して必死に冷静さを保ち、

ダンディーな大人の雰囲気を醸し出すなどして気を紛らわせましょう。

財布はもう、見つからないのですから…
 
でも、こうやって珍道中を語れるのも、命あってこそ。

高山病、財布紛失、そしてここには書いていないハプニングも山ほどあった。

 

でも、この旅で僕は「友情のありがたさ」を改めて実感した。

マッターホルンの美しさに負けないくらい友情もまた尊いものだ。

しみじみそう思いながら、僕はすでに次の旅の計画を練り始めている。
 
さて、次はどんな冒険が待っているのだろう。

 

「ダボス会議とは、50回分の海外出張を一つにまとめたようなものだ」


誰かが言っていたこの言葉を身に沁みて実感しながら帰国し、

ようやく少し落ち着いたので自分への備忘録としてこの文章を書いています。

ワクワクしたり、ソワソワしたり。
驚いたり、楽しかったり。
手に汗を握ったり、反省したり。
死を感じたり、生を感じたり。

今回の旅はあらゆる感情が揺れ動く10日間でした。



もう10年以上前のこと。
当時の僕は、美顔器の営業マンとして世界中を飛び回っていました。
ヨーロッパ、中東、アジアなど様々な国で
「自社製品がいかに優れているか」
と熱弁をふるう日々。
その場で交わされるのは
「いかに安く買えるのか」
「契約条件はどうなるのか」
といったビジネスライクなやり取りばかりでした。

「あなたの仕事は地球の平和とどう関係しているのか?」
「会社経営に対する信念が、どのように人を幸せに導くのか?」
といった壮大な話題が出ることはほとんどありませんでした。

営業の世界は価格と条件がすべて。
それが僕にとっての“戦場で生き残るための術”でした。

でも、ダボス会議に参加して感じたものは、

以前の僕が体験してきたものとは全く違うものでした。



年に一度開催のダボス会議(世界経済フォーラム)、

そこに居合わすのは国や企業のトップリーダーたち。
話すテーマも気候変動や世界金融、お馴染み人工知能やヘルスケアまで、

そしてやはりウクライナや第二次トランプ政権、日常的には馴染みのない異次元の話…

これら様々な議題を絡めながら「これからの世界をどのように良くするか?」

という大前提のもと、白熱した議論が繰り広げられていました。

必死で食らいついて行こうとする僕。
情報量が多すぎて頭はマックスフル回転!
たぶん、鼻血が5-6滴は出ていたかも知れませんし出ていなかったかもし知れません(笑)

ここではもう、
「英語を話せるかどうか」
なんて次元の話ではなく、
「自分が日頃、どれほど世界に目を向けているのか」
「どんな姿勢で生きているか」
人生観そのものを問われる、そんな場でした。



「こんな場で、自分なんかが話しかけてもいいのかな…?」
と最初はビビっていました。

でも、緊張も度が過ぎると最終的には
「もう、どうでもええわ!」
と開き直るのが人間の不思議なところ。
気づけば、たくさんの方々と連絡先を交換していました。

「どんなお仕事をされているんですか?」
「なぜそのお仕事を選んだのですか?」
「あなたの業界は今後10年でどう変わると思いますか?」
「その10年先を見据えて、今、会社や国ではどんな取り組みをしていますか?」

そんな質問を初めて会った国の代表や大企業のトップに気軽に投げかける僕。
少し笑いながらも真剣に、僕の質問に対し誠実に深いストーリーを語ってくれる方達。

会話のキャッチボールがどんどんどんどん広がっていく感覚。

「・・・いや、ちょっと待てよ。なんだか自分じゃないみたいだぞ?」
と不思議な感覚を味わいました。

・・・うーん、何を書いているのか分からなくなってきました(笑)。
やっぱり、まだうまく言語化するには早いようです(汗)。
ダボス会議、恐るべし!

というわけで、来年もまたダボス会議に行きたいと思いました!
(幼稚な締め方!!)

女優の奈緒さんが遊びに来てくれることになり、

せっかくなんで「ちょっと驚かせてみよう!」そう思い立ちました。
 
奈緒さん主演のドラマ『東京サラダボウル』では、

奈緒さん演じる鴻田さんの髪色が鮮やかな緑だったのを思い出し…
 
「じゃあ、僕も緑に!」
 
ってことで緑男になって半笑いでお待ちしていました。
 
そして、お越しいただいた当日。
奈緒さんの髪色は黒でした。

 


 
いや、黒ではありません。
今から思えば、確かに少し茶色のような感じだった

と言うべきだということは分かっています。
 
でも、その時の僕の感覚では、それはもう黒だったんです。
 
なんせ、僕の髪色は鮮やかな緑なんですから…
 
すでにドラマの撮影はクランクアップしたんですね…
 
「塩原スベッとるな」
とは言わないでください!
思うだけにしてみてください。
 
どうか、やさしさで溢れる世界でありますように…
 
 
 
まあ、このように一時のウケのために

髪色を変えてしまうぐらいハマっている『東京サラダボウル』。
 
原作漫画を映像化し、

多文化が共存する“サラダボウル”になっていく日本を描き出した作品です。
本当に楽しめるドラマだと思いますので途中からの方も是非!
 
僕は全く出演していません!笑

 

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『東京サラダボウル』

NHK

毎週火曜 22:00〜22:45

絶賛放送中です。

https://www.nhk.jp/p/ts/89M6WMXL8K/

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